提供:ENEOS株式会社
地球のよりよい未来の実現に向けたSDGsについてゲストを招き、リスナーと一緒に学んでいくJ-WAVE『ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-』(毎週土曜日14:00〜14:30)。ナビゲーターを務める俳優でモデルの堀田茜が7月10日、東京・渋谷ヒカリエ8にて開催された公開収録に出演した。
ゲストとして登場したのは、タレント・映画コメンテーターでJ-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』(毎週金曜11:30-16:00)のナビゲーターを務めているLiLiCo、そしてENEOSホールディングス株式会社AIイノベーション部の蓬田(よもぎた)憲太郎さん。スウェーデン・ストックホルム出身のLiLiCoは、日本とスウェーデンのSDGsに対する意識の違いについて、蓬田さんは自身が所属するAIイノベーション部の役割について語った。
堀田:LiLiCoさんとお話していきたいテーマは、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」、さらに目標12「つくる責任 つかう責任」です。LiLiCoさんといえば、出身がスウェーデンですが、環境への意識が高い国というイメージがあります。エコやリサイクルは身近なものでしたか?
LiLiCo:特別、考えたこともないくらい身近なものでした。SDGsは最近生まれた言葉( 編註:SDGs(持続可能な開発目標)という言葉自体は2015年に国連で採択されたもの。 )なので、スウェーデンで行なっていたことを日本で話すと「スゴいね」などと言われましたが、スウェーデン人にとってはとても当たり前なことでした。1980年代からペットボトルのリサイクルも行われていましたし。
堀田:1980年代から! スゴいですね。
LiLiCo:ペットボトルは当時、スーパーにリサイクルとして持って行ったらお金が出てきました。1つに対して大体10円。だから子どもたちはお手伝いできることがうれしかったし、10個くらいリサイクルしたらお菓子も買えたんです。
なのでペットボトルをどこかに捨てるという文化はありませんでした。現在のスウェーデンではお金が出てこないで、何%割引になるという券が出てきます。スウェーデンはキャッシュレス社会になったので、お金を見たことがない人がたくさんいるんですよ。私は一応お札だけ持つようにしているんですけどね。
堀田:そうなんですね! お金を見たことがない人がいるのは、日本人的には考えられません。
LiLiCo:加えて、衣類を捨ててはいけないというルールもスウェーデンではありましたが、下着や靴下などはお下がりで使用したくない人もいるでしょう。そこで去年、そういったものは“燃えるゴミで捨てていい”というルールに改定されました。それくらい寄付やリサイクルが国民に義務付けてられているんです。
LiLiCo:食べ物で見ると、日本では例えばデザートのケーキを食べるとなったとき、配膳されたものをいただくけれど、コースだと「もう食べられない」などの問題が出てきます。一方、スウェーデンでは、食べられる分だけ自分で切り分けるんです。「ラーゴム(Lagom)」と言うんだけど、これは「ちょうどいい」という意味。
スウェーデンの伝統的な食べ放題スタイルは「スモーガスボード」と呼ばれるけれど、日本の「バイキング」の語源になっています。自分で取りに行き、自分で食べられる分だけお皿によそう。これもSDGsなんです。
堀田:なるほど! 日本だと“もったいないの精神”に通じる感じですね。
LiLiCo:そう。スウェーデンでいっぱい取りすぎると、「自分のお腹の具合がわからなかったの?」と言われてしまうんです。もちろん、おかわりしてもいいので、ちょっとずつお皿によそってちょうどいいスタイルでご飯を食べるのがスウェーデン流なんです。
スウェーデンと日本ではスーパーの販売形態も異なるようだ。
LiLiCo:バナナを買うときに房で置かれている場合もあるけれど、スウェーデンでは房から1本だけ取って買い物することも出来ます。日本に来てビックリしたのは、バナナには皮がついているのに、ラップに包まれて、トレーに乗っているのを見たこと。色んな文化があるので、もちろんすべてスウェーデンが正解とは思わないけれど、日本には丁寧に包装する文化がありますよね。
スウェーデンでは、リンゴや梨の木を庭で育てている家庭もあります。収穫の時期になると、全部は食べられないから、リンゴや梨をバケツに入れて、家の前に置いたりする。「どうぞ」とも書かずに、それを近所の方々が持って帰ります。日本人はそういったものに対して気をつかったりするから、マインドを変えないと難しいと思うけれど、そういった違いもありますね。
堀田:そうなんですね! まだスウェーデンには行ったことがないので、ぜひ一度行ってみたいです! 今日はLiLiCoさんのエネルギッシュな姿が見られてよかったです。またお話できる機会ができたらうれしいです!
