J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「MUSIC +1」。4月19日(月)は「MY TOKYO STORY ~ミュージシャンたちの上京物語~」と題して、ミュージシャンと思い出の地に出向き、当時の思い出を紐解きます。19日(月)は、藤井フミヤさんが登場しました。
■「実は…」珍しい特技を披露!
藤井さんは、1962年7月11日、福岡県生まれ。’83年にチェッカーズとしてデビューし、’93年以降はソロ・アーティストとして活動しています。今年の9月でデビュー35周年。まずは、上京当時から訪れていたという大鳥神社(目黒区)へ。今でも訪れるそうです。早速、3人でお参りをしたところ「実は、祝詞をあげられるんです」と藤井さん。実際に綺麗な声で祝詞をあげていただきました!
藤井:大鳥神社にはご縁があって、結婚したときに住んだ場所の氏神様が大鳥神社だったんです。さらに、ソロになって初めて事務所を構えたときも、氏神様が大鳥神社だったので、これは何かのご縁だから、一生のお付き合いだと思って、三社参りでは来ています。
■「これを歌わなかったら、俺たちは帰るしかなくなる」
藤井さんをはじめ、チェッカーズのメンバーは上京後、大鳥神社のすぐ近くにあったヤマハの寮で、一緒に住んでいました。当時は近くに安いカレー屋があり、週の半分はそこ通っていたとか。スーパーで買った麺とモヤシで焼きそばを作ったりもしたそうです。
今回、藤井さんはおよそ34年ぶりに寮があった建物を訪れました。現在もヤマハの建物ですが、寮としては使われていません。
藤井:寮といっても、ワンルームのビジネスホテルみたいな部屋でしたね。
サッシャ:どんな思い出がありますか?
藤井:ひとり部屋がひとつだけあって、ふたり部屋がふたつありました。ひとり部屋はヤマハの会長が来られた時に泊まる部屋だったから、いい部屋だったんです。それで、じゃんけんで部屋を決めることにしたんだけど、意外にもひとり部屋の希望者が2~3人くらいしかいなくて、俺らは兄弟だったから「ふたり部屋でいいよ」って言って。結局、高杢がひとり部屋になったの。テレビがある部屋はその部屋だけだったから、その部屋で『ザ・ベストテン』や『ザ・トップテン』を観てたの。まだ、チェッカーズが出る前だよね。
上京して最初の半年は、毎日リハーサルをしていて、ヤマハのイベントなどに出ていたそうです。そんな中、デビュー曲となる『ギザギザハートの子守唄』のデモテープを、はじめて聞いた時の話になりました。
藤井:ここで『ギザギザハートの子守唄』を聞いたときに、小林旭さんが歌っているような雰囲気の歌だったから「これって、何の歌ですか?」って聞いたら「これは、お前らのデビュー曲だよ」って言われて。俺たちはロックンロールをやってたから「え!? これですか!?」って思ったけど、「これを歌わなかったら、俺たちは帰るしかなくなるから、とりあえず歌うしかないんじゃないの?」って思って、それで歌うことにしたんです(笑)。
さらに、人気が出始めた頃の話になりました。
藤井:タレントさんの名前が書かれたボックスが置いてあって、ファンレターはそこに入れられてたんです。俺たちのところを開けても何も入ってないんだけど。雑誌『セブンティーン』に白黒の2ページで、僕のアップの写真とメンバーの写真が載ったところ、チラホラとファンレターがくるようになって。誌面にもいろいろと出るようになって、セブンティーン・ツアーっていう招待イベントをやる頃にはボックスに入りきらないようになったんです。そこから全国をまわるようになって、『涙のリクエスト』で『ザ・ベストテン』『レッツゴーヤング』『夜のヒットスタジオ』などに立て続けに出て、ドカンと有名になったんです。「俺たち、スーパー・アイドルになったな」って思いましたね(笑)。
サッシャ:当時の自分の声をかけるとしたら?
藤井:「お前、大変なことになるから、きちんと気を引き締めていけよ」っていうことですね。浮かれっぱなしだったから(笑)。
■“東京一年生”のみなさんへの手紙
藤井さんには、春から東京で新生活を始めた人へ、手紙をしたためていただきました。
「久しぶりにここを訪れ、34年ぶりに建物に入ったんですが、実際に来てみると時の流れの速さを感じました。新・東京人の皆さん、東京は日本一の都会です。まぁ、いろいろなことがあると思いますが、とりあえず自分の人生を振り返ってみると、要所要所にラッキーがありました。ラッキーとは、人との出会いです。どうすればそのラッキーを持ち込めるようになるのか、それはたぶん、好奇心だと思うし、行動力だと思うし、日頃の行いであるし。そういったものが積み重なり、小さなラッキーコインが集まると、大きなラッキーコインに変えることができ、さらにいい出会いがある気がします。とにかく、いい人に出会うように、いつも好奇心を持って、人にやさしく、自分に厳しく、社会人として頑張っていってください。 藤井フミヤ」
温かいメッセージを贈る、藤井さんでした。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
■「実は…」珍しい特技を披露!
