俳優の市川実日子と恒松祐里が、出会いを語り、共演したドラマの撮影を振り返った。
ふたりが登場したのは、2月2日(月)放送のJ-WAVE『Sanrio SMILEY SMILE』(ナビゲーター:板谷由夏)。ときの流れにひとときの休止符を添える純喫茶「スマイル」を舞台に、店主の板谷がゲスト同士の対話に耳を寄せるプログラムだ。週替わりのゲストを迎え、月曜~木曜の4日間にわたってゲスト同士のトークをお届けする。
番組は、Spotifyなどのポッドキャストでも配信中。ラジオで放送した翌週の木曜22時から、前週のトークをまとめて聴くことができる。
・ポッドキャストページ
恒松:主演の松山ケンイチさんが、ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)という特性を抱えている安堂清春という役を演じていて、その安堂が裁判官をやっているんです。私が演じる落合知佳も裁判官で。
市川:私の演じる津村綾乃は執行官です。
恒松:真面目そうなドラマですけど、温かさもあります。
市川:うん。「裁判モノ」と思われるかもしれないけど、それだけじゃない。私は台本を読んで撮影をしてできあがったものを見たときに、想像していたものと全然違った印象がありました。「自分は普通がわからない」「そんな自分が裁判官をやっていていいんだろうか」と悩んでる安堂のことがすごく描かれるドラマなのかなって思っていたけど、できあがったのを観たら安堂がすごくかわいらしいじゃない? 松山さんが、本当に大きい子犬みたいなんですよ(笑)。
恒松:わかります。目をきょろきょろさせて。
市川:そう! それで「かわいいな」と思って観ていたら、周りの恒松さんが演じる落合とかもみんなかわいく見えてくる。安堂のかわいらしさによって、ほかの登場人物のかわいらしさが浮かび上がってくるようでした。それに、安堂は自分のことを「宇宙人」と言っているけど、「逆にみんなのほうが宇宙人なんじゃないか?」と思うくらい、すごく“人”が描かれているドラマでうれしかったです。
話題はお互いの“第一印象”に。現場で初顔合わせだったふたりだが、実は過去に意外な共通点があったそう。
市川:今回、私が現場で「はじめまして」とご挨拶したときに、(恒松が)「実は私、市川さんの……」って。
恒松:「映画『レンタネコ』のときに、市川さんが演じた役の中学校時代をやったことがあるんです」って言いました。だから、私の中での第一印象は「映画のときにご一緒した」っていうイメージで。でも、子どもだったので打ち上げにも行っていないし、当時は直接お会いしていないですよね?
市川:そう。お会いしてたらたぶん目を合わせてるから何か思ってたかもしれないけど、お会いしてないから、今回教えてくださってびっくりした。ふたりで同じ人物を演じてたという、面白いね。だから今回、現場でお会いして勝手に強い縁を感じた(笑)。
恒松:私もキャスト表に(市川の名前が)入ってたときに「市川さんいる~!」ってなりました。しかも、こんなに密になる役だったのでうれしかったです。
市川:私は「え、あのときの!?」って、記憶をさかのぼるような感覚だった。
恒松:さらに今回、書記官の八雲恭子役で出られている山田真歩さんもその映画(『レンタネコ』)に出演されていたから、3人とも同じ映画に出演していた話で一気に距離も縮まりましたよね。
市川:そうだ!
市川:私は執行官役で、たまにしかあのセットに行かなかったけど、初めて行ったらキャストのみなさんの待ち時間の過ごし方の熟知がすごくて(笑)。恒松さんは「ずっとそこにいたの?」っていうくらい編み物をしてて、山田真歩さんは本を読んでいて。本を読んでる方、けっこう多かったよね。
恒松:そうですね。
市川:遠藤(憲一)さんは、何してた?
恒松:遠藤さんは、みんなとお話をしたり……。
市川:あははは(笑)。あと、いつもお稲荷さんを食べてたよね。
現場には寒さ対策のため、複数の石油ストーブが置かれており、それを使って焼き芋をしたそうだ。
恒松:(画角によって)映らない時間も多くて、書記官の方のなかに5時間待ってる方もいたり、「待つのが仕事ってこういうことか」みたいなことをみんなで感じながらやっていました(笑)。そのときに「このストーブで芋が焼けるんじゃないか」という話をしていたら、松山さんがお芋を買ってきてくれて「焼き芋にしよう」と。撮影をしていない人たちで新聞紙を濡らして芋を包んで、その上からアルミホイルで包んで、コロコロ転がしながら1時間くらいかけてみんなで焼きました(笑)。
市川:私がセットに1回目に行ったときと2回目、3回目に行くあいだにみんなは何度もあのセットで撮影してるから、どんどん(待ち時間の)工夫が重ねられてて。じゃがバターも作ってなかった(笑)?