LiLiCo:こちらこそ! ぜひまたラジオで共演しましょう!
堀田:蓬田さんが所属されているAIイノベーション部はどういった部署なんですか?
蓬田:神奈川・横浜にある中央技術研究所から、2025年6月に独立した新しい部署となっています。AIイノベーション部では様々な領域でAIを使っていこうという動きになっていますが、私の場合は化学のバックグランドを持っているので、その知識とAIを組み合わせた研究を行っています。
堀田:なぜエネルギー事業を手掛けるENEOSがAI開発をされているんでしょうか?
蓬田:意外かもしれませんが、実はエネルギー事業こそAIと相性がいいと思っています。ENEOSは製油所の運転や販売、研究開発といった事業を行っていますが、それらを行う中で様々なデータを収集しております。“データがたくさんある”ということは“AIを賢くする”という意味で非常に重要です。独自のデータをたくさん持っていることは、AIを活用する上でのENEOSの強みだと考えています。
AIイノベーション部では文字通りAIを使って「新しい材料」を見つけることに取り組んでいる。それを実現するためのソフトウェア「MatlantisTM(マトランティス)」を株式会社Preferred Networksと共同で開発した。
堀田:Matlantisは私も初めて聞く名前ですが、何か由来があるんですか?
蓬田:材料を意味する“マテリアル”、伝説の大陸を意味する“アトランティス”を組み合わせた造語になっていて、未知の材料が眠る“分子の海”に挑む研究者たちにとっての羅針盤になって欲しいという思いが込められています。
Matlantisの最大の特徴は「高速」であることだ。AIの力で、従来の方法より最大7000万倍速く、従来では数か月から数年かかる計算が1秒もかからずに終わる計算になる。そして一般的なブラウザ上で使えるという「使いやすさ」も魅力の1つである。
蓬田:ここで説明しただけでは伝わらないと思うので、今回は堀田さんに実際にMatlantisを使っていただきたいと思っているのですが…?
堀田:なんと! パソコンを使うのは大学生以来です(笑)。
蓬田:最強の脱臭剤を作っていただきたく思っています! アンモニア(NH₃)をよく吸着する分子を作って、脱臭剤の性能を調べるという開発体験を行いたいと思います。
堀田:えー! そんなことができるんですか?
蓬田:できます! まず堀田さんのオリジナルの脱臭剤の名前を決めてください。
堀田:えっ…! なんだろう……「におわなくな〜る」とか(笑)?
蓬田:いい名前だと思います(笑)。
会場のモニター上にはさまざまな元素とそれを繋げる棒などの図形が並んでいたが、蓬田さんの手ほどきを受けて、堀田はオリジナルの脱臭剤「におわなくな〜る」を完成させた。レクチャーが始まってから脱臭剤の設計・評価が完了するまでの時間はおよそ5分だった。
堀田:あっという間にできましたね!
蓬田:堀田さんが作った脱臭剤「におわなくな〜る」はSランクでした! Sランクは最高評価ですので、とてもいい脱臭剤が作られたことになります。
堀田:やった(笑)!
AIイノベーション部は、Matlantisをさらに速く、より精度が高くなるように開発を進め、画期的な材料を見つけられる確率を高めたいと考えているそうだ。
蓬田:将来的には、生成AIの技術も取り入れ、Matlantisと友達感覚で会話しながら指示を出せるようにしたいと計画しています。
さらにその先には、機械の省エネルギー化に必要な潤滑油、長持ちするバッテリー、環境負荷の小さな素材など、未来の社会を支える材料を生み出していきたいと考えています。Matlantisが、環境問題やエネルギー問題の解決につながる新しい材料を生み出す基盤にしていきたいです。
堀田:ENEOSはエネルギー事業の会社だと思っていましたが、こういったお仕事は知らなかった側面ですし、これで新しい素材や材料が開発されれば、環境負荷なく私たちの生活がより豊かになるということなんですね。今後のAIイノベーション部のご活躍も期待しています。本日はありがとうございました!
