さらさ「理解者がここにいた」、タイムマシンで会ってみたい人は岡本太郎!?

シンガーソングライターのさらさが、フェスの思い出やメジャーデビューをした現在の心境、楽曲制作の原動力などを語った。

さらさが登場したのは、8月23日(日)放送のJ-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。世界のミュージックシーンからJ-WAVEが厳選した100曲を4時間にわたってお届けするプログラムだ。

サマソニ、メジャーデビューと盛りだくさんの夏

さらさは『SAISON CARD TOKIO HOT 100』に2025年1月以来、およそ1年半ぶりの登場となった。ナビゲーターのクリスが「今年の夏はいかがですか?」と尋ねると、「すごく楽しんでいます」と充実した日々を送っていることを明かす。

クリス:今年の夏は、何がよかったですか?

さらさ:フェスも出させていただけたし、海にも入れたし、けっこう楽しく夏をコンプリートしています。

クリス:8月15日には「SUMMER SONIC 2026」に初出演されました。どうでしたか?

さらさ:「FUJI ROCK FESTIVAL」などには出たことはありましたが、サマソニは初だったので楽しかったです。お客さんもたくさん観に来てくださって、気持ちよく歌えました。

クリス:フジロックは山のなかですが、都市型であるサマソニのよいところはどこでしょう?

さらさ:室内でパフォーマンスできる点ですね。私がステージに出ているときも大雨だったらしくて、たぶんそれもあってみんな室内に入って来て、お客さんが多かったです(笑)。やっぱりお客さんからすると、すごく観やすいですよね。

さらさは2021年7月に『ネイルの島』でデビュー。『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではおよそ5年にわたってコンスタントに楽曲がチャート入りしている。8月5日にはエピックレコードジャパンよりメジャーデビューを果たし、デビュー作となるミックステープEP『Live Bluesy』をリリースした。

クリス:メジャーデビューの心境はどうですか?

さらさ:気持ち的には変わらずですが、制作が今まででいちばん楽しくできているなと思えていて、いい感じです。

クリス:ちなみに、最初にゲストに来た5年前は「音楽以外に美術作家、アパレルブランドのバイヤー、フォトグラファー、フラダンサーなどさまざまな顔を持つ、湘南出身のニューアーティスト・さらさ」と紹介しました。フラダンスはお母様が先生をやっていらっしゃって、アパレルブランドのバイヤーさんとしての顔も有名ですが、フォトグラファーというのは?

さらさ:実は、アパレルブランドで最初はフォトグラファーとして採用されたんです。美術は美術大学に通っていて、そのあと現代アートや油絵の学校に行ったりもしていました。でも、今は音楽ばっかりですね。

クリス:1本に絞った?

さらさ:そうですね。歌うことがいちばん好きなので、それ1本で日々を彩れているのはすごく“本望”という感じです。

曲作りのモチベーションは“ 怒り”

『SAISON CARD TOKIO HOT 100』では現在、『Live Bluesy』収録の『風になる』がエントリー中。楽曲制作の際のテーマは「早く家に帰りたい」だったと言う。

さらさ:ライブでけっこう地方に行かせていただくことが多いのですが、行きは「ライブ楽しみだな」と思ってワクワクしていても、ライブが終わって帰るときは、帰るだけじゃないですか。だから、もう新幹線に乗った瞬間に「早く着かないかな」「早く帰りたい」とすごく思うんですよ。

クリス:それはなぜ?

さらさ:移動がすごく嫌い(笑)。

クリス:(移動中は)何もできないから?

さらさ:新幹線って、具合が悪くなりませんか?

クリス:ならない。俺はけっこう好き。

さらさ:本当ですか! 私、新幹線に乗るとたぶん自律神経が狂うんですよ。人間が動く速さじゃない速度で動いているから、人類の進化として体がまだ適応していないと思うんですよね。だから、けっこうくらっちゃうんですよ。

クリス:なるほどねえ。たぶん、新幹線のなかで発生している周波数がさらさと合わないんじゃない?

さらさ:へええ。4時間くらいだったら車のほうが体のコンディションは全然いいし、とにかく「もう、早く着いてほしい!」と思います(笑)。

クリス:そういうことなんですね。じゃあ、早速その曲を聴いてみましょう。

番組では、さらさの『風になる』をオンエアした。

さらさ - 風になる [Official Music Video]

さらさは、新たな才能と可能性を発掘するJ-WAVEの新たな音楽プロジェクト「RISING CUTS」の第2弾アーティストに選出。J-WAVEホームページでは、本音を切り取る8分13秒の一問一答インタビューも公開している。



クリス:インタビューのなかで「曲作りのモチベーションは“怒り”にある」と言っていますが、キレるほうなの?

