3姉妹バンド・HAIMのエスティ・ハイム(Ba)、ダニエル・ハイム(Vo/Gt)、アラナ・ハイム(Gt/Key)が、6月にリリースした5年ぶりのニューアルバム『I quit』や、好きなアーティスト、若いミュージシャンへのアドバイスを語った。
HAIMの3人が登場したのは、8月10日(日)放送のJ-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。世界のミュージックシーンからJ-WAVEが厳選した100曲を4時間にわたってお届けするプログラムだ。
クリス:姉妹でバンドを組むってどう? 特別なテレパシーとかあると思う?
アラナ:あると思う。4枚のアルバムを出してもまだ一緒にいるしね。あの、オアシスだって再結成するんだから。姉妹や兄弟のバンドはすごく団結してると思う。
クリス:姉妹や兄弟でバンドをやるメリットはなんだと思う?
エスティ:やっぱり共通言語かな。3人とも同じ音楽を聴いて育ってるし、他のバンドだったら意見が割れてたりするかもしれないところでも、同じ意見を持つことが多いんだよね。
クリス:3人とも好きなバンドっている?
エスティ:ザ・ストロークス、ケイト・ブッシュ、プリンスも大好き。それと、フリートウッド・マック、ジョニ・ミッチェルかな。
そんなHAIMは、6月に5年ぶりのニューアルバム『I quit』をリリースした。このアルバムについて、HAIMは「自分たちの関係を深めながら作った作品」と表現。「それこそ『Relationships』はすごく長い時間をかけていて、最初に書き始めたのは2018年くらいだった」と明かす。
ダニエル:どのアルバムにも手間のかかる曲はあって、1stアルバム『Days Are Gone』の『The Wire』や、2ndアルバム『Something To Tell You』の『Want You Back』なんかもそう。結果的に2曲ともファンの反応はすこぶるよくて、それによくわからないテレパシーのようなものだけど、ファンのみんなはこの曲を気に入ってくれるってわかっていたの。この曲がどれだけ大切で愛を込めて書いたか、それを理解してくれるだろうねって。実際にファンも愛してくれたし、大きなギフトだよね。
クリス:HAIMの音楽にはロックな一面とポップな一面があるけど、そのふたつをどうやって行き来しているの?
ダニエル:ただ、曲に身を委ねるだけ。私たちはロックもポップスもどちらも大好きだし、その曲自体が何を求めているかによるかな。たとえば、『Relationships』は暗い内容だけど、ダンサブルなサウンドのほうが似合うと思ったんだけど、そうやって曲に合ったサウンドを見つけるのにすごく時間がかかってしまったの。さっき、プリンスの名前を挙げたけど、彼はそうやって違うジャンルの音楽をマッシュアップする天才だと思う。だから、彼の音楽が大好きなの。
アラナ:ライブすることを恐れないで。どんどん外に出て行くこと。たとえ会場が駐車場でも、朝11時からの出番でも、ライブをやることで上達するし、世界中どんなところでもライブをしたほうがいいよ。
ダニエル:あとはどんどん曲を書くこと。私たちにとってGarageBand(音楽制作ソフト)を手に入れて、パソコンで曲を書けるようになったのはとても大きなことだったし、『Relationships』もiPhoneに入っているGarageBandで書き始めたの。
最後にクリスは「もし、タイムマシンがあったらどの時代の誰に会いたい?」と3姉妹に尋ねた。
アラナ:70年代に行って、フリートウッド・マックのツアーを観てみたい。とってもクレイジーなツアーだったって聞いたから。(フリートウッド・マックは1期と2期があって、1期の)ピーター・グリーンの時代もすばらしいけど、私はスティーヴィー・ニックス時代がいいな。
ダニエル:私は70年代後半が魅力的。78年、79年あたりかな。大好きなアーティストがこの時期に活躍していて、たとえば(パンク全盛の時代にはやったライブハウス)CBGBに出ていたグループとか、トム・ペティとか、プリンスなんかもその時代に登場したから、その時代の音楽にすごく惹かれる。
エスティ:私は、エンニオ・モリコーネが映画『ニュー・シネマ・パラダイス』のオーケストラをレコーディングしている現場に行ってみたい。たぶん、その場に行ったらずっと号泣していると思う。
HAIMの最新情報はユニバーサル ミュージック ジャパンの公式サイトまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
HAIMの3人が登場したのは、8月10日(日)放送のJ-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。世界のミュージックシーンからJ-WAVEが厳選した100曲を4時間にわたってお届けするプログラムだ。
自分たちの関係を深めながら作ったアルバム
HAIMは、7月に行われた「FUJI ROCK FESTIVAL '25」に出演したカリフォルニア出身の3姉妹バンド。クリスが「11年ぶりのフジロックはどうだった?」と訊くと、「最高だった」と3人が口々に答える。クリス:姉妹でバンドを組むってどう? 特別なテレパシーとかあると思う?
