レモンは皮まで! 栄養価を逃さない切り方は?

J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」。8月22日(火)のオンエアでは、東京慈恵会医科大学付属病院栄養部の赤石定典さんに、「栄養UPのお得な食べ方」をお話いただきました。

はじめに赤石さんは「レモンの損をしない切り方のコツ」を紹介。レモンの酸っぱさにはビタミンCがぎっしり詰まっているそうで、その量は果物の中でもトップクラス。同じ柑橘類のみかんと比べても、1.5倍のビタミンCが入っているのだとか!

レモンの果汁を逃さない切り方は、「クロス切り」がベストと赤石さん。

クロス切りは、まな板にレモンのとがっている方を上にして置き、左上から右下に斜めに包丁を入れます。続いて、対角線になるように右上から左下に切るとちょうど4等分になります。このように斜めに包丁を入れることにより、果肉を均等に切ることができ、通常の切り方(くし切り)よりも3倍も多く果汁が絞れるのだそう。

「レモン果汁は、ポリフェノールや疲労回復効果抜群のクエン酸が入っているので、風邪予防や美容面の効果にもよく、積極的に摂ってほしい」と赤石さん。「フランスではクロス切りが定番と言われていますので、ぜひお試しいただければ」と話していました。

また、頻繁に“レモンをかける、かけない論争”が巻き起こる、鶏の唐揚げに関しては、「栄養的にはかけた方がオススメ」だとか。なんでもレモン果汁はコラーゲンを体の中で作るのを助け、動物脂肪の悪玉菌を抑え、消化を促す効果もあるそうです。それでも揚げ物にレモンをかけたくないという場合は、付け合わせや野菜にレモンをかけて食べると同じ効果があるので、そのような使い方もオススメだそう。

実はレモンの皮にもうれしい効果があるようで、「皮にはアンチエイジングによいとされているエリオシトリンという成分が、果汁の23倍、含まれています」と赤石さん。

ただ、レモンを皮ごと食べるのは一般的ではないので、「皮を薄くスライスしたり、細かく刻んで料理に加える他、保存がきく容器にレモンと塩を入れ、1週間ほど冷蔵庫で冷やすとできる『塩レモン』もオススメです。塩レモンは料理の調味料として幅広く使ってほしい」とレモンを余すところなく使ったお得な食べ方を紹介していました。

さて、次回23日(水)の「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」では、日本が誇る伝統的な住まいの形「畳」の今に迫ります! どうぞお楽しみに。

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【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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