趣味がきっかけでシルク・ドゥ・ソレイユ入団? 異色の日本人パフォーマー

J-WAVE金曜午前の番組「JK RADIO-TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「MACROMILL THE HIDDEN STORY」。8月22日のオンエアには現在ラスベガスで公演中の「シルク・ドゥ・ソレイユThe Beatles“LOVE”」に出演している日本人、佐藤麻衣さんが登場しました。

世界的に有名なサーカスであるシルク・ドゥ・ソレイユで活躍している佐藤さん。そのきっかけとなったのは、国際ポールダンス フィットネス大会優勝、それも2009年、10年での連覇という華々しい実績でした。これをきっかけにシルクのスカウトマンから声をかけられることになったのですが、実は佐藤さんがポールダンスを始めたのは、世界大会で優勝するわずか2年前のことなのだとか。

「ダンス自体は幼いころに習っていたんですけども、結局、デザインとか映画の仕事に就いたんですね。で、その映像の会社に勤めていたときに、同僚に『こういうのがフィットネスで流行ってるよ』って教えてもらったのが最初でした。2007年、27歳のときです。週1回くらいで、趣味で始めました」(佐藤さん)

趣味で始めたポールダンスでしたが、2年目には教室で初心者を教える立場になったのだそう。そして09年には、世界大会に出場するまでに。

「優勝すると思ってなかったので、びっくりしました。日本は少し遅れているというか、アメリカのほうが長いヒストリーがあったので。やっぱり、みんな強いし、上手だし……日本はフィットネスとして始まったのがすごく後だったので、すごくビックリしました」(佐藤さん)

そしてその09年の大会のときにシルクのスカウトチームが来ており、「ビデオを送ってください」と声を掛けられたのだそう。佐藤さんはシルクにビデオを送り、そしてその半年後、電話がかかってきました。

「日本で公開されていたZEDのショーで空きがでるのでオーディションを受けませんか、というお電話をいただきました」(佐藤さん)

ところが、募集があったのは佐藤さんが初体験のものだったのだそう。

「私、アクロバットとか体操とか、やったことなくて……。で、ZEDで空きがでたのがバンジーで、それもやったことがなかったんですが、言われるままにやった感じです。バンジーは、ゴムみたいなコードを腰につけて上から飛び降りるアクトです。怖かったですけど、顔に出さないようにしていました(笑)。ZEDではたぶん10メートルくらいはあったと思いますけど」(佐藤さん)

今の演目も「みんな、一緒に働いている人たちが良い人たちなので楽しいです」と、その充実ぶりを話してくれた佐藤さん。趣味を始めたことから、大きく人生が変わることもあるのですね。

【関連サイト】
「JK RADIO-TOKYO UNITED」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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