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懐中電灯で…19歳以下限定の“暗やみの古本屋”

懐中電灯で…19歳以下限定の“暗やみの古本屋”

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「TOKYO SOCIAL MAP」。8月6日(日)のオンエアでは、19歳以下しか入れない古本屋「暗やみ本屋ハックツ」に注目しました。

こちらの古本屋を紹介してくれたのは、「読書講師」という肩書きのもと、本のセレクトや絵本の読み聞かせ、読書感想文のレクチャーなど、本にまつわる、さまざまなお仕事をされている島袋妙絵さんです。

島袋さんによると、「暗やみ本屋ハックツ」は月に一度開店する古本屋で、店頭に並んでいる本は、大人たちが今までに自分が読んで役に立った本や、人生のターニングポイントになった本などを寄付したもの。そして本には、小さなメッセージカードが付いているとか。店の中に入った若者たちは、ライトを使ってメッセージカードなどを見て、心に留まった本を選んでいくという、変わったお店です。

本を寄付する時には大人たちが集まって、その本を紹介するそうです。「毎回、知らない人が集まるんですけど、和やかに喋れるので、それを求めて寄付している大人もいるんじゃないかな」とのこと。寄付する大人たちにとっては、「その本を選んでくれるかな…」というドキドキがあるそう。選ばれたら、どういう子がどういう理由で選んでくれたかも分かり、その人達と今後、お友達にもなるそうで、島袋さんは「参加して本当に良かった」と言っていました。

そこで、スタジオには「暗やみ本屋ハックツ」のスタッフの原奈々美さんをお迎えして、話を伺いました。

原さんによると、本を寄贈する大人の皆さんは個性豊かな人が多いそうで、社長、教師、フリーター、学生などさまざま。寄贈される本も、小説、エッセイ、雑誌、漫画などいろいろな本があるそうです。中には、新たに本を買って寄贈してくれる人もいるとか。

「寄贈された本がハックツされる(若者の手に渡る)と、スタッフより『ハックツされました!』というメールが届くんです。そのメールが届くと、もっと寄贈したくなるという、良い連鎖が生まれます」(原さん、以下同)

店内を暗闇にするメリットは、本が苦手な子でも気軽に入店してくれることと、暗いからこそ、本とじっくりと向き合えるということがあるそう。

また、「暗やみ本屋ハックツ」を始めようとし思ったきっかけについて、原さんは「10代の若者は、家と学校が主なコミュニティーになりがち。そのコミュニティーにうまくなじめなくて息苦しさを感じている子にとって、地域の大人と出会えたり、学びを共有できる場があってもいいのではないか…」と語ってくれました。

次回は8月19日(土)に東京・上石神井にあるCAFE30で開催されます。10代であれば誰でも参加できるそうです。詳細は「暗やみ本屋ハックツ」のサイトを御覧ください。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「WONDER VISION」
放送日時:日曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

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