坂本龍一から学んだ「考えを音楽に昇華させる姿勢」 トリビュートフェス出演のCorneliusなどからコメント到着

ラジオ局J-WAVE(81.3FM)がおくる、坂本龍一トリビュートフェス「RADIO SAKAMOTO Uday -NEW CONTEXT FES × DIG SHIBUYA-」がいよいよ2月10日(月)、渋谷で開催。

J-WAVEで20年に渡り放送され、多くのリスナーに支持されてきた坂本龍一氏(1952-2023)のレギュラープログラム『RADIO SAKAMOTO』の「意思」を受け継ぎ、進化させ、拡張させる、一夜限りの音楽サーキットイベント。豪華アーティストが集い、Spotify O-EAST/東間屋/duo MUSIC EXCHANGEの3会場でパフォーマンスを繰り広げます。今回は出演アーティストの坂本龍一氏への思いと、2月10日はどんなステージになるのか、メッセージが届いた。

Cornelius

小山田圭吾のソロプロジェクト。'93年、Corneliusとして活動をスタート。現在まで7枚のオリジナルアルバムをリリース。自身の活動以外にも、国内外多数のアーティストとのコラボレーションやREMIX、インスタレーションやプロデュースなど幅広く活動中。坂本龍一とはこれまでに2012年・東日本大震災被災地支援プロジェクトでリリースした楽曲や、坂本龍一生誕70歳記念アルバムに参加するなど共作・共演を重ね、「RADIO SAKAMOTO」の代演も務めた。https://www.cornelius-sound.com/

・坂本龍一はあなたにとってどんな人ですか?
坂本さんは、僕たちの世代にとって音楽の世界を広げてくれた偉大な先駆者です。
坂本さんのような存在が築いた基盤があったからこそ、僕たちはより自由で多様な音楽を展開できるようになったのだと思います。
坂本さんやYMOの音楽には、知的で構造的でありながら感情豊かな魅力があり、既存の形式にとらわれず、新しい表現や可能性を追求する姿勢に深い影響と共感を覚えました。
さらに、一緒に演奏する機会をいただいてからは、YMOの3人は僕にとって心のメンターのような存在となり、その音楽だけでなく在り方からも多くを学ばせていただきました。

・坂本龍一から受け継ぎたいものは何ですか?
坂本さんは、音楽を通じて社会と深くつながり、その力で人々に新しい価値観や視点を届ける可能性を示していました。音楽への探究心や自由な発想、形式にとらわれず、感情や感覚、考えを音楽に昇華させる姿勢は多くの音楽家にとって指針となると思います。

・「RADIO SAKAMOTO Uday」ではどんなステージになりますか?
坂本さんのカバーやYMOの曲などをセットリストに入れようと思っています。

原口沙輔

2003年生まれ。幼少期からDTMに触れ、これまでテレビ番組やゲーム音楽、劇版、CM曲の提供、アーティストプロデュース、企画などを手がける。主なワークスに、新しい地図joinミュージック、郷ひろみ、崎山蒼志、Buffalo Daughter、久保田利伸、大塚愛、なかねかな、ウマ娘ブリティーダービー、東京2020パラリンピック閉会式楽曲制作、『MAISONdes」とハローキティのコラボレーション楽曲、2024年春にリリースされた「学園アイドルマスター」へ全体曲「初」を提供。ビルボード・ジャパン『ニコニコVOCALOIDSONGS TOP20』では楽曲『人マニア」が18週連続の首位を獲得し歴代最多首位記録を更新。https://www.instagram.com/sasukeharaguchi/

・坂本龍一はあなたにとってどんな人ですか?
特別尊敬している音楽家です。
他に大好きな音楽家は沢山いますが、人生・生き様含め特別尊敬しているお方は教授一人です。

・坂本龍一から受け継ぎたいものは何ですか?
ハーモニー・音に対する常の探究と、音楽表現の在り方と意味を追究しハッキリと主張する事。
環境や状況によって必要な音、必要無い音を考える事。

・「RADIO SAKAMOTO Uday」ではどんなステージになりますか?
思い入れと、まだ引きずっている部分が多く、決めかねておりますが、非常に個人的な情熱のある内容になる可能性があります。
ただ、人生で一番丁寧です。

SE SO NEON

ファン·ソユン(ボーカル/ギター)、パク·ヒョンジン(ベース)からなるSE SO NEON(セソニョン)。 2016年に韓国ソウルで結成、2017年6月にシングル「長い夢」でデビュー。同年10月EP『夏の羽』で、韓国インディーズを代表する1組となる。 韓国大衆音楽賞「今年の新人」「最優秀ロック歌」を受賞し、日本をはじめ、米国、カナダ、ドイツ、台湾など10カ国余りでライブを行っている。日本においてはCHAI、PAELLAS、YOGEE NEW WAVES、iriなど多くのアーティストとの対バンを行い、2019年と2022年のサマソニに出演。 坂本龍一が注目していたバンドであり、互いに日本や韓国で親交を深めていた。https://www.sesoneon.com/

・坂本龍一はあなたにとってどんな人ですか?
リュウおじちゃん! 純粋なその心そのままに私の音楽を眺めてくれる人! 私がどんな人なのか理解してくれた人! 人生のカレーうどん買ってくれる人!

