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高橋大輔、浅田真央らを支えた日本のテクニカル・スペシャリスト

高橋大輔、浅田真央らを支えた日本のテクニカル・スペシャリスト

J-WAVE金曜午前の番組「-JK RADIO-TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「MACROMILL THE HIDDEN STORY」。2 /14のオンエアでは、日本のフィギュアスケート選手を支えるテクニカル・スペシャリスト、岡崎真さんが登場しました。

現在、福岡県でフィギュアスケートのコーチをする岡崎さんの、もうひとつの顔が「テクニカル・スペシャリスト」。これは、ソルトレイク・オリンピックでフィギュアの採点に不正があったことを受けてできた、新しい「技術役員」的なポジションなのだとか。

テクニカル・スペシャリストは、選手が演技の中でどんなジャンプの種類を跳んだのかなどを見極める役割を担っており、ジャッジはそれを受けて、その技の質を評価するのだそうです。

「テクニカル・スペシャリストは、日々フィギュアスケートに携わるプロコーチであるとか、プロスケーターといった、『選手時代にトップレベルのスケーターだった者から選んで審査をしてもらう』という役職なんです」(岡崎さん)

採点について知り尽くした存在なので、トップスケーターからアドバイスを求められることも多いと言います。

「高橋大輔選手には、ずっと何年間も(アドバイスを)続けているんです。浅田真央選手についても、スピンのアイディアを出したりとか。ステップも『レベル4を取るにはちょっと不足している内容』があったりするので、それを補うことでサポートさせていただきました。村上佳菜子選手も、『やっぱりオリンピック初出場だし、不安なので見ていただきたい』ということがありましたので、行ってきました」

特に長く見続けてきたという高橋大輔選手について、岡崎さんは次のように話します。

「スピンに関しては、彼自身『進化をしたい』ということで、バレエを始めたりしたので、スピンのポジショニングがきれいになりました。あとは柔軟性が増したので、スピンのレベルを取るためのバリエーションも豊富になってきました。バラエティに富むようになったというか。俳優さんでいうと、二枚目もできるし三枚目もできる。役柄によって自分を変えられるところがあります」

また、女子のエースである浅田真央選手とも、「だいたいシーズン最初に『プログラムができてきました』という直後に、チェックの依頼があるんです」(岡崎さん)と話すように、深く関わっている様子。試合の映像を見て、メールでフィードバックする、という形をとることもあると言います。そんな中で浅田選手には、こんなアドバイスを心掛けているそうです。

「今回、(大会で技の)レベル4が取れていたけど、たとえば『僕が審査員だったら、あそこが甘かったから取れてないから、今回やさしくてラッキーだったよ』とか、ちょっと厳しめ目線で指摘するんですね、いつも」

やはり世界トップレベルで戦う選手には、厳しめのアドバイスが必要なようです。ソチ・オリンピックでは、フィギュアスケート男子シングルが始まりましたが、選手たちがこれからどのような活躍を見せてくれるのか、期待は高まります。

【関連サイト】
「-JK RADIO-TOKYO UNITED」
https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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