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西加奈子「小説家で一番ツラいところは…」

西加奈子「小説家で一番ツラいところは…」

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「GOOD NEIGHBORS」(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU WONDERFUL LIFE」。「健康」「家族」「未来」「仕事」をキーワードに、週替わりでゲストをお呼びして、生活を豊かにする様々なお話を4日間にわたって聞いていきます。17日(月)から20日(木)の4日間は、作家の西加奈子さんが登場。18日(火)の放送では、元気の源、健康の秘訣について、お話を伺いました。

溢れ出るような絵や文章が魅力の西さんですが、体力や気力がやっぱり必要だそうです。

「だから、作家の方がマラソンを始めるの、すごいわかります。走りきらないといけない、書ききらないといけない、っていうのが似てると思います。休憩もしないといけないんですが、たとえば角田光代さんが以前マラソンのことをおっしゃってたのが『マラソンの途中で歩くことはいくらでもできるけど、歩いたことを自分が知ってるから苦しい』のだそうです。それは作品にも通じて、ここちょっとさぼったなっていうところは自分にはわかってやっぱりツラいので、ずっと気を張ってないといけないのはすごい似てると思います」(西さん、以下同)

ちなみに西さんはフルマラソンはとてもできないけど、ちょっと前に走ったりしていたことはあったとか。そんな西さんですが、小説家の生活リズムってどんなものなのでしょうか?

西:私は締切が苦手なタイプ。だから連載ができないんです。性格がまじめすぎるので、エッセイやちょっとした短編の締め切りも、すごい前に作って出す感じ。だから編集者泣かせではないです(笑)。
クリス:じゃあ、比較的きっちり予定を立てるんですか?
西:それが…まじめなので、たとえば午前中に何枚とか予定を立てちゃうと、クリアできなかった時の罪悪感がすごいので、一切決めないです。それでできる時にやるようにしたら、楽になりました。

休みの日など、「今日はもう小説のことは考えない!」という日はあるのかお聞きすると…

「日本ではほぼないかも。海外に旅行に行くときは考えない、って決めてるんですが、でも、ちょっと考えちゃいますね。休みがないのがこの職業なので、1冊終わって打ち上げやってても、もう次の本が始まってるからずっと打ち上がらない…っていうのはこの仕事のしんどいところですね」

ちなみに海外は、去年はアラスカとメルボルンに行ったそうです。

「アラスカが特に独特で、アメリカのいわゆる田舎に初めて行ったんですが、うわ! って思いました。そりゃトランプ当選するかも…って(笑)。本当にびっくりしました」

さて、3日目の登場となる19日(水)は、昨年末に発表された最新小説『i』に込めた思いをたっぷり伺います。どうぞお聞き逃しなく。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聞き直せます。

【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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