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毎日完売!行列のできるパン屋が映画になった理由

毎日完売!行列のできるパン屋が映画になった理由

タイムフリー

J-WAVEの番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)。10月4日(水)のオンエアでは、浅草の老舗パン屋「ペリカン」の4代目、渡辺陸さんをゲストにお迎えしました。

今年で創業75年の「ペリカン」は、食パンとロールパンの2種類だけを販売しているそうで、そのパンを求めて、毎朝、開店前から長蛇の列ができるそうです。

4代目の渡辺さんは、現在30歳。大学卒業後に同店に入り、27歳で店長になったそうです。店は製造スタッフと店舗スタッフがそれぞれ8人ほどで構成されています。現在は予約をメインに販売していて、1日に食パンを400本以上、ロールパンは約4000個も作られるそうです! 2種類しかパンを作らないことについて、渡辺さんは次のように語りました。

「2代目である僕の祖父の代で、今のように2種類のみの販売になりました。ちなみに3代目は私の叔父が務め、跡継ぎを探していたところで私に声がかかり、僕もお店が好きでしたし、単純にペリカンのパンが美味しくて好きだったので、4代目としてお店を継ぐことにしました」(渡辺さん、以下同)

続けて、「祖父から聞いているのは、当時、浅草にもパン屋が沢山あったみたいなんです。だから、普通のパン屋をやっていると競争になり、いがみ合ってしまう。祖父は人と争うことが嫌いだったので、『うちは業態を変えて、卸で食パンとロールパンに絞って商売をしよう』と、卸専門のお店を始めたことがきっかけだったそうです」

大人気の「ペリカン」のパンは毎日完売。朝8時にオープンすると、平日は9時~10時、土曜日は8時30分くらいには店頭分は完売し、あとは予約の人しか買えない状態だとか。ちなみに前日の15時半までに電話で予約すると、ほとんどの場合、購入できるとのこと。

そんな、長きにわたって愛される名店のパン作りの魅力に迫ったドキュメンタリー映画「74歳のペリカンはパンを売る。」が、10月7日(土)から公開されます。

「ペリカンでずっと働いている63歳の職人・名木さんの姿や言葉などを映像として記録してもらい、僕がこれから20年、30年経って道に迷ったときに、名木さんの言葉や動きを見て『ああ、仕事がんばろう』と思えるものができたらいいなと思ったのが、この映画を引き受けた理由です」

一足先に映画を見たクリスは、お店の常連さんが「語るのは誰でもできるけど、ものに語らすことはすごく難しい」と話すシーンがとっても印象に残ったのだとか。他にも、お店に関わる様々な人たちの名言が詰まっているそうです。

「ペリカン」が、なぜこんなに長い間続けてこれたのか。そして、なぜこんなにも愛されているのか。唯一無二のパン屋の魅力が伝わる映画。ぜひチェックしてみてください!

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【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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