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マリエ、憧れの家具と出合って泣く

マリエ、憧れの家具と出合って泣く

J-WAVE土曜12時からの番組「SEASONS」(ナビゲーター:マリエ)のワンコーナー「MITSUI FUDOSAN COME ACROSS TOKYO」。8月6日のオンエアでは、目黒区駒場にある日本民藝館にお邪魔して広報の古屋さんにお話を聞きました。

「思想家の柳宗悦が建てた場所なんですけれども、ちょうど80年前に作られました」(古屋さん)

そもそも“民藝”という言葉は柳宗悦と、陶芸家の濱田庄司、河井寛次郎の3人で作った言葉で、80年前の当時は、無名の職人が作った民衆的工芸に値する言葉がなかったため、それらを“民藝”と名付けたそう。柳宗悦たちは、暮らしの中で人々が使っていた物の中に“美”があるということを見出して、それを具体的に提示する場所として、この「日本民藝館」が作られたそうです。

建物は本館と、柳宗悦が亡くなるまで実際に住んでいたという西館。どちらも和洋折衷な作りで、国内外の民藝品を1万7,000点ほど所蔵。中にはまだ展示されたことのない物もあるのだそうです。

「私はこの民藝活動というのにすごく興味があって、いろんな本を読んでいた時期があるんですよね。なので訪れた瞬間、大興奮でした」とマリエ。

今年80周年を迎える日本民藝館では、今年だからこそ見れる展示「沖縄の工芸」が現在開催されています。

「民藝館にとって、沖縄っていうのはとても大事な場所でして。柳たちは戦前に沖縄を訪問していて、祈りとか暮らしとか、それから風俗とか…そういったものが自然に純粋な形で残っていることにすごく感動して、いろんな物を収集しました。それを今回展示しています」(古屋さん)

さっそく、展示されている沖縄の工芸品を見させてもらったマリエは、「ものすっごく綺麗ですよね。陽にすら焼けてない感じというか…」と感動。

この展示で驚かされるのは、ガラスケースに入れられていないため、近づいて細部まで鑑賞できるところ。もちろん触ってはいけませんが「ガラス一枚通してしまうと、やはり少し隔たりがあるというか。身近に感じてもらえるのは民藝館ならではかな、と思います」と古屋さん。

続いて西館にも案内してもらったのですが、窓を覗くと、間近に大谷石を使った瓦を見ることができるその風景に「この抜け感の画が北斎の絵にでも出てきそう」と、マリエはうっとり。

そしてこの日、マリエにとって運命的な出合いもあったようです。マリエが民藝文化にハマったきっかけは、木工・漆芸作家の黒田辰秋さんの作品なのだそうなのですが、偶然にも日本民藝館に作品の家具が展示されていました。

「ちょっとあまりに憧れすぎて、出合えると思ってなくて、ちょっと泣いてしまったシーンがあって(笑)。すっごい楽しんじゃいました」(マリエ)

日本民藝館は毎週月曜休館。今回紹介した「沖縄の工芸」は8月21日までの公開です。そしてマリエが絶賛した窓のある西館は第2、第3水曜・土曜のみ一般公開されているので、ぜひ併せて楽しんでみてください♪

【関連サイト】
「SEASONS」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/seasons/

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