恒松:はい、撮影の終盤に、これまた松山さんがじゃがいもを買ってきてくださいました。今回はスタッフのみなさんも食べられるようにと箱で買って、「明日はじゃがバターをします」みたいな。私はバターを買って行って、ほかの方は明太子ソースを買ってきたり。
市川:すごい! 今回の現場は本当に居心地がよくて、気を遣いすぎず、みんながそれぞれ好きなことをしているし、話したいときは話すし、しかもみんなでひとつのテーマの会話をしていたりね。本当にほがらかな現場だった。
恒松:私、セリフ覚えが早いほうなんです(笑)。
市川:そうだった! 私それ、感じてました。
恒松:本当ですか!? 感じるタイミング、ありました?
市川:ありました。「あ、編み物してる方がいる」「私も次の現場で編み物セットを持って来よう」と思って、編み物セットを持って行ってふたりで編みながら話したりしてたんだけど、「次のシーンなんだっけ?」って確認すると、(恒松は)すごくセリフが多いのに全然セリフを確認してないの。
恒松:実は編みながら、頭の中でやっているんです。
市川:そうなんだ! だから、本当に切り替えがすごいなと思った。難しいセリフがあるのに、その直前まであんなにほがらかに編み物を(笑)。1日に何シーンかあって、専門用語もあってとなると私だったら合間に確認したいし、いっぱいいっぱいになる気がするの。でも(恒松は)私の編み物のご指導もしてくださって、本当にすごいと思った。
恒松:いやいや! でも、家でも編み物をしながら覚えているんですよ。市川さんは、どう覚えられているんですか?
市川:え、私? どうやって覚えてるんだろう……?
恒松:今回は松山さんが全部書いて覚えていたのを見て、書いていましたよね?
市川:そう! あの方、ノートを1冊用意して、出ているシーンを全部手書きして。主演でけっこうずっと出てるから、ほぼ(台本)丸ごと手書きで、セリフのやり取りを書くんだって。(現場で)ずっと自作のノートを見てるから「何のノートかな?」と思ったら、セリフのやり取りが書いてあったけど、松山さんは「書いたほうがちゃんとそっちに自分の意識を持っていけるから、書くと覚えやすい」って言ってたね。
市川:毎回ではないけど、作品ごとに自分のイメージだったり、「こういう気持ちで撮影できたらいいな」という曲でプレイリストを作って、聴いていたりしてます。
恒松:いいですね。今回はプレイリスト作りました?
市川:『テミスの不確かな法廷』では作ってないけど、撮影期間中に作ったプレイリストはあります。過去の出演作のプレイリストもけっこう残ってるね。
恒松:それ、気になる人多そうです!
市川:前にドラマを観てくれてる友だちに、そのときに作った役のイメージのプレイリストを聴いてもらったら、「え、あの人こんなイメージだったの!?」って言われたことがあって(笑)。
恒松:そういうパターンもあるんですね(笑)。
市川:そう、だから面白いし、作るのは楽しいなと思った。ほかにも過去に出演した映画で、私がなかなかイメージをつかめなかったから、台本からのイメージでプレイリストを作ったの。それで現場で共演者の方とそういう話になって「ちょっと聴かせてください」って言われてかけたら、「すごいわかる!」って言ってくれて……。
恒松:それはうれしい!
