J-WAVEで放送中の番組「ZAPPA」(金曜担当ナビゲーター:山中タイキ)。9月22日(金)のオンエアでは、9月28日(木)まで開催中の「第20回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展」の話題をお届けしました。
この作品展は、毎年行われているメディアアートの祭典で、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に分かれています。世界88の国と地域の4034作品の中から選ばれた150点以上を展示しています。
山中によると、一般的なアートとは少し異なる部分があり、美術館のように絵画や彫刻などがあるのではなく、一見すると「これは何だろう?」と思うような、アートにおける新しい形やアイデアを取り入れた、期待を感じるような芸術に出会うことができるそうです。そこで、山中が注目した作品を紹介しました。
◯アート部門
「Alter」(『Alter』制作チーム 代表:石黒浩/池上高志)
上半身のみの人間型ロボットで、顔と手の部分以外は機械の部分が全て見えています。
「Pepperみたいにしゃべったり、反応したりする訳ではないけど、人間的な動きを自発的に繰り返しています。ただ、表情が変わらないし、最初は人間味を感じなかったんですけど、しばらく見ていると、たまに見える滑らかさと、不規則に動いている部分が生きている人間らしくて、将来的には完璧な人間の動きを再現できるんじゃないかと思いました」(山中、以下同)
ほかにも、バクテリアを使用したバイオアートや、様々な種類の石をコンピューターが認識して、ロボットアームでクレーンゲームのように仕分けしていく作品もあります。
◯エンターテインメント部門
「RADIX | ORGANISM / APPARATUS」(Marcel BUECKNER / Tim HEINZE / Richard OECKEL / Lorenz POTTHAST / Moritz RICHARTZ)
壁に大きな木の根が取り付けてあり、木の上にプロジェクションマッピングをしていく作品です。およそ10分ほどの映像で木が徐々に朽ちていく様子を描いたり、模様が映し出されていたり、音楽と連動して木の見た目が次々に変化していきます。
「かなりリアリティーのあるプロジェクションで、自然とテクノロジーの融合のようなものを表現していたり、視覚的にも驚きのある作品でした」
◯アニメーション部門
「父を探して」(Alê ABREU)
会場には、監督によるアイデアスケッチ、キャラクターデザインなどの貴重な資料も展示されています。
「色鮮やかな手書きの絵や手書きと、切り貼りしたコラージュを組み合わせているところが特徴です。映画で感じる世界観も、アイデアの段階である程度できあがっていて、コンピューターで加工せずに、そのまま映像で使っているんだな…ということも知ることができました」
◯マンガ部門
「BLUE GIANT」(石塚真一)
こちらは人気ジャズマンガです。展示では原作のワンシーンが大きく引き伸ばされて展示されています。
「原画のサイズって、実際にマンガの大きさよりも大きいんですね。1ページでA4サイズよりも大きかったです!大きく引き伸ばされたものを見ると、より細部も見えてくるし『BLUE GIANT』がもつ勢いのある流れや、構図のダイナミズムのようなものが、一層感じられるようになります」
「第20回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展」は、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)、東京オペラシティ アートギャラリーなどで9月28日(木)まで開催されています。入場は無料。足を運んでみては?
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:「ZAPPA」
放送日時:毎日 5時-6時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/zappa/
この作品展は、毎年行われているメディアアートの祭典で、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に分かれています。世界88の国と地域の4034作品の中から選ばれた150点以上を展示しています。
山中によると、一般的なアートとは少し異なる部分があり、美術館のように絵画や彫刻などがあるのではなく、一見すると「これは何だろう?」と思うような、アートにおける新しい形やアイデアを取り入れた、期待を感じるような芸術に出会うことができるそうです。そこで、山中が注目した作品を紹介しました。
◯アート部門
「Alter」(『Alter』制作チーム 代表:石黒浩/池上高志)
上半身のみの人間型ロボットで、顔と手の部分以外は機械の部分が全て見えています。
「Pepperみたいにしゃべったり、反応したりする訳ではないけど、人間的な動きを自発的に繰り返しています。ただ、表情が変わらないし、最初は人間味を感じなかったんですけど、しばらく見ていると、たまに見える滑らかさと、不規則に動いている部分が生きている人間らしくて、将来的には完璧な人間の動きを再現できるんじゃないかと思いました」(山中、以下同)
ほかにも、バクテリアを使用したバイオアートや、様々な種類の石をコンピューターが認識して、ロボットアームでクレーンゲームのように仕分けしていく作品もあります。
◯エンターテインメント部門
「RADIX | ORGANISM / APPARATUS」(Marcel BUECKNER / Tim HEINZE / Richard OECKEL / Lorenz POTTHAST / Moritz RICHARTZ)
壁に大きな木の根が取り付けてあり、木の上にプロジェクションマッピングをしていく作品です。およそ10分ほどの映像で木が徐々に朽ちていく様子を描いたり、模様が映し出されていたり、音楽と連動して木の見た目が次々に変化していきます。
「かなりリアリティーのあるプロジェクションで、自然とテクノロジーの融合のようなものを表現していたり、視覚的にも驚きのある作品でした」
◯アニメーション部門
「父を探して」(Alê ABREU)
会場には、監督によるアイデアスケッチ、キャラクターデザインなどの貴重な資料も展示されています。
「色鮮やかな手書きの絵や手書きと、切り貼りしたコラージュを組み合わせているところが特徴です。映画で感じる世界観も、アイデアの段階である程度できあがっていて、コンピューターで加工せずに、そのまま映像で使っているんだな…ということも知ることができました」
◯マンガ部門
「BLUE GIANT」(石塚真一)
こちらは人気ジャズマンガです。展示では原作のワンシーンが大きく引き伸ばされて展示されています。
「原画のサイズって、実際にマンガの大きさよりも大きいんですね。1ページでA4サイズよりも大きかったです!大きく引き伸ばされたものを見ると、より細部も見えてくるし『BLUE GIANT』がもつ勢いのある流れや、構図のダイナミズムのようなものが、一層感じられるようになります」
「第20回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展」は、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)、東京オペラシティ アートギャラリーなどで9月28日(木)まで開催されています。入場は無料。足を運んでみては?
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:「ZAPPA」
放送日時:毎日 5時-6時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/zappa/
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