・坂本龍一から受け継ぎたいものは何ですか?
彼は「意志」で生きるというよりも、「使命」を全うする人のように感じました。世界と内外で呼吸しながら、人間の表現において音楽の最も本質的な領域を絶えず探求し続ける姿勢がありました。実際にお会いした方々の中で、最も純粋で無垢な笑顔を持つ方だったからこそ、音楽や世界に向き合う態度や好奇心、地球での旅を終えるまで記録し続けようとする情熱と使命感、そして誠実さを受け継ぎたいと思います。私自身もそのような気持ちで日々を生きています。50年後も彼のような笑顔と瞳を持つ人でありたいです。

・「RADIO SAKAMOTO Uday」ではどんなステージになりますか?
約5年前、坂本さんが初めてSE SO NEONの公演を観に来られた際に、大きな技術的トラブルがありました。そのため、個人的には少し残念な舞台だったと感じています。しかし今回の舞台では、その後どれほど成長したのか、そして彼がなぜSE SO NEONのファンであったのかをお見せする予定です。

TOWA TEI

1990年に Deee-Lite のメンバーとして、アルバム『World Clique』で全米デビュー。 現在、12枚のソロアルバム、3枚の Sweet Robots Against the Machine 名義、METAFIVE のアルバム等がある。2024年秋にはソロデビュー30周年を迎え、それに先立ち記念シングル「TYPICAL!」7inchアナログを2024年8月にリリース。10月からMUJIの店内音楽監修を務める。11月に「ZOUNDTRACKS」12inchアナログをリリース。 YMOがきっかけで音楽をはじめた少年時代、そして坂本龍一のラジオに自身の楽曲を投稿したことからTOWA TEIの音楽人生がはじまる。その後音楽制作やデザイン、企画監修として数々の共作、共演を重ねてきた。https://www.towatei.com/

・坂本龍一はあなたにとってどんな人ですか?
Ryuichi Sakamotoこと坂本龍一教授は、僕にとって最初のアイドル3人のひとりです。そして、10代のとき最初に電波を使って褒めてくれた大人であり、最初のスターでした。20代になってからはよくニューヨークで食事をしたり近しくなって、この人はラテン系かつ勤勉で努力家なんだなと思いました。

・坂本龍一から受け継ぎたいものは何ですか?
音楽以外の関心領域への積極的なリサーチ、チャレンジ、行動力にはいつも驚かされます。自分も音楽と温泉以外に関心を持てることにもっと積極的に歩み寄っていきたいな思います。あと、世代の離れた若い方と音楽やそれ以外でもなにか作っていきたいです。

・「RADIO SAKAMOTO Uday」ではどんなステージになりますか?
坂本龍一教授トリビュートのイベントということで、いつもよりも教授関連の曲マシマシでDJをしてみたいと思っています。

U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS

ラッパーとタブラ奏者による音楽グループ。2019年に坂本龍一とのコラボ曲「エナジー風呂」をリリース。2021年、アルバム「たのしみ」を発表。 U-zhaanは「RADIO SAKAMOTO」にゲスト、坂本龍一の代演、没後の特別番組に出演し、番組を語るには欠かせない存在。U-zhaan:https://u-zhaan.com/ 環ROY:https://www.tamakiroy.com/ 鎮座DOPENESS:https://www.instagram.com/chinza_dopeness_time/

・坂本龍一はあなたにとってどんな人ですか?
かっこいい音楽をずっと作り続けていた先輩です。最近お会いできなくて寂しいです。

・坂本龍一から受け継ぎたいものは何ですか?
同じところに立ち止まらず、常に新境地へ向かっていたところを、受け継ぎたいというか見習いたいなと思っています。

・「RADIO SAKAMOTO Uday」ではどんなステージになりますか?
イベント日のほぼ直前までユザーンがインドにいるので、坂本さんの楽曲を新しくカバーしたりするのは日程的に難しいです。でも基本的には即興ユニットなので、当日になにかおもしろいことが思いつくかもしれません。



豪華アーティストが坂本龍一への敬意を表し、パフォーマンスを繰り広げる「RADIO SAKAMOTO Uday」。チケット一般発売中。一夜限りの特別な音楽体験をどうぞお見逃しなく。

【イベント概要】
タイトル:「RADIO SAKAMOTO Uday -NEW CONTEXT FES × DIG SHIBUYA-」
開催日時:2025年2月10日(月) 18:00 OPEN 23:00 CLOSE
会場: Spotify O-EAST/東間屋/duo MUSIC EXCHANGE
チケット料金:8,800円(税込)※ドリンク代別
主催:J-WAVE
協賛:株式会社デジタルガレージ
ウェブサイト:https://www.j-wave.co.jp/special/uday2025/

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