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音、振動、波で発電?現在の発電技術はここまできた

音、振動、波で発電?現在の発電技術はここまできた

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。4月10日(月)のオンエアでは、身の回りにある音や振動を電力に変える技術を開発している株式会社音力発電社長・速水浩平さんにお話を伺いました。

音力発電は人の声や音楽など「音力で発電する」研究開発を続けている会社で、“音”が空気を伝わる振動であることから、音以外の振動や、波動などで発電する技術も開発しています。

音力発電の技術の開発はかなり難しく、当初はかなり苦労したそうですが、現在は実現。今は、まだ数%の発電効率を、10%まで高めることを目標に研究を続けているそうです。

ということで、音で発電する技術はまだまだ試作段階ですが、そこから生まれた「振動力発電」というものもあるのだとか。これは、人が歩く床の振動を電気に変える「発電床」や、車の振動で橋の明かりを灯す技術といったものですでに普及しつつあり、さらに日本のみならず、ブラジルで普及させようというプロジェクトもODAとしてスタートしているそうです。

また、音力発電の技術は、企業のIoTのシステムにも活用され始めているのだとか。

「例えば、発電床を踏んだその位置情報をBluetoothでスマホに飛ばし、近くの店を紹介するサービスや、椅子に座った振動でオフィスに人がいるかを管理したりというのがあります。振動で発電ができると、IoT時代の大きな課題である“電源”の問題も解決できると考えています」(速水さん)

速水さんは今後、振動力発電を活用して、新たに海の波を利用した「波力発電」にも力を入れていきたいと話します。この技術は防波堤のブロックに発電機をつけ発電するというもので、これまでも欧米や日本で研究はされていましたが、成功例がなく、そんな未知の技術への挑戦を始めています。

最後に速水さんは、夢は「発電する街」=「発電タウン」と語っていました。音力発電が繰り出す技術と研究に、今後もさらなる発展が期待できそうです。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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