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炊き出しなどの支援を行う「池袋あさやけベーカリー」

炊き出しなどの支援を行う「池袋あさやけベーカリー」

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「TOKYO SOCIAL MAP」。12月25日(日)、クリスマスだったこの日のオンエアでは、「贈り物」をキーワードに、池袋駅周辺でホームレスの方々に向けて炊き出しや夜回りなどのボランティアを行っている活動「池袋あさやけベーカリー」を紹介しました!

まずは、「池袋あさやけベーカリー」の活動に参加している渡辺基延さんに、お話を伺いました。

「『池袋あさやけベーカリー』は、毎週水曜日に、池袋駅周辺でダンボールを敷いて生活をしている路上生活者などにパンを作り、提供するという活動。夜の21時に巡回をしながら、健康面や生活に不安な方たちのためにパンをつくります」(渡辺さん、以下同)

実は、渡辺さんも以前、派遣会社やアルバイトをしながらネットカフェやサウナでの生活を続け、ときには炊き出しのお世話になっていたそうです。そんな渡辺さんですが、2016年の4月に、一人暮らしのアパート生活とともに安定した生活を手に入れたことから「今度は自分が、なにかしよう」と考えるようになり、恩返しという形でパンを作る活動をはじめたといいます。

「毎週水曜日にお手伝いに行っているんですが、いろんな方がいらっしゃっていて、パンを作っている仲間がいて、どんな風にできるのかなあって楽しみながら作っていて、それがやっぱり一番ですね」

そんな「池袋あさやけベーカリー」ですが、実はもともとは、同団体代表を務める山田和夫さんの自宅の玄関先を店舗に、週2回オープンしていたパン屋さんでした。今回はそんな山田さんにもお話を伺いましたよ!

「60歳で仕事を辞めて第2の人生として、かみさんのパン作りを手伝うのも一つかな、と考えていた矢先に、かみさんにガンが見つかって…5カ月後に亡くなってしまったんです。でも亡くなる直前に『週1回だけ、ホームレス支援のために作っていたパン作りをやってほしい』とレシピを手渡されて、それで始めたのが『池袋あさやけベーカリー』でした」

山田さんは、それまでパンを焼いた経験はなかったそうですが、奥様に言われた通り、週1回、水曜日にパンを焼いて配る活動をはじめました。その後に手伝ってくれる人も現れ、今では元・ホームレスのボランティアの人たちも増えました。その人たちの中には、社会復帰に向け、その第一歩として参加している人もいるようです。

毎週水曜日の夜21時半から、夜回りをしながら100人くらいの池袋のホームレスの人たちにおにぎりとパンを届けるアクション。年末の12月28日(水)は普段通りの活動を行い、年明けの1月2日(月)には、参加メンバーとともに店の前で餅つき大会をする予定で、山田さんは「楽しみながらやらないとつまらないので」と話していました。

今回ご紹介した「池袋あさやけベーカリー」ですが、もしボランティアを希望する、手伝いたいという人がいらっしゃれば、玄関のドアを開けて「来ちゃいました」と言えば、山田さんは受け入れてくれるそうです。興味のある方はぜひチェックしてみてください!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「WONDER VISION」
放送日時:毎週日曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

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