お酒で彼氏や夫が被害に… 急増する「アルハラ女性」の実態とは?

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。4月11日(水)のオンエアでは、夫婦問題研究家・岡野あつこさんをお迎えし、飲酒にまつわる嫌がらせや迷惑行為「アルハラ」の最新事情にフォーカスしました。


■「アルハラ」とは

アルコールハラスメント、通称「アルハラ」。会社の歓送迎会やお花見など、お酒の席で上司が部下に「おれの酒が飲めないのか!」と、飲酒を強要するなどの行為を想像しがちです。しかし、最近では夫婦やカップルの間で、特に女性から男性への「アルハラ」が増えているとのこと。

岡野さんはオンエアで、改めて「アルハラ」について説明。「お酒を飲んで絡んで、嫌がらせや迷惑行為をすることなんです。これは、お酒を飲まない人にとって、人権侵害のようなもの」と述べました。


■夫の人格否定をしてしまうケース

女性から男性への「アルハラ」には、どのようなケースがあるのでしょうか。

岡野:たとえば、うちのケースであったんですけれども、自分の男性遍歴、「こんな男の人にモテた」とか「こんな男の人にプロポーズされた」みたいなことを言って、離婚になっちゃったケースもあります。夫の仕事について口出しをして、最後は「だから出世しない」「給料が上がらない」という、相手の人格否定にまで持っていく人がいました。

なぜ、女性から男性への「アルハラ」が増えているのでしょうか。

岡野:いま女性の社会進出が増えていて、女性も責任ある立場ということでストレスも溜まったり、接待という場面もありますから、そういうところでついつい女性がお酒を飲んで、その勢いでということもあります。また、生活が豊かになり、夫婦で外食に出かけてお酒を飲んで、言いたいことを言ってしまうという機会が多くなってきてますね。


■「アルハラ癖」のある人の特徴

サッシャ:「アルハラ癖」のある人を、どうやって見極めたらいいですか?
岡野:そうですね。今回は女性の「アルハラ」が問題視されているんですけど、ため込む人、我慢強い人は、お酒を飲んだら「アルハラ」になりがちですね。

ほかにも、おせっかいやお人好しも、アルコールによって「アルハラ」が増長してしまうことがあると、岡野さんは指摘します。


■「アルハラ」を受けたときの対処法

そんな「アルハラ」に対する対処法について、岡野さんは以下のように解説します。

岡野:相手がよかれと思って言っていることや不満に思っていることを、否定しないで一旦受け入れる。「そうだね、そうだね」と。それでも執拗にくるときは、早めに退散。「もう帰ろう」って。
サッシャ:どうせ酔ってるからね。
岡野:それでもダメなときってあるんですよ。そういうときには、とにかくふたりだけの世界をやめて、第三者に助けを求める。お店の人にちがう話題で「ところでこのご飯、おいしいですね」とか、そういうことで話題に第三者を入れて、その話題から引き離す。お店の人が忙しくて手伝ってもらえないようなときは、電話をかけて共通の友人に話題をすり替えてもらう。
サッシャ:そういう人とは、個室居酒屋には行くなってことですね。
岡野:ふたりの世界になるのが一番危ない。その話題に集中してしまいますから。

他にも、アルコールを過度に飲まさないことも、「アルハラ」を防ぐためのポイントだとアドバイスしました。

今週18日(水)の『STEP ONE』は、暗渠(あんきょ)ハンター・高山英男さんが登場し、「知られざる地下世界! 東京アンダーグラウンド」 について伺います。どうぞお聴き逃しなく!

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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