(構成=中山洋平)
地球のよりよい未来の実現に向けたSDGsについてゲストを招き、リスナーと一緒に学んでいくJ-WAVE『ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-』(毎週土曜日14:00〜14:30)。ナビゲーターを務める俳優でモデルの堀田茜が7月10日、東京・渋谷ヒカリエ8にて開催された公開収録に出演した。
ゲストとして登場したのは、タレント・映画コメンテーターでJ-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』(毎週金曜11:30-16:00)のナビゲーターを務めているLiLiCo、そしてENEOSホールディングス株式会社AIイノベーション部の蓬田(よもぎた)憲太郎さん。スウェーデン・ストックホルム出身のLiLiCoは、日本とスウェーデンのSDGsに対する意識の違いについて、蓬田さんは自身が所属するAIイノベーション部の役割について語った。
堀田茜×LiLiCo スウェーデン流の頑張らないエコライフとは?《 ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE- 》
スウェーデンでは1980年代からペットボトルのリサイクルが行われていた
LiLiCoはスウェーデンで生まれながら、日本で歌手になることを目指し、18歳で来日した。スウェーデンといえば、2045年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を掲げる環境先進国だ。堀田:LiLiCoさんとお話していきたいテーマは、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」、さらに目標12「つくる責任 つかう責任」です。LiLiCoさんといえば、出身がスウェーデンですが、環境への意識が高い国というイメージがあります。エコやリサイクルは身近なものでしたか?
LiLiCo:特別、考えたこともないくらい身近なものでした。SDGsは最近生まれた言葉( 編註:SDGs(持続可能な開発目標)という言葉自体は2015年に国連で採択されたもの。 )なので、スウェーデンで行なっていたことを日本で話すと「スゴいね」などと言われましたが、スウェーデン人にとってはとても当たり前なことでした。1980年代からペットボトルのリサイクルも行われていましたし。
LiLiCo:ペットボトルは当時、スーパーにリサイクルとして持って行ったらお金が出てきました。1つに対して大体10円。だから子どもたちはお手伝いできることがうれしかったし、10個くらいリサイクルしたらお菓子も買えたんです。
なのでペットボトルをどこかに捨てるという文化はありませんでした。現在のスウェーデンではお金が出てこないで、何%割引になるという券が出てきます。スウェーデンはキャッシュレス社会になったので、お金を見たことがない人がたくさんいるんですよ。私は一応お札だけ持つようにしているんですけどね。
堀田:そうなんですね! お金を見たことがない人がいるのは、日本人的には考えられません。
LiLiCo:加えて、衣類を捨ててはいけないというルールもスウェーデンではありましたが、下着や靴下などはお下がりで使用したくない人もいるでしょう。そこで去年、そういったものは“燃えるゴミで捨てていい”というルールに改定されました。それくらい寄付やリサイクルが国民に義務付けてられているんです。
自分で食べられる分だけお皿によそう これもSDGs
LiLiCoはスウェーデンと日本の食文化の違いについても語った。LiLiCo:食べ物で見ると、日本では例えばデザートのケーキを食べるとなったとき、配膳されたものをいただくけれど、コースだと「もう食べられない」などの問題が出てきます。一方、スウェーデンでは、食べられる分だけ自分で切り分けるんです。「ラーゴム(Lagom)」と言うんだけど、これは「ちょうどいい」という意味。
スウェーデンの伝統的な食べ放題スタイルは「スモーガスボード」と呼ばれるけれど、日本の「バイキング」の語源になっています。自分で取りに行き、自分で食べられる分だけお皿によそう。これもSDGsなんです。
堀田:なるほど! 日本だと“もったいないの精神”に通じる感じですね。
スウェーデンと日本ではスーパーの販売形態も異なるようだ。
LiLiCo:バナナを買うときに房で置かれている場合もあるけれど、スウェーデンでは房から1本だけ取って買い物することも出来ます。日本に来てビックリしたのは、バナナには皮がついているのに、ラップに包まれて、トレーに乗っているのを見たこと。色んな文化があるので、もちろんすべてスウェーデンが正解とは思わないけれど、日本には丁寧に包装する文化がありますよね。
スウェーデンでは、リンゴや梨の木を庭で育てている家庭もあります。収穫の時期になると、全部は食べられないから、リンゴや梨をバケツに入れて、家の前に置いたりする。「どうぞ」とも書かずに、それを近所の方々が持って帰ります。日本人はそういったものに対して気をつかったりするから、マインドを変えないと難しいと思うけれど、そういった違いもありますね。
堀田:そうなんですね! まだスウェーデンには行ったことがないので、ぜひ一度行ってみたいです! 今日はLiLiCoさんのエネルギッシュな姿が見られてよかったです。またお話できる機会ができたらうれしいです!
