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世界が注目するデザイナー吉岡徳仁の発想法とは

世界が注目するデザイナー吉岡徳仁の発想法とは

タイムフリー

J-WAVEの番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)。11月8日(水)のオンエアでは、デザイナーの吉岡徳仁さんをゲストにお迎えしました。

現在、東京ミッドタウンの21_21DESIGN SIGHT ギャラリー3にて、展覧会「吉岡徳仁 光とガラス」を開催中の吉岡さん。代表作の「Water Block」や、「光庵 - ガラスの茶室」など、ガラスを使い、光を形にして見せてくれる作品は世界中から注目されています。

そもそも吉岡さんがガラスを素材に選んだのにはどういった理由があるのでしょうか?

「まず、ガラスという素材よりも、光を素材にしたかったっていうのがあったんです」「(透明なガラスは)光という素材にもっとも近いものじゃないかなということをよく考えたりしますね」と吉岡さん。

光の屈折によっていろんな表情を生み出す吉岡さんのガラス作品。その不思議さが魅力ですが、光の他にも、空気の動きをストローで表現されるなど自然の現象を作品に取り入れており、「形を作ることに魅力を感じない」とおっしゃいます。

「もっとも重要なのは『感覚』というか。どのように人の感覚に訴えるものを作るか、っていうことがすごく重要だなあというのに気づいて。それから、そういう、形でない手法で何かモノ作りをするっていうことを考えてます」(吉岡さん、以下同)

デザインをする上で“形がないものを使って作品を作る”というのは真逆の発想ですが、この発想がより明確になったのは、エルメスのウィンドウを手がけられた時だそう。

「その時は吐息…風でスカーフを動かすというのをやったんですけど、物を作らずして風だけで表現できて、それで十分なんだなあって気がついて…」

使うものは形がないものだけあって、やってみないとわからないことも多く、実験もよくされているそうです。「そのプロセスの中で自分が想像してないようなものがポコッとできたりとか、そういうハプニングもデザインに取り込んでいるという感じですね」と作品作りの裏話も聞かせてくださいました。

現在開催中の展覧会「吉岡徳仁 光とガラス」では、吉岡さんの代表作をたくさん楽しむことができる内容となっています。11月13日(月)までなので、ぜひ足を運んでみてください。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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