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雑誌ブルータスが大事にする「糸井重里の言葉」

雑誌ブルータスが大事にする「糸井重里の言葉」

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「TOPPAN FUTURISM」(ナビゲーター:小川和也・相楽樹)。9月10日(日)のオンエアでは、雑誌『BRUTUS』編集長の西田善太さんにお話を伺いました。

西田さんは1963年生まれ。博報堂のコピーライターを経て、1991年にマガジンハウスに入社。『GINZA』編集部、『Casa BRUTUS』副編集長を経て、2007年12月より『BRUTUS』編集長を務められています。

西田さんは「売るための『BRUTUS』」、「広告を取るための『BRUTUS』」、「色を出すための『BRUTUS』」、この3つのカテゴリーを意識して、誌面を作っているそうです。

「僕はイチ編集部員だったころ、“色を出すための『BRUTUS』”ばっかり担当させられたんです。売れる号でもないし、お金がもうかる号でもない。実験号のような特集をやらされていたから、楽しいんですけど、役に立ってない感がすごくありましたね。でも、その積み上げてきたものが、今の雑誌作りで生かされています。必死で雑誌に色を出そうとしてるんです」(西田さん、以下同)

そんな色を出そうとしている『BRUTUS』のこれからについて西田さんにお伺いすると、「以前、糸井重里さんが『BRUTUSは楽しみをつくってる』と言ってくれたんですけど、今はそれを1番大事にしたい」とのこと。

「人が気がつかなかった楽しみを届けたいと思っています。例えば『とんかつ好き。』って特集は、とんかつを食べ回ることはちょっとした行事になるんだよって読者が分かってくれれば成功だとか、『危険な読書』って特集は、本って本当は危ないものなんだよってみせることで、『じゃあ読んでみようかな』と読者が思ってくれたら成功だとか」

また、編集部では「みんなで決めたことは正しいけど、面白くない」と話しているそうです。

「今流行ってることは特集をしてもしょうがなくて、ちょっと外れたことをやらないとね。メインストリームから外れたやり方をするってことが、企画そのものだと思います。これだけ『個性』『個性』って言われてるのに…結局、Yahoo!のトップページに上がった話題をみたり、『これ人気があるらしい』ってことを確認したり。それよりも、逆を打った方が本当は人生は楽しいと思いますね」

読者に意外性や驚きなどで楽しみを与えてくれる『BRUTUS』の特集に、今後も期待ですね!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「TOPPAN FUTURISM」
放送日時:毎週日曜 21時-21時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/futurism/

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