LiLiCo:こちらこそ! ぜひまたラジオで共演しましょう!
さまざまなAI技術の開発を手がけるENEOSのAIイノベーション部とは?
公開収録の終盤では、この番組のスポンサーであるENEOSホールディングス株式会社のAIイノベーション部に所属する蓬田さんが登場し「ENEOSにおけるAIの活用」をテーマにトークが行われた。堀田:蓬田さんが所属されているAIイノベーション部はどういった部署なんですか?
蓬田:神奈川・横浜にある中央技術研究所から、2025年6月に独立した新しい部署となっています。AIイノベーション部では様々な領域でAIを使っていこうという動きになっていますが、私の場合は化学のバックグランドを持っているので、その知識とAIを組み合わせた研究を行っています。
蓬田:意外かもしれませんが、実はエネルギー事業こそAIと相性がいいと思っています。ENEOSは製油所の運転や販売、研究開発といった事業を行っていますが、それらを行う中で様々なデータを収集しております。“データがたくさんある”ということは“AIを賢くする”という意味で非常に重要です。独自のデータをたくさん持っていることは、AIを活用する上でのENEOSの強みだと考えています。
AIイノベーション部では文字通りAIを使って「新しい材料」を見つけることに取り組んでいる。それを実現するためのソフトウェア「MatlantisTM(マトランティス)」を株式会社Preferred Networksと共同で開発した。
堀田:Matlantisは私も初めて聞く名前ですが、何か由来があるんですか?
蓬田:材料を意味する“マテリアル”、伝説の大陸を意味する“アトランティス”を組み合わせた造語になっていて、未知の材料が眠る“分子の海”に挑む研究者たちにとっての羅針盤になって欲しいという思いが込められています。
Matlantisの最大の特徴は「高速」であることだ。AIの力で、従来の方法より最大7000万倍速く、従来では数か月から数年かかる計算が1秒もかからずに終わる計算になる。そして一般的なブラウザ上で使えるという「使いやすさ」も魅力の1つである。
蓬田:ここで説明しただけでは伝わらないと思うので、今回は堀田さんに実際にMatlantisを使っていただきたいと思っているのですが…?
堀田:なんと! パソコンを使うのは大学生以来です(笑)。
蓬田:最強の脱臭剤を作っていただきたく思っています! アンモニア(NH₃)をよく吸着する分子を作って、脱臭剤の性能を調べるという開発体験を行いたいと思います。
堀田:えー! そんなことができるんですか?
蓬田:できます! まず堀田さんのオリジナルの脱臭剤の名前を決めてください。
堀田:えっ…! なんだろう……「におわなくな〜る」とか(笑)?
蓬田:いい名前だと思います(笑)。
会場のモニター上にはさまざまな元素とそれを繋げる棒などの図形が並んでいたが、蓬田さんの手ほどきを受けて、堀田はオリジナルの脱臭剤「におわなくな〜る」を完成させた。レクチャーが始まってから脱臭剤の設計・評価が完了するまでの時間はおよそ5分だった。
蓬田:堀田さんが作った脱臭剤「におわなくな〜る」はSランクでした! Sランクは最高評価ですので、とてもいい脱臭剤が作られたことになります。
堀田:やった(笑)!
AIイノベーション部は、Matlantisをさらに速く、より精度が高くなるように開発を進め、画期的な材料を見つけられる確率を高めたいと考えているそうだ。
蓬田:将来的には、生成AIの技術も取り入れ、Matlantisと友達感覚で会話しながら指示を出せるようにしたいと計画しています。
さらにその先には、機械の省エネルギー化に必要な潤滑油、長持ちするバッテリー、環境負荷の小さな素材など、未来の社会を支える材料を生み出していきたいと考えています。Matlantisが、環境問題やエネルギー問題の解決につながる新しい材料を生み出す基盤にしていきたいです。
堀田:ENEOSはエネルギー事業の会社だと思っていましたが、こういったお仕事は知らなかった側面ですし、これで新しい素材や材料が開発されれば、環境負荷なく私たちの生活がより豊かになるということなんですね。今後のAIイノベーション部のご活躍も期待しています。本日はありがとうございました!
(構成=中山洋平)