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ONE OK ROCK・Taka、初のアメリカツアーは「悔しさも感じながら」【特集】

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。2月19日(火)のオンエアは、DAOKOとのコンビでお届けしました。

注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、2月に通算9枚目となるアルバム『Eye of the Storm』をリリースしたONE OK ROCKを特集しています。

日本のみならず、活動の場を世界に広げるONE OK ROCK。先日、エド・シーランのアジアツアー全10公演のサポートアクトとしての出演が発表され、話題になりました。さらにアメリカツアー、ヨーロッパツアーもあり、2019年も活躍が楽しみな彼らの歴史を、ボーカルのTakaさんのコメントを交えながらお届けしています。1日目は、結成からデビュー、『完全感覚Dreamer』の発売までを振り返りました。2日目はその続きから。


■ライブを行う会場規模の拡大で、サウンドも変化

2011年にリリースした5枚目のアルバム『残響リファレンス』リリースの前年に行われた初の日本武道館公演が、同作品のサウンドに大きな影響を与えました。それまでは主にライブハウスを中心にライブを行ってきた彼らにとって、日本武道館のような座席付きの会場は珍しいものでした。会場の規模も大きく、立って聴いている人もいれば座って聴いている人もいるという状況で、これまで通りのサウンドだけではいけない、と感じたそうです。

ひとつ前のアルバム『Nicheシンドローム』が、彼らの初期衝動の爆発をそのままパッケージしたような作品だったのに対し、『残響リファレンス』はバンドの「静」と「動」を表現したようなサウンドや、グルーヴに幅を持たせた作品に。かなりテンポを落とした曲も収録されました。より大きな会場やバンドとしての将来を見据えて、そのときにONE OK ROCKに必要なサウンドを探求した仕上がりになっています。

大きな会場が似合うバンドとして進化していったONE OK ROCKは、横浜アリーナ2Days公演を即日ソールドアウトさせると、2013年には6枚目のアルバム『人生×僕=』をリリース。このアルバムを引っさげて過去最大規模となる全国6ヶ所11公演のアリーナツアーを開催。10万人を動員しました。その当時の活動やバンドの心境について、ボーカルのTakaさんにお話しをお訊きしました。

Taka:2010年代に入り、いろんなフェスにも参加させていただきました。アルバムを出せば、みなさんが認知して、買ってくださって、ライブに来ていただけるという雰囲気がすごく高まりつつ、武道館が終わったあとにアリーナツアーという、バンドにとってはビッグステップアップのツアーがありました。それを自分たちの中でどういうふうに消化して、音を鳴らしていくかというところで苦難があったんですが、ファンのみなさん、いろんな方の力添えがあって成功させることができ、「ここからONE OK ROCKは一体またどこを目指していくのか」というタイミングになります。


■初のアメリカツアーは、バンドの認知度も低いなかで…

2013年にヨーロッパ・アジアツアー、アメリカ公演がスタート。ONE OK ROCKは洋楽に大きな影響を受けているため、実は結成当初から日本での活動よりも、海外で活動したいという思いがとても強かったそう。日本での経験を積み重ね、ついに実現した海外進出はどうだったのでしょうか。

Taka:ONE OK ROCKが初めてアメリカでツアーをしたときは、ONE OK ROCKを知らない人のほうが圧倒的に多いというか、認知されてないので、「WARPED TOUR」という大きなアメリカのフェスティバル形式のツアーがあるんですけど、そこにアメリカの50組を超えるバンドと、ヨーロッパからも何組かいて、その中の1組として日本から参加させてもらったんです。小さいステージで朝一番。それが毎日、約2ヶ月間くらい続くという、過酷なツアーなんですけど。なんと言うか、人種の違いの壁も乗り越えながら、悔しさも感じながらアメリカの地で音を鳴らした、という感じじゃないかな。

当時は右も左もわからず、英語も喋れない状況下での海外ツアーだったことと、日本でアリーナツアーを成功させた後だったこともあり、ONE OK ROCKにとって時差も含め、感覚の違いに衝撃を受けたとTakaさんは振り返ります。

Taka:これから自分たちは人生をかけてやっていかなきゃいけないんだなと、そんなふうに向き合えたタイミングでもあります。この時の自分たちのモチベーションが高かったおかげで、今日もこんなふうにしてONE OK ROCKは音を鳴らして、海外でもライブができているんだと思います。

藤田は、「海外では、細かいステージの演出など日本との文化の違いがあったものの、そこにくじけず、海外で勝負をしていきたいという気持ちがさらに盛り上がったというのはすごい!」とコメント。この2013年を皮切りに海外での活動を積極的に行うようになり、バンドの目線もこれまで以上に海外へと向けられていくことになります。

【3回目】ONE OK ROCK・Takaが語る、「日本のロックバンド」だから作れたサウンドとは

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時?24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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