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乃木坂46・池田瑛紗&学生面接官が採用担当者を“逆面接”――奥村組が考えるゼネコンの社会的役割とは?

〈左から 番組ナビゲーターの川田十夢、奥村組 人財戦略部採用グループの坂本悠月さん、乃木坂46・池田瑛紗〉

乃木坂46・池田瑛紗&学生面接官が採用担当者を“逆面接”――奥村組が考えるゼネコンの社会的役割とは?

新卒採用面接の場では、採用担当者が学生に対して質問を投げかけることが常識とされている。この構造を根本から逆転させ、面接官に扮した学生たちが採用担当者に“逆面接”を仕掛けて、公式HPや説明会では見えてこない企業の魅力を引き出すことを目的としたプログラムが、J-WAVE『SYNCREATE』の番組内コーナー『THE REVERSE』(ナビゲーター:川田十夢、池田瑛紗)だ。

2026年8月7日、14日、21日、28日の放送回では、株式会社奥村組が“面接を受ける側”の企業として登場。現役大学生3名に加え、東京藝術大学に在学中の乃木坂46・池田瑛紗が学生面接官として、大阪市に本社を構える総合建設会社、いわゆる“ゼネコン”である同社の実態を探るべく、鋭く切り込んだ。

なお、この番組コーナーはポッドキャストでも配信中。

・ポッドキャストページ

「免震のパイオニア」が注力する2つの取り組み

奥村組は1907年の創業以来、「堅実経営」「誠実施工」を信条に、土木事業、建築事業を全国で展開してきた。土木事業では地下トンネルをつくる「シールド工法」、建築事業では建物に設置した免震装置により、建物に伝わる地震のエネルギーを吸収・緩和する「免震技術」を得意とするほか、浪速のシンボル「通天閣」の建設に携わったことでも知られている。

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キャプション(左から 竹之内愛梨さん、石橋采弓さん、甲斐義人さん)

今回、面接会場に学生面接官として集結したのは、明治大学経営学部経営学科4年生の甲斐義人さん、中央大学3年生の石橋采弓さん、青山学院大学3年の竹之内愛梨さん。3人とともに、「変身用メガネ」をかけて、アイドルから学生面接官モードにスイッチした池田も、採用担当者を待ち構える。

そして、川田の「お入りください」の合図とともに、「失礼します」とやや緊張した面持ちで、奥村組 人財戦略部採用グループの坂本悠月さんが入室した。まずは、奥村組とはどんな会社なのかを知るために、会社概要やプロジェクトについて聞いた。

甲斐:奥村組を一言で表すならどんな会社でしょうか?

坂本:「免震のパイオニア」と覚えてください。当社は、1986年に日本初の実用免震ビル「奥村組 技術研究所 管理棟」を完成させて以来、免震ビルの施工実績を数多く積み上げてきました。この管理棟は、建物そのものを人工的に震度6弱で揺らして免震装置の性能を確認する自由振動実験を、竣工時からおおむね10年毎に行っており、長期間経過してもなお、免震装置の性能・安全性を維持しています。40年目となる2026年秋には、4回目の自由振動実験を実施する予定です。

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甲斐:他にも世間に広く知ってほしい取り組みなどはありますか?

坂本:2つあります。1つ目は「防災チーム わかて」の取り組みです。このチームは、「天災に負けない奥村組」を目指して、部署や地域を超えて集まった若手職員で構成しています。建設業には、災害発生時に復旧・復興の最前線に立ち、人々の安心・安全を守るという社会的使命があります。その使命を次世代へつないでいくため、奥村組がこれまでの災害対応や復旧・復興を通じて培ってきた経験や教訓の伝承に取り組むとともに、防災に関する知見の共有や啓発活動、防災施設の視察、避難訓練など、社内外の活動を通じて、災害対応力の向上に取り組んでいます。

2つ目は「奥村記念館」です。2007年に創業100周年を記念して、創業の地である奈良県奈良市にオープンしました。本記念館は、実物の免震装置が見学できるほか、地震の揺れと免震装置の効果を体験する「地震・免震体験装置」、免震機能の有無による建物の揺れの違いがわかる「免震比較模型」、シールドマシンの模型などを展示しています。無料開放しており、観光地の中心部・奈良公園の近くにあるので、関西方面にお立ち寄りの際は、ぜひ皆さんにお越しいただきたいです。

甲斐:奥村記念館では「免震」を体感できるとのことで、すごく興味を持ちました。奈良に訪れた際にはぜひ行ってみたいと思います。

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「建設業界=女性社員が少ない」は本当?

就職を控える学生としては「どんな企業か」とともに、「どんな人が働いているのか」も気になるところだ。そこで石橋さんは、建設業界をめぐる世間一般のイメージを踏まえた上で、こんな質問を投げかけた。

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石橋:建設業界は女性が少ないイメージがありますが、実際はどうなのでしょう?

坂本:おっしゃる通り、建設業界における女性比率は現状高くありません。しかし近年は、土木・建築の施工管理および設計をはじめ、ICTやDXなど幅広い分野で女性の活躍が広がっています。当社においても、女性採用比率は向上し、女性管理職も着実に増えています。また、建設業界を代表する業界団体「日本建設業連合会」内で組織された、女性をはじめとした多様な人材の活躍を促進する「けんせつ小町委員会」の委員長を当社社長が務めていることもあり、女性が長く働ける環境づくりに全社一丸となって注力しています。たとえば、仕事と育児・介護の両立支援、柔軟な働き方の推進、健康支援体制の充実などに取り組み、実際に結婚・出産後に復職し、活躍している社員も多いんです。さらに、女性社員同士の意見交換会やキャリア研修などを実施して、中長期的なキャリア形成を支援しています。

池田:採用担当者の目線から「この人と一緒に働きたい」と思うのはどんな人ですか?

