J-WAVE土曜の番組「RADIO DONUTS」のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」(ナビゲーター:渡辺祐・山田玲奈)。8/17のオンエアでは、ゲストに俳優の要潤さんが登場。人間・要潤として、大切なことを教えてくれた人について話しました。
実は中学時代は引っ込み思案だったという要さん。そんな要さんが人前に出ることを好きになったきっかけは、地元で行われていたある活動がきっかけだったといいます。
「中学校の時にジュニアリーダーという、地元でやっているボランティア活動がありまして。僕は小中学校の時は引っ込み思案で人前に出ることが恥ずかしかったんですが、同級生のお父さんが積極的に取り組んでいて、家が近所だったこともあり、誘われてジュニアリーダーをやっていたんです。小学生20人くらいとキャンプに行くと、そこでは当時中学生だった僕が、リーダー的な存在としてレクリエーションをするんですね。みんなで遊ぶレクリエーションを教えることで、人前に出て人を喜ばせることはすごく楽しいなと感じたんです。それから人前に出ようと、人とコミュニケーションをたくさんとろうと、そう考えるようになりました」(要さん)
そして要さんが俳優になろうと決意したとき、その友人のお父さんからある言葉をもらったといいます。
「俳優になると決心して東京に出ようとしたときに、その同級生のお父さんから素晴らしい言葉をいただきました。それは『小さな芸ができない人は大きな芸もできない』という言葉でした。その言葉を胸に秘めて、今もがんばっております」(要さん)
そしてそんな要さん、俳優になってからも先輩の俳優さんから様々な言葉をもらったのだそうです。中でも心に残ったというのが、あの大物俳優の言葉でした。
「一番心に残っているのは大杉漣さんにいただいた言葉です。以前、共演させていただいたときに大杉漣さんが書いた本をプレゼントしてくださって。『現場者(げんばもの)』というタイトルでした。それを僕はいただいて1日か2日で読み終えてしまったんです。それくらい、俳優の教科書というか、俳優としてのたたずまいや仕事に対する意欲などが書かれていて、すごく共感できたんです。その本の一番最後に『ハードな仕事をこなしている照明さん、カメラマンさん、音声さん、監督、すべてのスタッフ側に僕は常にいたい』と書かれていたんですね。スタッフも、役者も一緒なんだよ、と。同じ目線で考えて演じていくことが大切なんだよ、と書かれていて。僕の中ではそれが真髄というか、ハッとさせられた言葉でした」(要さん)
そしてその言葉を知ってからは「スタッフの皆さんとすごく仲良くなれたし、お互い立場を尊重しあえた」とも話す要さん。要さんの演技の背景にはこんな風に、これまで関わってきた様々な人や言葉の影響があったんですね。
【関連サイト】
「RADIO DONUTS」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/