モデルの辻元 舞が、家族に変化をもたらしたロサンゼルスの旅や、旅の魅力について語った。
辻元が登場したのは、ゲストにさまざまな国での旅の思い出を聞く、J-WAVEの番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。ここでは、1月11日(土)にオンエアした内容をテキストで紹介する。
葉加瀬:2024年の8月に3人目のお子さんが生まれたんですね。
辻元:8歳の男の子、6歳の男の子と続いてやっと女の子が誕生して、よりいっそううるさい我が家になりました(笑)。
葉加瀬:そんな辻元さんは思い出の旅にロサンゼルスを挙げられました。
辻元:2023年の夏に長男がカナダ・バンクーバーのサマースクールに通っていたんです。そのついでに友だちがロサンゼルスにいるので、バンクーバーから行ったのがきっかけです。気候がとにかくよくて、その土地にいるだけで開放的な気分になれて、ご飯もおいしくて景色もきれいでってすべてよかったんですけど、いちばん感動したのは夫が影響を受けたっていうことなんです。
葉加瀬:どういうこと?
辻元:夫は日本が大好きで、これまで(海外)旅行に行っても「やっぱり日本がいいよね」「早く日本に帰りたい」というタイプだったんですよ。でも、ロサンゼルスは帰りたがらなかったんですよね。「また、すぐに行きたい」と言っていたからすごくビックリして。
辻元の夫はロサンゼルスの滞在で、いい影響をたくさん受けたという。
辻元:そのときは友だち家族の家に滞在していたんですけど、夫が日本に帰ってきてから家事・育児に協力的になってくれたんです。
葉加瀬:そうですか。
辻元:滞在していた家のご主人がとっても家族思いで、子どもの夜泣きにも対応するし、朝早く起きてみんなに朝ご飯を振る舞ってくれるんです。すごいイクメンだなって思いました。それで奥さんに「いい旦那さんですね」って言ったんですが、昔はそうじゃなかったんだそうです。旦那さんご自身から「とにかく奥さんに笑っていてほしいから、自分もハッピーでいたいし、まわりの人もハッピーでいてほしいと思って、そういうマインドに変わったんだよね」って話してくれて。そこに私の夫がいい影響を受けてくれたみたいで、大事なものとか幸せなものに気付けたというか、家族との時間を大切に思ってくれるように変わりました。
葉加瀬:日本の社会はグローバルな観点から見ると少し遅れているって聞くけど、男性の仕事の仕方や家族との時間などをどうバランスを取るかという部分はちょっと変わりつつあるよね。もっと変わってほしいと思うしね。
辻元:私も働きながら育児をして、バランスを取ることは難しいと思いますけど、やっぱり子どもとの時間や家庭の時間が自分の中でいちばん優先順位が高いと思うので、これからもそこを満たしつつ仕事も頑張っていけたらいいなと思っています。
辻元:ロサンゼルスにピーター・シャイアさんというアーティストがいまして。もともと日本にいるときからピーター・シャイアさんのマグカップが好きで、セレクトショップでたまに売られているのを買いあさっていたんです(笑)。ロサンゼルスにアトリエがあるよって教えてもらって遊びに行かせてもらったんですが、憧れの人が目の前にいて、しかも作品が生み出される場所に自分がいることに興奮しました。頭の中をひっくり返したようなアトリエだったんですよ。
葉加瀬:彼の頭の中が見えるような。
辻元:そうなんです。それにすごく感動して、そこにいるだけで制作意欲が湧くような場所でした。しかもすごくいい人で、ランチを振る舞ってくれたりコーヒーを出してくれたりして。「私も絵を描くんです」と伝えて、絵を見てもらったら褒めてくださったりして、すごくいい時間を過ごさせていただきました。いい思い出ですね。
葉加瀬:旅先で自分が好きなアーティストに出会えて、またそこで彼のアトリエに行って芸術談義ができるって最高ですよね。
辻元:そこでもいっぱい買って帰りました(笑)。
また、辻元はロサンゼルス以外に、長男のサマースクールのために訪れたバンクーバーも印象深い街だったと語る。
辻元:どこの公園もすごく大きいことにビックリして(笑)。街ひとつ分くらいの大きさがあるんじゃないかってほど公園が大きくて、スケボーパークがたくさんあるんですよね。長男はスケボーも大好きで、どこの公園に行ってもスケボーができるので本当に幸せそうで、バンクーバーでは子どもが伸び伸び思いっきり遊べる場所だなって思いましたね。