さらさ:めっちゃキレます。

クリス:そうなの(笑)? 全然そんなふうに見えないけど。

さらさ:子どものときから怒りん坊でした。

クリス:どういうことで怒るの?

さらさ:子どものときから、変なことに気づくんです。小学生のときには「同じ年に生まれた人だけが教室に集められて、何年も一緒に過ごさないといけないのは健康的じゃない」とキレて、親に「フリースクールに通わせてくれ」と言ったこともあります(笑)。当時はフリースクールが全然なかったので、親は困っていましたね。

クリス:そうなんだ。環境に対して敏感というか、「ちょっとこれ理不尽じゃない?」ということに気づいちゃうんだ。

さらさ:いまだにそうですが、物心がついたときからそうでした。

クリス:そういう怒りを創作に役立てているんだね。

さらさ:たぶんそういう性格だったから、人とのわかり合えなさや「なんでこうなんだろう?」みたいなことの蓄積で、表現という領域にたどり着いたんだと思います。

クリス:疑問符や納得がいかないところが、曲を作るひとつの原動力になっている。

さらさ:はい。音楽やアートみたいな好きなことも心のよりどころだったと思うし、原動力です。

カラオケの十八番は、あやや!?

『SAISON CARD TOKIO HOT 100』では、ゲストの素顔を引き出すランダム質問を用意。恒例の「ガチャ」でさらさが最初に引いた質問は、「タイムマシンがあったら行ってみたい時代、場所、誰に会いたい?」。

さらさ:会いたいのは、岡本太郎かな(笑)。

クリス:それはなぜですか?

さらさ:岡本太郎と赤瀬川原平が好きだったこともあって美術の大学に行ったので、自分のルーツ的な人だからです。でも、知ったときにはもちろん亡くなっていたので、タイムマシンがあったら会ってみたいですね。

クリス:会ったら何を話しますか?

さらさ:ええ~、何を話すんだろう。人生相談をするかな(笑)。

クリス:すごいことを言うでしょうね。

さらさ:高校生のときに岡本太郎の本を読んで、「理解者がここにいた」みたいな気持ちですごく救われたので、実際に会って声の周波数を浴びてみたいです。

続いて引いた質問は、「カラオケは好きですか? よく歌う十八番を教えてください」。

さらさ:カラオケにはあまり行かないですが、あやや(松浦亜弥)の『LOVE涙色』は、誰かが失恋したときにいつでも歌って踊れるように練習しています。すごくいい歌詞だなと思うので、好きですね。

松浦亜弥「LOVE涙色」Music Video

クリス:失恋の気持ちを吹き飛ばすのに、ぴったりの曲なんですね。

さらさ:そうですね、強さと悲しさとあるので。

さらさは東名阪で対バンツアー「LIVE BLUESY TOUR 2026」を開催。10月29日(木)の名古屋・CLUB UPSETにはNakamuraEmi、10月30日(金)の梅田・Shangri-Laには三浦透子、11月4日(水)の東京・LIQUIDROOMにはAAAMYYYがゲスト出演する。

クリス:ゲストの3人は、さらさからのご指名ですか?

さらさ:はい。私が今、会ってゆっくり話したい人を基準に選びました(笑)。

クリス:なるほど。この3人とはお知り合いなの?

さらさ:はい。もともとみなさん知り合いです。

クリス:対バンやフェスは、単独ライブに比べて燃えるタイプですか?

さらさ:フェスもフェスで燃えるし、対バンも対バンで燃えるんですが、ワンマンとなるとやっぱり自分のことを観るためだけにお金を払って、時間を使って来てくれているので、気合いの入り方がまた違うなと思います。

最後に、さらさが「今、ひそかに考えている企み」を訊いた。

さらさ:2027年中に運転免許を取って、ひとりで移動できる箱がほしいです。ただ、怠惰で自分が運転免許を取れる気がしていないので、こういうところで言って自分を追い詰めていこうと思っています。

クリス:ほかにも、落語にハマって「落語家さんとツーマンをやりたい」と言っていると噂で聞きました。

さらさ:はい、同世代の桂 九ノ一さんという落語家さんと出会ったのがきっかけで、「落語ってこんなに面白かったんだ!」とすごく衝撃を受けたんです。落語をやってもらって、私はライブをして、みたいなイベントができたらいいなと思っています。さらさファンで、もしまだ落語を見たことがないという人がいたら絶対好きになると思うので、ぜひ体験してほしいという気持ちからやってみたいツーマンです。

クリス:ジャンルが全然違いますが、面白いかもしれないですね。

さらさの最新情報は公式サイトまで。

番組公式Xでは、放送後のアフタートークの様子も動画にて公開されている。

『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
番組情報
SAISON CARD TOKIO HOT 100
毎週日曜
13:00-16:54

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