今、古墳が密かなブーム? その魅力とは

J-WAVE金曜の番組「GOLD RUSH」(ナビゲーター:渡部 建)のワンコーナー「CURIOUSCOPE」。8/16のオンエアでは、ゲストに「古墳にコーフン協会」の会長でブルース歌手の、まりこふんさんが登場。古墳の魅力について語りました。

まず「古墳にコーフン協会」とはどのようなものかというと、一見すると堅苦しくて考古学的なイメージを持ちがちな古墳を、もっとゆるい形で楽しむことを目的とした協会なのだそう。「歴史とか分からなくても、デザインとか可愛いし、楽しめるんだよっていう協会です」(まりこふんさん)とのこと。

そしてそんなまりこふんさんに、古墳にかける思いを熱弁してもらいました。

「私が古墳好きになったきっかけは、大阪にある仁徳天皇陵だったんです。でも、古墳の近くに行っても、宮内庁が管轄している関係などで中に入れないし、あの鍵穴の形の部分にも近づけないんです。実は仁徳天皇陵は秦の始皇帝のお墓より、ピラミッドよりも大きいんですよ。もっと観光化して、みんなに知ってもらったら観光客とか集まるのに、こんなにすごいものがそんな扱いでいいのか、と思うようになりまして」(まりこふんさん)

古墳に近づきたいという強い思いから、実はまりこふんさんはセスナ機で仁徳天皇陵の上空を飛んだこともあるのだとか。当時のことを興奮気味に話していました。そしてまりこふんさん曰く、いま密かに古墳ブームが来ているのだそう。

「今までは古墳に行っても人に会わなかったんですよ。たまに見かけてもおじいちゃんとかで。それが最近ではカップルで来ていたり、女性がひとりで来ていたりとか。あれ、これちょっと来てるんじゃないか、と」(まりこふんさん)

さらに、古墳ブームを裏付けるかのような出来事がもうひとつ。実は今度、古墳好きにはたまらないイベント、キトラ古墳の石室公開が行われるのだそうですが、1日400人限定で入場者を募ったところ、応募が殺到。古墳にコーフン協会の会員(20名ほど)も総出で応募したそうなのですが、全員はずれてしまったとのこと。

これには渡部さんも「これは本当に、古墳が来てるかもしれませんね」と驚きのコメント。

こうして今ブームになりつつある古墳ですが、実は都内にも小さな古墳がたくさんあるのだとか。中でもおススメの古墳について聞いてみました。

「近場では東京タワーのすぐそばに芝丸山古墳というのがあるんですが、これはすごくオススメです。すごく気持ちがいい場所で、古墳のくびれた形も体感できるんです。周りを歩けて、上にも登ることができます。それから世田谷区には野毛大塚古墳というのがあって、これは帆立貝式古墳という形をしています。周りにハニワがあったり、古墳祭りをやったりしています」(まりこふんさん)

これらの古墳の楽しみ方としては、それぞれの特徴的なデザインを楽しんだり、周囲が木々に囲まれていることも多いので、森林浴ならぬ「古墳浴」をしてみたりするのがいい、とのこと。

夏のレジャーのひとつとして、古墳めぐりを取り入れて見てはいかがでしょうか?

【関連サイト】
「GOLD RUSH」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/goldrush/

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