市川:お互い迷ってたけど、音楽の感覚的なものがちょっとヒントになったっていうか、そういうこともあった。
恒松:「一緒にこの道を歩んでいこう」みたいな……。
市川:そうそう、「こんな感じなのかもね」って。
市川実日子の最新情報はスールキートスの公式サイトまで。
恒松祐里の最新情報はアミューズの公式サイトまで。
『Sanrio SMILEY SMILE』では、夜にだけ明かりが灯る純喫茶「スマイル」を舞台に、店主の板谷由夏がゲスト同士の対談をお届けする。放送は月曜~木曜の21時30分から。
ふたりが登場したのは、2月2日(月)放送のJ-WAVE『Sanrio SMILEY SMILE』(ナビゲーター:板谷由夏)。ときの流れにひとときの休止符を添える純喫茶「スマイル」を舞台に、店主の板谷がゲスト同士の対話に耳を寄せるプログラムだ。週替わりのゲストを迎え、月曜~木曜の4日間にわたってゲスト同士のトークをお届けする。
番組は、Spotifyなどのポッドキャストでも配信中。ラジオで放送した翌週の木曜22時から、前週のトークをまとめて聴くことができる。
・ポッドキャストページ
過去に同じ役を演じた恒松に"縁"を感じた
市川と恒松は、現在放送中のNHKドラマ10『テミスの不確かな法廷』で共演中。ドラマの内容を恒松が説明する。恒松:主演の松山ケンイチさんが、ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)という特性を抱えている安堂清春という役を演じていて、その安堂が裁判官をやっているんです。私が演じる落合知佳も裁判官で。
市川:私の演じる津村綾乃は執行官です。
恒松:真面目そうなドラマですけど、温かさもあります。
市川:うん。「裁判モノ」と思われるかもしれないけど、それだけじゃない。私は台本を読んで撮影をしてできあがったものを見たときに、想像していたものと全然違った印象がありました。「自分は普通がわからない」「そんな自分が裁判官をやっていていいんだろうか」と悩んでる安堂のことがすごく描かれるドラマなのかなって思っていたけど、できあがったのを観たら安堂がすごくかわいらしいじゃない? 松山さんが、本当に大きい子犬みたいなんですよ(笑)。
恒松:わかります。目をきょろきょろさせて。
市川:そう! それで「かわいいな」と思って観ていたら、周りの恒松さんが演じる落合とかもみんなかわいく見えてくる。安堂のかわいらしさによって、ほかの登場人物のかわいらしさが浮かび上がってくるようでした。それに、安堂は自分のことを「宇宙人」と言っているけど、「逆にみんなのほうが宇宙人なんじゃないか?」と思うくらい、すごく“人”が描かれているドラマでうれしかったです。
話題はお互いの“第一印象”に。現場で初顔合わせだったふたりだが、実は過去に意外な共通点があったそう。
市川:今回、私が現場で「はじめまして」とご挨拶したときに、(恒松が)「実は私、市川さんの……」って。
恒松:「映画『レンタネコ』のときに、市川さんが演じた役の中学校時代をやったことがあるんです」って言いました。だから、私の中での第一印象は「映画のときにご一緒した」っていうイメージで。でも、子どもだったので打ち上げにも行っていないし、当時は直接お会いしていないですよね?
市川:そう。お会いしてたらたぶん目を合わせてるから何か思ってたかもしれないけど、お会いしてないから、今回教えてくださってびっくりした。ふたりで同じ人物を演じてたという、面白いね。だから今回、現場でお会いして勝手に強い縁を感じた(笑)。
恒松:私もキャスト表に(市川の名前が)入ってたときに「市川さんいる~!」ってなりました。しかも、こんなに密になる役だったのでうれしかったです。
市川:私は「え、あのときの!?」って、記憶をさかのぼるような感覚だった。
恒松:さらに今回、書記官の八雲恭子役で出られている山田真歩さんもその映画(『レンタネコ』)に出演されていたから、3人とも同じ映画に出演していた話で一気に距離も縮まりましたよね。
市川:そうだ!
焼き芋、じゃがバター…待ち時間も楽しかった撮影の日々
『テミスの不確かな法廷』の裁判所のシーンは、倉庫に組んだセットで撮影された。市川は、現場での思い出を振り返る。市川:私は執行官役で、たまにしかあのセットに行かなかったけど、初めて行ったらキャストのみなさんの待ち時間の過ごし方の熟知がすごくて(笑)。恒松さんは「ずっとそこにいたの?」っていうくらい編み物をしてて、山田真歩さんは本を読んでいて。本を読んでる方、けっこう多かったよね。
恒松:そうですね。
市川:遠藤(憲一)さんは、何してた?
恒松:遠藤さんは、みんなとお話をしたり……。
市川:あははは(笑)。あと、いつもお稲荷さんを食べてたよね。
現場には寒さ対策のため、複数の石油ストーブが置かれており、それを使って焼き芋をしたそうだ。
恒松:(画角によって)映らない時間も多くて、書記官の方のなかに5時間待ってる方もいたり、「待つのが仕事ってこういうことか」みたいなことをみんなで感じながらやっていました(笑)。そのときに「このストーブで芋が焼けるんじゃないか」という話をしていたら、松山さんがお芋を買ってきてくれて「焼き芋にしよう」と。撮影をしていない人たちで新聞紙を濡らして芋を包んで、その上からアルミホイルで包んで、コロコロ転がしながら1時間くらいかけてみんなで焼きました(笑)。
市川:私がセットに1回目に行ったときと2回目、3回目に行くあいだにみんなは何度もあのセットで撮影してるから、どんどん(待ち時間の)工夫が重ねられてて。じゃがバターも作ってなかった(笑)?
