女流棋士・竹俣紅が考える「将棋とAI」

J-WAVEで放送中の番組「TOPPAN FUTURISM」(ナビゲーター:小川和也・相楽樹)。1月14日(日)のオンエアでは、女流棋士の竹俣紅さんをゲストにお迎えしました。

竹俣さんは、小学校に入学する少し前に近所の本屋で将棋の本を見つけたことをきっかけに、将棋を始めたそうです。当時、漢字にハマっていたそうで、「漢字が書いてあるゲームって面白そうだな」と思ったそう。

「大人が新聞を読むのを見て、『なんで私は読めないんだろう。これ読みたい!』って言ったら『これはそもそも漢字が分からないと読めないよ』と言われたので、『じゃあ漢字を勉強しよう』となった時期に将棋の本と出会ったので、いいタイミングでした」(竹俣さん、以下同)

竹俣さんの両親は、「何が将来に繋がるか分からないから」となんでもチャレンジさせてくれたそうです。

続いて人工知能などコンピューター将棋の話題に。

竹俣さんは、将棋を研究するときにコンピューター将棋を使っている他、実際にコンピューターと対戦することもあるとのこと。そしてその実力は人間を凌駕していると感じているそうです。

「AIが強くなると、人間の棋士ならではのキャラクターが大事になってくると思います。人間ができることを全面に出すことが必要だと思いますね」

最後に竹俣さんに、これからも日本の伝統である「将棋」を楽しむために私たちがするべき大切なことをお聞きすると、「将棋を教えられるお父さんやお母さんになろうとすること」と語ってくれました。

「強くなくても、将棋のルールを教えられるだけでよくて、お父さんやお母さんが将棋を教えることができると、親から子どもへ、子どもから孫へと文化を継承できますし、将棋は性別や年齢、言語など関係なく対話できるコミュニケーションツールなので、家庭で楽しんでもらえたらいいなと思ってます」

2017年から続く将棋ブーム、これを機に身近で楽しんでみるのも楽しいかもしれませんね。

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【番組情報】
番組名:「TOPPAN FUTURISM」
放送日時:毎週日曜 21時-21時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/futurism/

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