W杯マスコット「フレコ」絶滅危惧種に指定?

6月15日にオンエアされた、J-WAVE日曜朝の番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)。最新のソーシャルなニュースをピックアップするワンコーナー「NOWADAYS」では、ミツオビアルマジロが絶滅危惧種に指定されたことを紹介しました。

日本代表も初戦を終え、盛り上がりを見せる2014 FIFAワールドカップブラジル。実は、その公式マスコットのモチーフとなった「ミツオビアルマジロ」が、絶滅危惧種に指定されたというのです。これを発表したのは、国際自然保護連合IUCN。絶滅の危機にある生物の情報を掲載した「レッドリスト」の最新版を発表したことで明らかになったそうです。

マスコットは、フットボールとエコをかけた造語「フレコ」という名前で、「環境に配慮した大会にしたい」という思いから選ばれたそうなのですが、ブラジル国内では、ミツオビアルマジロの生息地である乾燥していて、低い木が多くある土地が森林伐採などにより半分にまで減少。これによって、個体数が急激に減少しているということで絶滅危惧種に指定されたとか。

ブラジルの科学者グループは、FIFAとブラジル政府に、ワールドカップの収益の一部をミツオビアルマジロの保護に使うべきだと訴えているようですが、今のところ回答はないとのこと。ちなみにこの「レッドリスト」には、世界の2万2103種の生物が絶滅危惧種に分類されているそうです。

ワールドカップで盛り上がるブラジルですが、その裏側では数々の深刻な問題も抱えていることも現実。スポーツの力で、それぞれの問題が改善の方向に向かうことを願うばかりです。

【関連サイト】
「WONDER VISION」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

関連記事