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新しい! 業界1位豆腐メーカーの「伝統」の捉え方

新しい! 業界1位豆腐メーカーの「伝統」の捉え方

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。8月24日(木)のオンエアでは、「ザクとうふ」、「マスカルポーネのようなナチュラルとうふ」など、ヒットを連発する豆腐メーカー、相模屋食料株式会社に注目しました。

豆腐といえば日本の伝統食です。そのヘルシーさから海外でも大人気で、「TOFU」は世界の共通語として浸透しているといっても、過言ではないかもしれません。水・大豆・にがりとシンプルな原料から作られ、職人の技が光る一品。そんな豆腐の世界に新しい風を吹き込むのが相模屋です。工場にいち早くロボットを導入し、革新的なアプローチで業界を牽引する同社の代表取締役社長・鳥越淳司さんに、相模屋の豆腐作りについて伺いました。

相模屋は戦後間もない、昭和26年に創業。街の小さな豆腐屋でしたが、「豆腐と出来物は大きくなると潰れる」と言われるこの業界で、200億円企業に成長。日本各地に7つの工場を抱えるまでになっています。鳥越さんによると、相模屋にはロボットでもできる作業をするための工場と人が目利きをするための工場があるのだとか。「目で見ないといけない部分は必ず人が見ます」と鳥越さん。全てを機械で作ることはしないのだそう。

豆腐屋というと水の中で豆腐がゆらゆらと揺れているイメージがありますが、実は豆腐は、水に入れずに、熱いまま食べるのが一番美味しいそうです。「出来立ての豆腐を手元に届けたい」という気持ちから、およそ10年前に、ロボットを導入し、熱い温度のまま豆腐をパッケージ化することに成功したのだとか。

「機械化することで高速で生産ができるようになり、雑菌が繁殖しにくい環境になるため、衛生的になりました。そのことで賞味期限が伸びて、遠隔地にも配送できるように。美味しいものを作りたいという思いに、いろいろなオプションがついてきたという感じですね」(鳥越さん)

相模屋では新感覚の豆腐を次々に販売しています。その中から、スタジオでは別所が「モッツァレラのようなナチュラルとうふ」をいただきました。塩とオリーブオイルをかけたところ、「新しい! ヨーグルトのようにも感じる、不思議な豆腐ですね!」と絶賛。

実はこれまで「豆腐はターゲットマーケティングをしても売れない」と言われてきたそう。それでも「ザクとうふ」、「ナチュラルとうふ」はターゲットを絞ってヒット。「ナチュラルとうふ」は、ファッションショーの企業ブースに出店すると、人だかりができるほど熱い注目を集めています。

「伝統は捨ててはいけないと思うんです。どう磨きをかけて、新しい伝統を作っていけるか。伝統を究極まで突き詰めて、それを進化していくという思いと魂を持っていくこと。伝統食品、伝統産業は常識の塊で、革新的なことをしようとする人がいない世界で、それが実現できれば世界は変わっていくと思います。そういう豆腐に携われたことを誇りに思っています」と、鳥越さんは豆腐に対する思いを熱く語りました。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

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