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30分ほどで完成! 台、鼻緒を選んで作るオリジナル下駄

J-WAVE午前の番組「I A.M.」(ナビゲーター:藤原恵子)のワンコーナー「Q・B・B Cheese Dessert SIGN OF THE TIMES」。5/21のオンエアでは、これからの季節にぴったりな「オリジナル下駄」がトピックスに。

この「オリジナル下駄」を製作しているのが新宿区四谷にある「四谷三栄」。三代目社長の伊藤実(まこと)さんにお話を聞きました。

「最近、ファッションの流れが変わってきて、自分だけの物を作りたいという人がだいぶ増えてきています。四谷三栄では、自分で鼻緒と台を選んで、あとは私達スタッフと相談しながら、お客様だけのオリジナルの下駄を作るということをしています」(伊藤さん)

最近ではお祭りや花火大会以外にも、食事や観劇、クルーズなどに浴衣を着る人が増えていて、それに合わせて下駄も注目を集めているのだそう。また、ミュール感覚で洋服に下駄を合わせる人も増えているのだとか。

具体的にどのようにオリジナル下駄を作るのかというと、まずは足を乗せる木の台の部分を選びます。人によって足の幅が広い、甲が高いなど違いがあるので、プロにしっかりと足の形を見てもらいます。色も選べるので、浴衣や帯の色に合わせて、白木のナチュラルなタイプや、焼きを入れたり塗ったりした黒っぽいものなど、幅広い色から選ぶことができます。下駄の台は桐でできているものが多いのですが、足が疲れやすい人は、足に当たる部分にクッション性の高い布地をはるのもお勧めです。

そして鼻緒ですが、最近は天然素材の麻を使用したものが人気なのだそう。水玉模様やアニマル模様などポップなものもあり、普段使いもできそうな柄も取り揃えています。鼻緒のこだわりについて、伊藤さんは次のように話します。

「下駄の場合は素足で履きますので、足に当たる部分にはきめ細かい素材を使っています。中にも綿をたくさん詰めていますので、これにより足の当たりが柔らかく、鼻緒ずれがしにくいんですね。鼻緒の裏の部分も必ず小槌で叩いて柔らかくしていますので、足になじんだ感じで履いていただけるようにしています」(伊藤さん)

店頭では微調整をしながら鼻緒をすげていき、30分程度で完成するのだそう。台と鼻緒を自分で選べて、値段は1万円ほどから。アフターサービスも万全で、鼻緒は使用していると少しずつのびてくるのですが、購入後はお店に持っていけば何度でも無料で調整してくれます。

職人さんが自分のために作ってくれた下駄なら、特別に愛着がわきそうですね。気分が変わったら鼻緒を変えて違ったスタイルを楽しむこともできるので、これからにぴったりの、エコな履物といえそうです。

【関連サイト】
「I A.M.」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/iam/

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