J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』。4月9日の週は、クリス智子に替わり女優・南沢奈央がナビゲーターを担当しました。4月11日(水)のオンエアでは、銭湯番頭兼イラストレーターの塩谷歩波さんが登場。建築事務所から銭湯番頭へ転職や、イラストレーターと両立するコツ、オススメの銭湯などを伺いました。
■友だち10人が転職に賛成
もともと設計事務所で働いていた塩谷さんは、学生時代はあまり成績がよくなかったため、「誰よりも有名な建築家になろう」と頑張りすぎて、体調を壊してしまいます。先生に「体を温めたほうがいい」と薦められ、銭湯に通ううちに体調がよくなり、心も救われ、「銭湯に恩返しをしたい」と、絵を描きはじめました。それらをネットに公開したところ、現在働いている「小杉湯」の若旦那から声がかかり、銭湯へ転職することになりました。
最初はなかなか決断できず、友だち10人に相談したところ、全員が「銭湯は塩谷に向いている」と、賛成してくれたと言います。
塩谷さんが「両方好きなことなので大丈夫です」と語る番頭とイラストレーターの両立。その中で生まれた『銭湯図解シリーズ』について伺いました。
塩谷:取材のお願いをして、実際に自分で寸法を図って写真を撮って、インタビューをして、そのあと家に帰って下書きして、ペンで水彩紙にトレースして、水彩して仕上げる。全部で24時間以上はかかっていると思います。全部のイラストで65分の1とか70分の1とか縮尺を決めていて、なるべく実際の大きさに合わせて描くようにしています。桶とかも極力本当のものに近い縮尺で描こうとしています。営業前に取材に行きますが、自分で入っているときに、人はこういう風だったと思い出して、人や建物などはリアルさが好きなところで、こだわりたいなと思ってます。
これまで全国200を超える銭湯をまわったという塩谷さん。その中からオススメの銭湯を教えてもらいました。
■練馬区桜台の天然温泉 久松湯(練馬区)
塩谷:こちらは本当にきれいで、見た目が美術館なんですよ。ロゴとかもカッコよくて、女性でも入りやすいし、入ってみると中も美術館みたい。建築的にもカッコイイしオシャレ。壁にプロジェクションマッピングが夕方くらいから始まるので、そういう楽しさもありますね。露天風呂の温泉もあるので、それを楽しみに行くのもありです。
■ひだまりの泉萩の湯(台東区)
塩谷:昨年5月にリニューアルオープンしたばかりなんですけど、10階以上のマンションの1階から4階が全て銭湯なんです。なので、都内で1番大きい銭湯だと思います。1階がエントランス、2階が食堂、3階が男湯、4階が女湯です。食堂は、元・中華料理店のコックさんが作っているので、餃子がおいしいです。
■銭湯の魅力
オンエアでは、塩谷さんに銭湯の魅力について改めてお訊きしました。
塩谷:建物やお風呂もいいですが、最近いいなと思うのは、同じ時間に入っていて、よく会う常連さんの、顔は知ってるけど名前も職業も知らない、そんな匿名性のあるリアルコミュニティが、SNSネイティブな私にとっては、そのコミュニケーションに近いなと。職業を知らない人とでも対等にやれるのが、銭湯の魅力のひとつかなと思います。
現在は「銭湯の価値を再興しよう」と、オンラインサロン開設の準備をしており、「10年後に銭湯に行くのがカッコイイような文化にしたい」と抱負を明かす塩谷さん。職場の小杉湯でも、アートギャラリーを展開したり、ランナーの荷物の預かりやWi-Fiフリーなど、銭湯の可能性を広げています。人気の『銭湯図解シリーズ』も含め、今後の活動にも注目です!
今週(16日~19日)の『GOOD NEIGHBORS』は、クリス智子が復帰し、豪華ゲストをお迎えします。明日17日(火)はラブリさん、18日(水)はあいみょんさん、川田正和さん、19日(木)はジョン・カビラさんが登場します。お楽しみに!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
■友だち10人が転職に賛成
もともと設計事務所で働いていた塩谷さんは、学生時代はあまり成績がよくなかったため、「誰よりも有名な建築家になろう」と頑張りすぎて、体調を壊してしまいます。先生に「体を温めたほうがいい」と薦められ、銭湯に通ううちに体調がよくなり、心も救われ、「銭湯に恩返しをしたい」と、絵を描きはじめました。それらをネットに公開したところ、現在働いている「小杉湯」の若旦那から声がかかり、銭湯へ転職することになりました。
最初はなかなか決断できず、友だち10人に相談したところ、全員が「銭湯は塩谷に向いている」と、賛成してくれたと言います。
塩谷さんが「両方好きなことなので大丈夫です」と語る番頭とイラストレーターの両立。その中で生まれた『銭湯図解シリーズ』について伺いました。
塩谷:取材のお願いをして、実際に自分で寸法を図って写真を撮って、インタビューをして、そのあと家に帰って下書きして、ペンで水彩紙にトレースして、水彩して仕上げる。全部で24時間以上はかかっていると思います。全部のイラストで65分の1とか70分の1とか縮尺を決めていて、なるべく実際の大きさに合わせて描くようにしています。桶とかも極力本当のものに近い縮尺で描こうとしています。営業前に取材に行きますが、自分で入っているときに、人はこういう風だったと思い出して、人や建物などはリアルさが好きなところで、こだわりたいなと思ってます。
これまで全国200を超える銭湯をまわったという塩谷さん。その中からオススメの銭湯を教えてもらいました。
■練馬区桜台の天然温泉 久松湯(練馬区)
塩谷:こちらは本当にきれいで、見た目が美術館なんですよ。ロゴとかもカッコよくて、女性でも入りやすいし、入ってみると中も美術館みたい。建築的にもカッコイイしオシャレ。壁にプロジェクションマッピングが夕方くらいから始まるので、そういう楽しさもありますね。露天風呂の温泉もあるので、それを楽しみに行くのもありです。
■ひだまりの泉萩の湯(台東区)
塩谷:昨年5月にリニューアルオープンしたばかりなんですけど、10階以上のマンションの1階から4階が全て銭湯なんです。なので、都内で1番大きい銭湯だと思います。1階がエントランス、2階が食堂、3階が男湯、4階が女湯です。食堂は、元・中華料理店のコックさんが作っているので、餃子がおいしいです。
■銭湯の魅力
オンエアでは、塩谷さんに銭湯の魅力について改めてお訊きしました。
塩谷:建物やお風呂もいいですが、最近いいなと思うのは、同じ時間に入っていて、よく会う常連さんの、顔は知ってるけど名前も職業も知らない、そんな匿名性のあるリアルコミュニティが、SNSネイティブな私にとっては、そのコミュニケーションに近いなと。職業を知らない人とでも対等にやれるのが、銭湯の魅力のひとつかなと思います。
現在は「銭湯の価値を再興しよう」と、オンラインサロン開設の準備をしており、「10年後に銭湯に行くのがカッコイイような文化にしたい」と抱負を明かす塩谷さん。職場の小杉湯でも、アートギャラリーを展開したり、ランナーの荷物の預かりやWi-Fiフリーなど、銭湯の可能性を広げています。人気の『銭湯図解シリーズ』も含め、今後の活動にも注目です!
今週(16日~19日)の『GOOD NEIGHBORS』は、クリス智子が復帰し、豪華ゲストをお迎えします。明日17日(火)はラブリさん、18日(水)はあいみょんさん、川田正和さん、19日(木)はジョン・カビラさんが登場します。お楽しみに!
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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/