J-WAVE 平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGH」。8月4日のオンエアでは、別所さんの代わりにショーンKさんがナビゲート。夏休みをボランティア活動に充てる大学生たちの姿に注目しました。
ボランティアというと、「奉仕」のイメージが強く、敬遠しがちな人も多いかと思いますが、今、大学生の間ではボランティアの捉え方が変化しているようです。CIEE=国際教育交換協議会の小菅洋史さんと、実際に夏休みに「ボランティア活動」を経験された畑和来さんに話を聞きました。
CIEEはアメリカに本部を置く国際教育団体で、日本支部として1965年に開設された、海外ボランティアプログラムの運営を中心に活動する団体です。小菅さんによると、2005年ごろから、海外ボランティアに参加する若者が顕著に増えてきたのだとか。その理由として、若者のボランティアに対する意識が変わってきたことと、2012年秋から文科省主導のグローバル人材育成事業が始まったことを挙げています。結果、今、大学生が外へ出て行こうという機運が高まっているのだとか。
実際に、学生時代に4回、ボランティアに参加した畑さんは、その体験を次のように語りました。
「初めて参加したのは大学2年生の夏で、そのときはイタリアのミラノのさらに北にある小さな村で小道を整備したり、柵を立てたりといった山道の整備ということをしました。あとはロシアの小さな島で農業活動もしましたし、エストニアで蜂蜜の収穫のボランティアに参加したり、日本では屋久島のウミガメの保護ボランティアにも参加したりしました。ボランティア活動をする中で得られるものはすごく多くて、本当に楽しかったです」
語学の上達や、友達を作りたい、自分の力を試したい、そんな理由で海外ボランティアに参加する大学生も多いそうです。ボランティア活動を通して、異文化や全く違う言語を話す人たちと直接、触れるわけですから、通常の留学以上に、すごく良い側面があるのでしょうね。
「まずは自分から発しないと、何もできないと思われてしまう環境に自分を置くことが大きいと思います。私どもの参加者の中には初めて海外に行く方というのも多いのですが、たとえば、分からないことは分からないと言う、最初はそういうことからやっていかなければならない。それは、良い体験になると思います」(小菅さん)
本来、ボランティアの意味は、あくまで自分から何かするという、そのスタンスのこと。海外でボランティア活動を体験することで、大学生たちは、本質を身を持ってつかんでくるのでしょうね。こんな良い体験、大学生だけでなく、社会人こそやってみるべきかもしれません。夏休みにボランティア活動で、今の自分から脱皮してみてはいかがでしょうか?
【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/
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