葉加瀬:カナダは土地が大きいから、いろんなスケール感も大きいし、のんびりしたところもあるだろうし。
辻元:自然も豊かだし、大人も公園で思いっきり遊んでいるんですよ。公園を利用するのが子どもだけじゃないことが、すごく衝撃的だったんですよね。遊具で大人も遊べるんだって(笑)。大人も伸び伸び自由に過ごしているのが印象的でしたね。
辻元:やっぱり旅行は、自分と違う価値観に触れることがすごく楽しいなと思っていて。自分の当たり前だと思っていたものがこの国では全然当たり前じゃないとか、ロサンゼルスに行ったときも、それまで「車はきれいに乗るもの」だと思っていたけど、めっちゃ汚い車を見たりとか(笑)。
葉加瀬:気にしない人も多いよね。
辻元:でも、その人たちのなかでは車は別にどうでもよくて、それよりも大事なものがあり、大事にする優先順位がちゃんとあって、そんなところを気にしていないんだなってことに衝撃を受けたというか。大事なものさえ大事にしていれば、あとはどうだっていいんだって。別にまわりから見られてどう思われようとも、自分のなかで大事なものがわかれば気にしなくていいんだって気持ちになれましたね。(海外は)本当に大事なものに向き合わせてくれた感じがありましたね。
今は子ども中心の生活から家族で旅行をすることを優先している辻元だが、「もし海外ひとり旅をするなら?」と質問されると「美術館めぐり」と答えた。
辻元:ひとり旅では箱根で美術館めぐりをしたことがあるんですけど、海外ではまだ美術館に行ったことがなくて。逆に、葉加瀬さんにおすすめの美術館を教えてもらいたいです。
葉加瀬:パリのルーブル美術館には、死ぬまでに行ったほうがいいですよ。ルーブルは1日では回りきれないので、何日かに分けて訪れることをおすすめします。
辻元:いつか行ってみたいですね。
葉加瀬:あと、辻元さんはご自身で絵も描かれるから、たとえばヨーロッパで展覧会をやれたらいいですよね。
辻元:まずは日本でやりたいなっていうのは近い目標であるんですけど、いつか海外で個展を開いてみたいっていうのは夢ですね。
葉加瀬:ぜひ、その日を期待しています。
最後に「辻元さんにとっての旅は?」と訊かれた辻元は、「心をリセットしてくれるもの」と答えた。
辻元:まだいちばん下の子が生まれる前は、ちょっと立ち止まりたいなと思ったときにひとり旅に行くようにしていました。ちょっと息抜きしに1泊とかでも旅に出る。そこで自分と向き合う。広い世界を見ると自分の悩みはちっぽけだなって気付かせてくれるし、そういう意味でも心をリセットしてまた大事なものに向き合っていく。だから心のリセットになる旅をこれからもしていきたいなと思います。
辻元 舞の最新情報は、スターダストプロモーションの公式サイトまで。
葉加瀬太郎がお届けするJ-WAVE『ANA WORLD AIR CURRENT』は、毎週土曜の19時からオンエア。
辻元が登場したのは、ゲストにさまざまな国での旅の思い出を聞く、J-WAVEの番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。ここでは、1月11日(土)にオンエアした内容をテキストで紹介する。
ロサンゼルス滞在で夫の行動にいい変化が
辻元は1987年生まれ、京都府出身。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのテーマパークダンサーとして活動後、CM、ドラマ、映画などに出演し、芸能活動をスタート。雑誌『LEE』(集英社)や『VERY』(光文社)などでモデルとして活躍。近年はバラエティ番組『プレバト!!』(TBS系)で絵の才能が開花し、活動の幅を広げている。葉加瀬:2024年の8月に3人目のお子さんが生まれたんですね。
辻元:8歳の男の子、6歳の男の子と続いてやっと女の子が誕生して、よりいっそううるさい我が家になりました(笑)。
葉加瀬:そんな辻元さんは思い出の旅にロサンゼルスを挙げられました。
辻元:2023年の夏に長男がカナダ・バンクーバーのサマースクールに通っていたんです。そのついでに友だちがロサンゼルスにいるので、バンクーバーから行ったのがきっかけです。気候がとにかくよくて、その土地にいるだけで開放的な気分になれて、ご飯もおいしくて景色もきれいでってすべてよかったんですけど、いちばん感動したのは夫が影響を受けたっていうことなんです。
葉加瀬:どういうこと?
