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LGBTの世の中の認識は4年間でどう変わった?

LGBTの世の中の認識は4年間でどう変わった?

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)では、平井が出産準備のためお休みに入ることを受け、番組が2013年の放送開始以来、継続して追いかけてきたテーマを「改めて見つめていく2週間」ということでお送りしています。なかでも注目してきた話題の一つが「LGBT、セクシャルマイノリティ」についてです。

8月20日(日)の「TAKE ONE ACTION」コーナーでは、NPO法人「グッド・エイジング・エールズ」代表の松中権さんにお話を伺いました。

グッド・エイジング・エールズは「LGBTと、いろんな人と、いっしょに」をコンセプトに、セクシュアル・マイノリティに関する理解促進活動を行っているグループ。この4年間の変化といえば、男性同士、女性同士のパートナーでも届け出をすれば結婚と同じように扱われる「パートナーシップ条例」が渋谷区など、各地で生まれたことです。

また、最近では「SOGIハラスメント(ソジハラ)」(SOGI =Sexual Orientation and Gender Identity)といった、性的少数者への差別やいじめを表す言葉もできています。職場での何気ない言葉でLGBTの人たちが傷つけられるようなハラスメントに関しても法整備がはじまろうとしています。

松中さんは、LGBTの人もそうでない人も一緒に出会える機会を提供しようと、2011年から毎年、葉山で「カラフルカフェ」という海の家をつくっています。訪れる人も、下は5歳からお年寄りまで、男女、セクシャルマイノリティ、外国人、車いすの人など、スタート時には考えられなかったほどさまざまな人が来るようになりました。「当たり前のようにいろいろな人がいて、リアルに体感できるようになった」と時代の変化の実感を語りました。さらにLGBTを取り巻く環境の変化については、「(4年前は)公共のラジオでもLGBTという言葉が話されることも予想できなかったので。多くの人が『自分の周りにもLGBTの人がいるかもしれない、ただその人たちは言えないのかもしれない』という意識を持ちはじめてくれた」と感じているそうです。

そんな松中さんは、2020年の東京オリンピックに向けて、LGBTとスポーツをテーマとした情報発信拠点「プライドハウス東京」を設立する計画を実行中です。各地のNPOが自主的につくってきた施設なのですが、東京として初めてとなる試みは「LGBTについて知ってもらう」「誰でも参加できるスポーツイベントの設立」「小さいときからLGBTについて学ぶ教育」などのプログラムに取り組みながら、世界中が注目するなかでの「日本自体を変えていく」という活動になるそうです。

さらに、将来については「この人はLGBT、この人は障がい者という風に、人をカテゴリーで見ない…『あの時LGBTという言葉があったね』と言われるような世の中になれば」と語ってくれました。

さて、次回8月27日(日)の「WONDER VISION」は、平井理央によるお休み前の最後のナビゲートとなります。2013年4月にスタートして以来、4年半で見つめてきたこと、考えてきたこと、お伝えしてきたことを総まとめします。お聴き逃しなく!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「WONDER VISION」
放送日時:毎週日曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

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