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優勝賞金22億円! 日本も参加する月面探査レースとは

優勝賞金22億円! 日本も参加する月面探査レースとは

タイムフリー

J-WAVEの番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)。7月3日(月)のオンエアでは、民間による月面探査レースに挑戦している日本チーム「HAKUTO」を率いる袴田武史さんをゲストにお迎えしました。

現在HAKUTOは、月面探査レース「Google Lunar X PRIZE」に挑戦中なのですが、これはそもそもどういうものなのでしょうか?

「Google Lunar X PRIZEというのは、民間で月面探査をやろうという国際レースになっていまして、2007年から始まって、一番チームが多い時で34チームいました」(袴田さん、以下同)

その中で現在残っているのが5チーム。日本代表のHAKUTOの他、アメリカ、イスラエル、インド、そして複数国が関わっているインターナショナルチームだそうです。

国ではなく民間で宇宙開発をするために、一番難しいのは資金調達。「宇宙開発は国から民間に移ってきていて、どんどんコストは下がってきているんですね。それでもやはりそれなりの金額にはなりますので、数億円から数十億円くらいのお金が必要になってきます」と袴田さん。数十億円とは資金も桁外れですね…。

それだけの資金が必要とあって、参加した34チームでも、最終的に残ったのは5チームとわずかです。

月面探査レースの内容は、“月に行き、500m以上走って動画を撮ってくることを競う”というもの。それを「地球からの打ち上げから全て民間でできるシステムを作る」というのが大きなお題になっています。このレースのおもしろいところは、賞金レースになっているところ、と袴田さんはおっしゃいます。

優勝賞金はなんと2000万ドル! 日本円にして約22億円! この他、レンジ・ボーナス200万ドル(着陸地点から5km走る)、アポロ・ヘリテージ・ボーナス400万ドル(アポロ号がかつて月面に残した痕跡を見つける)、ウォーター・ディテクション・ボーナス400万ドル(月面で水を発見する)など、成果によって様々なボーナス賞金が与えられるのだそうです。

「その賞金を活用して、より多くの人がチャレンジをし始めるという環境を作るというのがこのレースでして、ここでイノベーションが加速されて、実現化することで、その背後にある産業の加速に繋げていくためのレースになっています」と、大会の目的を説明していただきました。

HAKUTOが月に出発するのは今年の12月28日に決定しています。もうあと半年を切っているのですね。今回、HAKUTOは着陸船を持たずに行くため、インドのチームとの相乗りでの打ち上げとなるそう。

打ち上げ後、月に着陸するまでは約1ヶ月ほど。月面に着陸後、インドチームと同時にレースをスタートする計画だそうです。ぜひ優勝を目指してもらいたいですね! みなさんもHAKUTOの活躍に注目してください!

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【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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