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商店街が伸びている? 吉祥寺で広まる「駅遠」とは

商店街が伸びている? 吉祥寺で広まる「駅遠」とは

J-WAVE朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO
TOKYO DICTIONARY」。11/28のオンエアでは、「駅遠(えきとお)」というキーワードを紹介しました。

あまり耳馴染みがないこの言葉ですが、その名の通り、駅から近い「駅近」の対義語です。商売を始める人なら、できるだけ駅の近くに出店したいと考えるものですが、実は今、東京・吉祥寺の街では、逆の現象が起きており、駅から遠い所に出店するお店が増え、商店街が少しずつ伸び始めているというのです。

これはどういうことなのでしょうか。現在、吉祥寺は50年に一度と言われるほど大規模な再開発の真最中。この流れの中で駅近物件の家賃が高騰しており、新規出店を目指す人たちがなかなか駅近に出店できないということから、駅から遠い場所への出店が相次いでいるそうです。

実際に、駅から少し離れた大正通り商店街では、ここ数年で2割ほどお店が増加し、徐々に商店街が伸びているそう。大正通り商店会の土平哲生さんによれば、駅遠は、駅から離れているだけあって、しっかりした目的意識の客が多く、実際に街の経済を動かしている主婦や年配の人たちが、ゆっくり、安心して買い物ができることが成功の理由だと分析。「そういう方々をターゲットにした商売は、これからまだまだいけるんじゃないかなと思います」と話しました。

また、土平さんは、東京にありがちな、駅の中にすべてが集約されつつある、上に上にと広がる街ではなく、「外に横に」広がっていく街づくりが吉祥寺の特徴だとか。そんな「駅遠」が盛り上がる街が、今後は東京のほかの場所でも増えていくかもしれません。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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