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イタリアワインの魅力はダラっとしたところ?

イタリアワインの魅力はダラっとしたところ?

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)。5月29日(月)のオンエアでは、1年の3分の1をイタリアで過ごしているワインジャーナリストの宮嶋勲さんをお迎えし、お話を伺いました。

日本とイタリアを行き来しながら執筆活動などを行っている宮嶋さん。もともとは1983年、ローマの大学にイタリア映画史の研究家になりたくて留学していたそうですが、6年程いる間に、食とワインに興味をもって、この道に入ったのだそうです。

クリス:それだけイタリアが美味しかったということですか?
宮嶋:そうですね、それもありますが、当時80年代が、イタリアの食とワインの近代化が著しい時期だったんです。僕の飲み仲間たちも有名なワインメーカーとかジャーナリストになったので、それに引き寄せられる形もありました。

宮嶋さんいわく、イタリアのワインは日本でいったら番茶のような存在で、常に食事の一部なんだそうです。

ワインジャーナリストとして、いろいろなワインを飲んでコメントを書かなければいけませんが、いったいどれくらいの量を飲むのでしょうか?

「イベントだと10種類ほどですが、ワインガイドだと1日100から120本で、それが月曜から金曜まであるので、ちょうど600本くらいですね」と宮嶋さん。「ええ!? わかんなくなっちゃいませんか?」とのクリスの質問には、「そこは慣れですね」とさすがプロな答えを返していらっしゃいました。

また、イタリアワインの特徴についてこんなお話も。

「今のイタリアという国ができたのは156年前。その前は違う国だったので、同じイタリアでも地域によって食文化が違って、できてくるワインも違うんです。なので、イタリアのワインはその多様性が何よりも魅力です。あと、太陽に恵まれた国であまり努力をしなくても良いブドウが育つ。そういう意味で、なんとなくダラっとした魅力がありますね」(宮嶋さん)

フランスはブドウの育成が難しいので、皆が一生懸命アイデアを出し合って育てる。対してイタリアは、恵まれすぎているので皆が怠けちゃうんだけど、やっぱり良いものができちゃう、とのことでした(笑)。

どれが良いとかじゃなくて、フランス、イタリア、ドイツ…それぞれのグラスを通してできた産地が見えるのがワインだと宮嶋さん。その時の気分にあった土地のものを飲むのがよいとの言葉に、大きくうなずいていたクリスでした。

後半は、宮嶋さんがスタジオに持ってきてくださったロゼワインにまつわるお話や、ワインジャーナリストという仕事についてなど、貴重でおもしろいお話をたくさんお聞かせいただきました!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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