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「岡山のデニム産業を広めたい」20代兄弟の挑戦

「岡山のデニム産業を広めたい」20代兄弟の挑戦

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)。10月3日(火)のオンエアでは、デニムブランド「EVERY DENIM」の代表、山脇耀平さんをゲストにお招きしました。

立ち上げて2年の「EVERY DENIM」は、東京在住の山脇さんと、岡山在住の弟さんの2人でユニット的にやっているブランド。岡山は国産ジーンズ発祥の地ということで、「工場に直接行って、技術発掘などを行い、お客さんに発信していこう」という思いをこめスタートしました。

現在、山脇さんは24歳、弟さんは22歳。元々は弟さんが岡山の大学に進学し、デニム職人さんと出会ったことが始まりでした。小さい頃からジーンズが好きで「作っているところを直に見てみたい」という山脇さんの好奇心もあり、弟さんが探しまわった末に知り合ったのが、ある職人さんでした。

工場を見て感動した山脇さんは「このことをみんなに知って貰いたい」と、さらに取材を開始、情報発信を行ううちに工場の人たちと仲良くなり、情報に限らずものも届けようと思ったのがちょうど2年前とのこと。ジーンズ工場で機械を動かして生地を作っている人は、70代が当たり前の、まさに職人の世界でした。

山脇さんが手がける「EVERY DENIM」は、デザインメンバーにもチームに入ってもらい、企画、製造、販売まで全て手がけています。また、自分たちで作ったジーンズを車やスーツケースに乗せて、地方を行脚しながら売ったりもしているそうです。

「デニムがどういう風に作られているのか、作られる現場が見られるのはすごい価値なんですが、実際に作っている方々にはそれが届いていないようで。そこを価値だと感じていただいて、発信していくことが、僕らのやりたいことの一つです。僕たちが工場に直接足を運んで、直接見えてくる生地のことや職人の人たちに教えて貰えることもあるので、ものづくりに活かしながら発信していきたいです」(山脇さん、以下同)

「EVERY DENIM」という名前の由来は、「僕たち、ジーンズは“地球に着る”と書いて“地球着(ちきゅうぎ)”と呼んでいるんです。人種、性別、年齢に関係なく、皆が履いているスケールの大きなものであるということと、これから国内のジーンズ産業が一丸となって、生地をつくる人、裁断する人、縫製する人、加工する人…皆が力をあわせて発信していこうよというメッセージが込められています」とのこと。

最後に、「作るスピードも手に取る商品のサイクルも早くなっているのが一般的な中で、僕たちは作るのもゆっくりかもしれませんが、その分、長く愛着を持って使用してもらえるものを届けていきたいなと、それ自体の楽しさを提供できれば。デニムは特に、履いていくうちに馴染んだり、自分でシワがついたり傷がついたりするのも含めて愛せると思うので、その楽しさを提供できるブランドでありたいです」とジーンズに込めた思いを話していました。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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