坂本:ざっくりとした言い方になってしまいますが、「素直な方」です。あとは、当社は「建設が、好きだ。」という企業メッセージを掲げているので、建設への熱い想いを持つ学生さんですね。そういった学生さんからキラキラした目で「建設に携わることが夢だったんです!」といったお話を面接の場で聞かせていただくと「ぜひ!」と心がグッと動かされます。

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月給や残業など…気になる条件面を池田が聞く

通常の面接において、最後に面接官から学生へ投げかけられる「何か聞いておきたいことはありますか?」の一言。「聞きたいことはあるけれど、結果に響いたらどうしよう…」と考え、聞きたいことを心のうちに秘めたまま、面接会場を後にする就活生は少なくないだろう。そんな学生たちが気になる“本音の質問”を、池田が遠慮なくぶつける。

池田:気になるので質問しちゃうのですが…ズバリ初任給はいくらですか?

坂本:初任給は大学・学部卒が30万円/月、大学院卒が34万円/月です。

池田:入社1年目の新入社員の方が配属先でやりがちな「あるある失敗談」にはどんなものがあるかも知りたいです。

坂本:建設業の現場は朝が早いんですよ。なので、学生から社会人になりたての頃は、朝起きれなくて寝坊しちゃう、という話はよく聞きます。

池田:具体的に何時から始業するんですか?

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坂本:8時始業ですが、始業と同時に行う朝礼の前に色々と準備をしたりするので、早い人だと7時ぐらいから現場にいます。

池田:それは早いですね…! ちなみに、建設業界というと残業が多い印象があるのですが、奥村組ではどれくらい残業があるのでしょうか?

坂本:現場の状況によりますね。着工直後や竣工間際は忙しくなるので、残業が発生してしまうのは事実です。その一方で、当社には「フレックス制度」があり、繁忙期に残業をした分、業務が落ち着いたタイミングで早く退勤したり、少し遅い時間に出勤したりと、ワークライフバランスの充実を図っています。

社会インフラを担うゼネコンとして見据える未来

最後に学生面接官たちが聞いた質問のテーマは「奥村組では、どんな未来が描けるのか」。ゼネコンとして、ESG/SDGsに関わる課題の解決に取り組む企業として、奥村組が見据える未来とは?

甲斐:建設業は環境に配慮しながら作業を進めていくことが重要だと考えますが、この先、ESG/SDGsへの取り組みは考えていますか?

坂本:当社は北海道石狩市や福島県平田村でバイオマス発電事業を展開し、再生可能エネルギーを安定供給することで脱炭素社会の実現に貢献しています。たとえば、福島県平田村のバイオマス発電所では、化石燃料の代わりに地域の使っていない木材を利用することにより、CO2排出量を抑制しています。また、地域の雇用創出や林業の振興にもつながる取り組みであるため、地方創生の観点からも意義のある事業だと考えています。

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竹之内:では、これからの社会においてゼネコンが果たす役割はどのようなものか教えてください。

坂本:日本では毎年のように、夏は台風・大雨・土砂災害、冬は豪雪被害が全国各地で発生しています。加えて、南海トラフ大地震などの大規模災害の発生が懸念されています。ゼネコンは、防災や減災に資する様々な技術を有しており、当社が得意とする免震技術や制震技術などもそのひとつです。それだけでなく、実際に災害が発生した場合は、総力を挙げて復旧・復興に取り組みます。皆様が安心・安全に暮らしていくための「まちづくり」という大きな社会的使命を担っている産業だと自負しています。

池田:最後にもう1つだけ! 坂本さんが「将来社長になったら実現したいこと」をファイナル・クエスチョンとして伺いたいです。

坂本:えっ、何でもいいんですか?

池田:何でもいいですよ。

坂本:でしたら、海外事業を強化したいです。当社では現在、台湾とシンガポールに拠点があるのですが、私がもし社長になって何でもやっていいのであれば、地球上の至る所に奥村組の支店を作りたいです。そして、ゆくゆくは宇宙にも拠点を作り、宇宙事業にも着手していきたいですね。

池田:この放送、絶対社長さんもお聞きになっていると思うので、実現に近付けるといいですね!

川田:坂本さん、今回学生たちから“逆面接”を受けていかがでしたか?

坂本:普段とは異なり、自分が色々な質問を受ける立場になるのは非常に新鮮でした。また、実際に体験してみて、面接を受ける側の緊張感や不安、変化球の質問が来たときにパニックになる気持ちがよくわかったので、今回の経験を活かし、今まで以上に学生さんの気持ちに寄り添う採用担当になっていきたいと思います。

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(番組の進行役として学生面接官たちと坂本さんの質疑応答を見守った川田十夢。出身校である中央大学において、2025年4月にオープンした後楽園キャンパス・1号館が奥村組の手掛けた建築物であること、さらに、奥村組代表取締役社長の奥村太加典さんが同大学出身だと知ると「そうなんですね!」と驚いていた。)

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奥村組の新卒採用に関する情報は公式サイトまで。

(文:小島浩平、撮影:竹内洋平)

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『SYNCREATE』内コーナー『THE REVERSE』
毎週金曜
20:00-22:00