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野村訓市、ウェス・アンダーソンとの仕事を語る

野村訓市、ウェス・アンダーソンとの仕事を語る

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING」(ナビゲーター:野村訓市)。12月17日(日)のオンエアでは、野村がウェス・アンダーソン監督と過ごした数日間について語りました。

ウェス・アンダーソン監督の新作映画の仕事のため、1年ぶりにロンドンに行ってきたという野村。前回行った時は、空港に到着するとそのままアンダーソンさんのロンドン郊外の家に連れて行かれ、ほぼ監禁状態で仕事、帰国日に空港に送り返される…という、野村の経験で初の“ロンドン市内に一度も行かない英国滞在”だったそうですが、今回はロンドンのホテルに全員で泊り、ロンドン市内のスタジオでの仕事だったので、少しはロンドンを見ることができたそうです。

アンダーソンさんと、フランシス・フォード・コッポラさんの妹で女優タリア・シャイアの息子ジェイソン・シュワルツマンさん、さらにコッポラさんの息子ローマン・コッポラさん、そして野村の4人で同じホテルに泊り、毎日同じものを食べてスタジオに通ったそう。

泊まったホテルは古く、表記もなくて一見ホテルだとはわからないような建物だったそうですが、中は大きな中庭に古いエレベーターがあり、どの部屋も、手を加えていないクラシックな内装だったとか。アンダーソンさんは野村がタバコを吸うのを知っていたので、裏通りに出られる隠し扉のある部屋をとってくれて、夜中や明け方、ひんやりした空気の中でいつもより美味しく感じるタバコを楽しんだと言います。

ロンドンは、野村が住んでいた90年代とは随分変わったそう。かつて毎日行ったレコード屋も安いカフェも無くなっていて、住んでいたアパートも訪れたそうですが、1階にあった古いケバブ屋さんはつぶれ、「なんか自分の記憶があやふやになったような、やっぱり年をとったんだなあ」と複雑な気分になったそうです。

さて、野村が今、アンダーソンさんと作っている映画は「犬ヶ島」というストップモーション作品。これは日本のゴミの島が舞台で、たくさんの犬とたくさんの日本人がキャラクターとして登場します。野村はキャスティングも担っているそうですが、「一行だけセリフを読んだのが誰の声なのか、当てるのも面白いと思います」と言っていました。

撮影は終盤で、これまで撮りためたものを4人全員でチェックして直したり、メイキング本の取材を受けるのが今回の主な仕事だったそうですが、「朝から晩まで窓の無いスタジオに缶詰め。昼メシくらいは外に出れるかなと思えば全て出前。ウェス・アンダーソンという監督は天才監督として知られていますけど、確かに天才だと思うのですが、一番の才能はやはり集中力が異常に持続することと、本当に映画を作るのが好きで、その情熱が1ミリたりともブレないことだと改めて確認しました」と野村は振り返っていました。

また「普段は国も街もバラバラに住んでいる友だちが、仕事という名の下に集まって合宿のように過ごせるのはラッキーだなと思うんですが、日本の友達ともぜひこういうことをしたいんですけどね。仕事して、夜は打ち上げる。大人になるとそれが一番難しいんですけど…」と語っていました。

映画「犬ヶ島」は海外では2018年3月に公開され、日本では、その後公開予定。「年が明けたらもう少し詳細も話すことができると思うので、楽しみに待っていてください」とのことなので、楽しみに待ちましょう!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING」
放送日時:毎週日曜 20時-20時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/travelling/

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