恒松:はい、撮影の終盤に、これまた松山さんがじゃがいもを買ってきてくださいました。今回はスタッフのみなさんも食べられるようにと箱で買って、「明日はじゃがバターをします」みたいな。私はバターを買って行って、ほかの方は明太子ソースを買ってきたり。
市川:すごい! 今回の現場は本当に居心地がよくて、気を遣いすぎず、みんながそれぞれ好きなことをしているし、話したいときは話すし、しかもみんなでひとつのテーマの会話をしていたりね。本当にほがらかな現場だった。
市川も驚いた、恒松のセリフ覚えの速さ
市川:(恒松は)裁判官役でけっこう専門用語があったり、会議のシーンとかでは落合がすごく説明するシーンがあったじゃない? あのセリフって、スっと覚えられた?恒松:私、セリフ覚えが早いほうなんです(笑)。
市川:そうだった! 私それ、感じてました。
恒松:本当ですか!? 感じるタイミング、ありました?
市川:ありました。「あ、編み物してる方がいる」「私も次の現場で編み物セットを持って来よう」と思って、編み物セットを持って行ってふたりで編みながら話したりしてたんだけど、「次のシーンなんだっけ?」って確認すると、(恒松は)すごくセリフが多いのに全然セリフを確認してないの。
恒松:実は編みながら、頭の中でやっているんです。
市川:そうなんだ! だから、本当に切り替えがすごいなと思った。難しいセリフがあるのに、その直前まであんなにほがらかに編み物を(笑)。1日に何シーンかあって、専門用語もあってとなると私だったら合間に確認したいし、いっぱいいっぱいになる気がするの。でも(恒松は)私の編み物のご指導もしてくださって、本当にすごいと思った。
恒松:いやいや! でも、家でも編み物をしながら覚えているんですよ。市川さんは、どう覚えられているんですか?
市川:え、私? どうやって覚えてるんだろう……?
恒松:今回は松山さんが全部書いて覚えていたのを見て、書いていましたよね?
市川:そう! あの方、ノートを1冊用意して、出ているシーンを全部手書きして。主演でけっこうずっと出てるから、ほぼ(台本)丸ごと手書きで、セリフのやり取りを書くんだって。(現場で)ずっと自作のノートを見てるから「何のノートかな?」と思ったら、セリフのやり取りが書いてあったけど、松山さんは「書いたほうがちゃんとそっちに自分の意識を持っていけるから、書くと覚えやすい」って言ってたね。
役のイメージをプレイリストに
市川も、作品や役と向き合うために、独自の方法を実践していると言う。市川:毎回ではないけど、作品ごとに自分のイメージだったり、「こういう気持ちで撮影できたらいいな」という曲でプレイリストを作って、聴いていたりしてます。
恒松:いいですね。今回はプレイリスト作りました?
市川:『テミスの不確かな法廷』では作ってないけど、撮影期間中に作ったプレイリストはあります。過去の出演作のプレイリストもけっこう残ってるね。
恒松:それ、気になる人多そうです!
市川:前にドラマを観てくれてる友だちに、そのときに作った役のイメージのプレイリストを聴いてもらったら、「え、あの人こんなイメージだったの!?」って言われたことがあって(笑)。
恒松:そういうパターンもあるんですね(笑)。
市川:そう、だから面白いし、作るのは楽しいなと思った。ほかにも過去に出演した映画で、私がなかなかイメージをつかめなかったから、台本からのイメージでプレイリストを作ったの。それで現場で共演者の方とそういう話になって「ちょっと聴かせてください」って言われてかけたら、「すごいわかる!」って言ってくれて……。
恒松:それはうれしい!
市川:お互い迷ってたけど、音楽の感覚的なものがちょっとヒントになったっていうか、そういうこともあった。
恒松:「一緒にこの道を歩んでいこう」みたいな……。
市川:そうそう、「こんな感じなのかもね」って。
市川実日子の最新情報はスールキートスの公式サイトまで。
恒松祐里の最新情報はアミューズの公式サイトまで。
『Sanrio SMILEY SMILE』では、夜にだけ明かりが灯る純喫茶「スマイル」を舞台に、店主の板谷由夏がゲスト同士の対談をお届けする。放送は月曜~木曜の21時30分から。
番組情報
- Sanrio SMILEY SMILE
-
月・火・水・木曜21:30-22:00