藤井さんは、1962年7月11日、福岡県生まれ。’83年にチェッカーズとしてデビューし、’93年以降はソロ・アーティストとして活動しています。今年の9月でデビュー35周年。まずは、上京当時から訪れていたという大鳥神社(目黒区)へ。今でも訪れるそうです。早速、3人でお参りをしたところ「実は、祝詞をあげられるんです」と藤井さん。実際に綺麗な声で祝詞をあげていただきました!
藤井:大鳥神社にはご縁があって、結婚したときに住んだ場所の氏神様が大鳥神社だったんです。さらに、ソロになって初めて事務所を構えたときも、氏神様が大鳥神社だったので、これは何かのご縁だから、一生のお付き合いだと思って、三社参りでは来ています。
■「これを歌わなかったら、俺たちは帰るしかなくなる」
藤井さんをはじめ、チェッカーズのメンバーは上京後、大鳥神社のすぐ近くにあったヤマハの寮で、一緒に住んでいました。当時は近くに安いカレー屋があり、週の半分はそこ通っていたとか。スーパーで買った麺とモヤシで焼きそばを作ったりもしたそうです。
今回、藤井さんはおよそ34年ぶりに寮があった建物を訪れました。現在もヤマハの建物ですが、寮としては使われていません。
藤井:寮といっても、ワンルームのビジネスホテルみたいな部屋でしたね。
サッシャ:どんな思い出がありますか?
藤井:ひとり部屋がひとつだけあって、ふたり部屋がふたつありました。ひとり部屋はヤマハの会長が来られた時に泊まる部屋だったから、いい部屋だったんです。それで、じゃんけんで部屋を決めることにしたんだけど、意外にもひとり部屋の希望者が2~3人くらいしかいなくて、俺らは兄弟だったから「ふたり部屋でいいよ」って言って。結局、高杢がひとり部屋になったの。テレビがある部屋はその部屋だけだったから、その部屋で『ザ・ベストテン』や『ザ・トップテン』を観てたの。まだ、チェッカーズが出る前だよね。
上京して最初の半年は、毎日リハーサルをしていて、ヤマハのイベントなどに出ていたそうです。そんな中、デビュー曲となる『ギザギザハートの子守唄』のデモテープを、はじめて聞いた時の話になりました。
藤井:ここで『ギザギザハートの子守唄』を聞いたときに、小林旭さんが歌っているような雰囲気の歌だったから「これって、何の歌ですか?」って聞いたら「これは、お前らのデビュー曲だよ」って言われて。俺たちはロックンロールをやってたから「え!? これですか!?」って思ったけど、「これを歌わなかったら、俺たちは帰るしかなくなるから、とりあえず歌うしかないんじゃないの?」って思って、それで歌うことにしたんです(笑)。
さらに、人気が出始めた頃の話になりました。
藤井:タレントさんの名前が書かれたボックスが置いてあって、ファンレターはそこに入れられてたんです。俺たちのところを開けても何も入ってないんだけど。雑誌『セブンティーン』に白黒の2ページで、僕のアップの写真とメンバーの写真が載ったところ、チラホラとファンレターがくるようになって。誌面にもいろいろと出るようになって、セブンティーン・ツアーっていう招待イベントをやる頃にはボックスに入りきらないようになったんです。そこから全国をまわるようになって、『涙のリクエスト』で『ザ・ベストテン』『レッツゴーヤング』『夜のヒットスタジオ』などに立て続けに出て、ドカンと有名になったんです。「俺たち、スーパー・アイドルになったな」って思いましたね(笑)。
サッシャ:当時の自分の声をかけるとしたら?
藤井:「お前、大変なことになるから、きちんと気を引き締めていけよ」っていうことですね。浮かれっぱなしだったから(笑)。
■“東京一年生”のみなさんへの手紙
藤井さんには、春から東京で新生活を始めた人へ、手紙をしたためていただきました。
「久しぶりにここを訪れ、34年ぶりに建物に入ったんですが、実際に来てみると時の流れの速さを感じました。新・東京人の皆さん、東京は日本一の都会です。まぁ、いろいろなことがあると思いますが、とりあえず自分の人生を振り返ってみると、要所要所にラッキーがありました。ラッキーとは、人との出会いです。どうすればそのラッキーを持ち込めるようになるのか、それはたぶん、好奇心だと思うし、行動力だと思うし、日頃の行いであるし。そういったものが積み重なり、小さなラッキーコインが集まると、大きなラッキーコインに変えることができ、さらにいい出会いがある気がします。とにかく、いい人に出会うように、いつも好奇心を持って、人にやさしく、自分に厳しく、社会人として頑張っていってください。 藤井フミヤ」
温かいメッセージを贈る、藤井さんでした。
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番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
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