井上涼が明かす人気番組「びじゅチューン！」秘話

J-WAVEの番組「GOOD NEIGHBORS」（ナビゲーター：クリス智子）。6月27日（水）のオンエアでは、映像作家・アーティストの井上涼さんをゲストにお迎えしました。

NHK Eテレの番組「びじゅチューン！」でお馴染みの井上さん。世界のあらゆる美術作品を歌とアニメで独自に解釈し、例えばモナ・リザを“お局さん”に例えた「お局のモナ・リザさん」や、動物たちが巻物の中で弓矢や水泳、相撲などさまざまな競技をやっている鳥獣戯画は“ストイックにシェイプアップに励むジム”とした「鳥獣戯画ジム」など…その独特すぎる解釈が大人から子どもまで幅広く刺さっています。

もともとNHKのプロデューサーの方が、どうやって美術を幅広く広めたらいいかを考えていた中で、姪っ子さんが井上さんの歌を一発で覚えたことから「もしかしたら…」と思い、声がかかって始まった番組が「びじゅチューン！」。約1分半の作品の原画は300枚から500枚書いているのだそうです。

兵庫県出身で、金沢美術工芸大学在学中にはデザイン科で広告などを学んでいましたが、自由な校風もあって、好きだったアニメと音楽を使って作品をつくるようになり、その手法は今も変わってないそうです。「人に歌い方を指示するのが苦手」ということで自分で歌おうと思い、絵も歌詞も全て手がけていらっしゃいます。

「美術の勉強や美術をおとなしく見ることが苦手だった」と言う井上さん。「びじゅチューン！」が始まり、美術と向き合うようになり、いろいろな面白さに気付いたとか。「堅苦しいと思い込んでいる人の思い込み方が結構強いように感じていて、それを突破するために、割と、自分が思っているよりガツンといかなきゃ！ という風に思っています」と語りました。

オンエアではキャラクターや奇抜な作品の作り方について、実際に披露していただく時間も。なお、6月30日（金）には井上さんのコンサート「オトナのびじゅチューンミニコンサート」が国立西洋美術館で開催されます。井上さんが一人で歌うそうで、「父が彫刻家、母がピアノの先生だったので、音楽も美術もそう遠くないところにあったので、歌ったりするのもやぶさかではないという感じだったんですけど（笑）。でもノリ切れないですね、ステップ踏んでも『見てると恥ずかしい』ってよく言われます」と話していました（笑）。

このコンサートは、国立西洋美術館で開催中のアルチンボルド展の観覧券（半券可）で見られるそうで、整理券が事前に配布されるので、詳細は井上さんの公式サイトやツイッターなどでご確認ください♪

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【番組情報】
番組名：「GOOD NEIGHBORS」
放送日時：月・火・水・木曜 13時－16時30分
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/