音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
黒板描きのプロフェッショナル、誕生のきっかけは?

黒板描きのプロフェッショナル、誕生のきっかけは?

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)。11月15日(水)のオンエアでは、黒板描きのプロフェッショナル、“CHALKBOY”のヘンリーさんをゲストにお迎えしました。

ヘンリーさんは、カフェのアルバイト経験がきっかけで、チョークアートの道に進んだそうです。

「カフェで黒板を描き変える仕事があり、最初はその時間をなんとかサボろうと、だらだら描いていました。そうしたら先輩から早く描くよう怒られたので、どうにか怒られないようにサボる方法はないかと考えたんです」とヘンリーさん。

そして考えた結果、「文句を言われないくらいの絵や文字を描けばいいだろう」という結論に達したそうで、カフェにあるビールやワインのラベルを参考にしながら模写しつつ、ラベルの絵の文字を変えながら書くという手法を編み出したそうです。

ヘンリー:その絵を見て先輩は「すごいしっかりとした絵を描きはじめたな」って、僕の黒板描きを止められなくなって。描いている姿をお客さんもずっと見てるし、僕も夢中になって時間をかけるようになり、どんどん超大作になっていきました(笑)。黒板を描いて楽しいうえに、ちょっとサボってる気分にもなれるという…。
クリス:描くことが好きなんでしょうね。そこまでいくと「なぜカフェでアルバイトをしたのか?」って気にもなりますけどね(笑)。

そんなヘンリーさんは、ラベルを見て黒板に絵や文字を描いていた経験はすごく勉強になったと言います。

ヘンリー:ワインのラベルは文字情報ばかりなんですけど、文字の大きさやフォントを変えることで、かっこよくなったり、読みやすくなったり、いろいろと工夫されているんです。ビールのラベルはもう少しポップな感じですけど、そういうラベルを見てすごく勉強になりました。僕のバックボーンは酒のラベルですね。

ヘンリーさんが黒板に絵や文字を描き始めた頃、世間では「DIYカルチャー」や「ブルックリン風」が流行り、大きな黒板のあるカフェが当然のようにできあがっていったそうです。

ヘンリー:カフェが完成したのはいいけど「イメージしている絵や文字を黒板に描ける人がいない…」というお店が多く、依頼をもらいました。
クリス:そうなんですね!
ヘンリー:そうやっていくうちに、企業から広告やCM、キャンペーンなどの仕事や、イベント出演、個人の依頼がくるようになりました。他にも手描きアーティストのイベントの企画もしています。

最後にヘンリーさんは「文字って個性がたっぷり詰まっていますよね。その個性を表現に取り入れていけるアーティストが増えれば、文字情報だけじゃなくて、その奥にある温かみや楽しさなど感情的なものが、より多くの人に伝わりやすくなると思います」と、手描きの魅力について語りました。

学芸大学駅近くの書店「BOOK AND SONS」では、11月26日(日)までヘンリーさんの個展を開催中です。ぜひチョークアートの世界観を体感してみてください!詳しくは同店のホームページをご覧くださいね。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン