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沼田元氣「日本に帰ってくると“前衛”という言葉はなぜか“アングラ”に変わる」

沼田元氣「日本に帰ってくると“前衛”という言葉はなぜか“アングラ”に変わる」

J-WAVEの平日20時からの番組「JAM THE WORLD」のワンコーナー、「LOHAS TALK」(ナビゲーター:小黒一三)。8月5日までの5日間は、ポエムグラファー(写真家・詩人)の沼田元氣さんをゲストにお迎えしています。

沼田さんは東京生まれ。80年代に前衛芸術家としてデビューし、その後アメリカに渡り、アンディ・ウォーホルに師事。帰国後はポエムグラファーとして雑誌や書籍で“憩い”“お土産”“観光”などをテーマに作品を発表しているほか、2009年には伝統こけしとマトリョーシカの専門店「コケーシカ」鎌倉店をオープン。また、こけしと温泉の雑誌『こけし時代』も出版されています。

8月1日(月)のオンエアで沼田さんを迎えてすぐに「君は変態だもんね、変態でいいですか?」と話し始めた小黒(笑)。しかし、沼田さんも否定せず受け入れている様子(笑)。

沼田さんの活動で小黒が驚いたことがあるらしく、「リアカーに盆栽乗っけてさあ…東海道歩いてたんだっけ?」と記憶を紐解く小黒ですが、「一応あれは…コンセプチュアルアートとして始めたんですが、盆栽を東海道五十三次に53個記念植樹していく『緑色革命』というテーマのものだったんです」と沼田さん。

沼田さんはその活動で京都まで行き、その後海外に渡りニューヨークを経て、シルクロードで盆栽のルーツを辿るという旅に出たそうです。

そして、最近の喫茶店のブームの先駆けも沼田さんでした。

「孤独の会というのを1人でやっておりまして“自分の居場所は喫茶店じゃないか”ということで、それを広める本なども出版させていただきました」と、少しお聞きしただけでもその多岐に渡る活動に驚かされます。

さらに沼田さんは、ニューヨークでアンディ・ウォーホルとテレビ番組に一緒に出演したこともあるそう!

「僕が展覧会をやったら彼が来てくれて。『それでパーティーやるから来い』ってことで、それからお付き合いがちょっとだけ始まりまして。私は勝手にファクトリーに上がりこんで、彼のかばん持ちを少しやっていました」

アンディ・ウォーホルのファクトリーは小黒も知っているそうで「立ってデザインしてんのが新鮮だったな。座らないんだこいつら、って」と思い返していました。

小黒が沼田さんを評して「日本では前衛芸術家として認められなかった沼田元氣は、天下のアンディ・ウォーホルには認められた、ってことだよね?」と問いかけると、「日本に帰ってくると“前衛”という言葉はなぜか“アングラ”という言葉に変わるので…」と皮肉たっぷりに答えた沼田さん。そんな沼田さんに小黒も爆笑したオンエアでした♪

【関連サイト】
「LOHAS TALK」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/blog/lohastalk/

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