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アメリカ・中国から見る 日本との就職活動の相違点

J-WAVE金曜の番組「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「TOKYO CROSSING」。7月31日のオンエアでは、海外の就職活動事情にフォーカスしました。

就職難と言われる日本で、学生にとって就職活動は悩みの種ですが、海外では日本のような就職活動はあるのでしょうか? アメリカ・ニューヨークの中村英雄さんと、中国・北京のオールアバウト、鈴木晶子さんにそれぞれの国の就職活動を聞いてみました。

まずは、アメリカ・ニューヨークですが、日本のように アメリカの企業では、毎年、新卒を定期採用する習慣はないそうです。「ジョブ・フェア」という企業と学生を繋げる説明会のようなものはありますが、普段からのインターシップでの参加の方が就職に大きく影響するそうです。ニューヨークでは大学在学中から、自分のやりたい仕事の企業へ出かけていって、研修生として働くことが多いそう。いわゆる「レジュメ」をどれだけ構築できるかが目標となっており、日本の履歴書のように、写真は貼っておらず、年齢や性別まで書くことはないそうです。学校で何を勉強して、どんな研究をして、それが社会でどのように役に立つかを明確に書く必要があり、企業が欲しがる実力があるかどうかが重用視されるとのことです。

対する、中国・北京は日本のように新卒採用の就活があり、履歴書をもって企業をまわるそうです。2013年から、就職難が顕著に目立つようになり、「史上空前の就職難」と言われているそう。2005年の338万人の高学歴な人材が、今年は倍以上の749万人になり、いくら良い大学を出ても就職口がない……という状況になってしまっているそうです。

ちなみに、人気の職種は公務員。手厚い保証などが人気の理由で、2015年度の国家公務員の最高倍率は国家機関事務管理局で、なんと、2625倍(!)。格差社会なので、裕福な家庭のベビーシッターなど、業種によっては人手不足のものもあり、新卒より給料が高いこともあるそうなのですが、「大学を出てまでそういう仕事は……」と、条件を下げるくらいなら就職をしないというニート(中国語では「カンラオズー」)が急増しており、社会問題になっているとか。

所変われば事情もかなり変わってくる就職事情。日本企業も、企業によっては積極的に海外の学生を採用しており、日本の学生は、これから海外の優秀な人材と戦うことも一つの大きな課題となりそうです。

【関連サイト】
「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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