アラナ:あると思う。4枚のアルバムを出してもまだ一緒にいるしね。あの、オアシスだって再結成するんだから。姉妹や兄弟のバンドはすごく団結してると思う。
クリス:姉妹や兄弟でバンドをやるメリットはなんだと思う?
エスティ:やっぱり共通言語かな。3人とも同じ音楽を聴いて育ってるし、他のバンドだったら意見が割れてたりするかもしれないところでも、同じ意見を持つことが多いんだよね。
クリス:3人とも好きなバンドっている?
エスティ:ザ・ストロークス、ケイト・ブッシュ、プリンスも大好き。それと、フリートウッド・マック、ジョニ・ミッチェルかな。
そんなHAIMは、6月に5年ぶりのニューアルバム『I quit』をリリースした。このアルバムについて、HAIMは「自分たちの関係を深めながら作った作品」と表現。「それこそ『Relationships』はすごく長い時間をかけていて、最初に書き始めたのは2018年くらいだった」と明かす。
HAIM - Relationships (Official Video)
クリス:HAIMの音楽にはロックな一面とポップな一面があるけど、そのふたつをどうやって行き来しているの?
ダニエル:ただ、曲に身を委ねるだけ。私たちはロックもポップスもどちらも大好きだし、その曲自体が何を求めているかによるかな。たとえば、『Relationships』は暗い内容だけど、ダンサブルなサウンドのほうが似合うと思ったんだけど、そうやって曲に合ったサウンドを見つけるのにすごく時間がかかってしまったの。さっき、プリンスの名前を挙げたけど、彼はそうやって違うジャンルの音楽をマッシュアップする天才だと思う。だから、彼の音楽が大好きなの。
若きミュージシャンへ「ライブすることを恐れないで」
バンド結成から20年近く活動を続けるHAIM。若いミュージシャンたちへのアドバイスを訊いた。アラナ:ライブすることを恐れないで。どんどん外に出て行くこと。たとえ会場が駐車場でも、朝11時からの出番でも、ライブをやることで上達するし、世界中どんなところでもライブをしたほうがいいよ。
ダニエル:あとはどんどん曲を書くこと。私たちにとってGarageBand(音楽制作ソフト)を手に入れて、パソコンで曲を書けるようになったのはとても大きなことだったし、『Relationships』もiPhoneに入っているGarageBandで書き始めたの。
最後にクリスは「もし、タイムマシンがあったらどの時代の誰に会いたい?」と3姉妹に尋ねた。
アラナ:70年代に行って、フリートウッド・マックのツアーを観てみたい。とってもクレイジーなツアーだったって聞いたから。(フリートウッド・マックは1期と2期があって、1期の)ピーター・グリーンの時代もすばらしいけど、私はスティーヴィー・ニックス時代がいいな。
ダニエル:私は70年代後半が魅力的。78年、79年あたりかな。大好きなアーティストがこの時期に活躍していて、たとえば(パンク全盛の時代にはやったライブハウス)CBGBに出ていたグループとか、トム・ペティとか、プリンスなんかもその時代に登場したから、その時代の音楽にすごく惹かれる。
エスティ:私は、エンニオ・モリコーネが映画『ニュー・シネマ・パラダイス』のオーケストラをレコーディングしている現場に行ってみたい。たぶん、その場に行ったらずっと号泣していると思う。
HAIMの最新情報はユニバーサル ミュージック ジャパンの公式サイトまで。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
番組情報
- SAISON CARD TOKIO HOT 100
-
毎週日曜13:00-16:54