辻元:夫は日本が大好きで、これまで(海外)旅行に行っても「やっぱり日本がいいよね」「早く日本に帰りたい」というタイプだったんですよ。でも、ロサンゼルスは帰りたがらなかったんですよね。「また、すぐに行きたい」と言っていたからすごくビックリして。
辻元の夫はロサンゼルスの滞在で、いい影響をたくさん受けたという。
辻元:そのときは友だち家族の家に滞在していたんですけど、夫が日本に帰ってきてから家事・育児に協力的になってくれたんです。
葉加瀬:そうですか。
辻元:滞在していた家のご主人がとっても家族思いで、子どもの夜泣きにも対応するし、朝早く起きてみんなに朝ご飯を振る舞ってくれるんです。すごいイクメンだなって思いました。それで奥さんに「いい旦那さんですね」って言ったんですが、昔はそうじゃなかったんだそうです。旦那さんご自身から「とにかく奥さんに笑っていてほしいから、自分もハッピーでいたいし、まわりの人もハッピーでいてほしいと思って、そういうマインドに変わったんだよね」って話してくれて。そこに私の夫がいい影響を受けてくれたみたいで、大事なものとか幸せなものに気付けたというか、家族との時間を大切に思ってくれるように変わりました。
葉加瀬:日本の社会はグローバルな観点から見ると少し遅れているって聞くけど、男性の仕事の仕方や家族との時間などをどうバランスを取るかという部分はちょっと変わりつつあるよね。もっと変わってほしいと思うしね。
辻元:私も働きながら育児をして、バランスを取ることは難しいと思いますけど、やっぱり子どもとの時間や家庭の時間が自分の中でいちばん優先順位が高いと思うので、これからもそこを満たしつつ仕事も頑張っていけたらいいなと思っています。
大人も公園で思いっきり遊んでいる光景に驚き
辻元は、ロサンゼルス滞在中に訪れたある場所で感動する出来事があったと振り返る。辻元:ロサンゼルスにピーター・シャイアさんというアーティストがいまして。もともと日本にいるときからピーター・シャイアさんのマグカップが好きで、セレクトショップでたまに売られているのを買いあさっていたんです(笑)。ロサンゼルスにアトリエがあるよって教えてもらって遊びに行かせてもらったんですが、憧れの人が目の前にいて、しかも作品が生み出される場所に自分がいることに興奮しました。頭の中をひっくり返したようなアトリエだったんですよ。
葉加瀬:彼の頭の中が見えるような。
辻元:そうなんです。それにすごく感動して、そこにいるだけで制作意欲が湧くような場所でした。しかもすごくいい人で、ランチを振る舞ってくれたりコーヒーを出してくれたりして。「私も絵を描くんです」と伝えて、絵を見てもらったら褒めてくださったりして、すごくいい時間を過ごさせていただきました。いい思い出ですね。
葉加瀬:旅先で自分が好きなアーティストに出会えて、またそこで彼のアトリエに行って芸術談義ができるって最高ですよね。
辻元:そこでもいっぱい買って帰りました(笑)。
また、辻元はロサンゼルス以外に、長男のサマースクールのために訪れたバンクーバーも印象深い街だったと語る。
辻元:どこの公園もすごく大きいことにビックリして(笑)。街ひとつ分くらいの大きさがあるんじゃないかってほど公園が大きくて、スケボーパークがたくさんあるんですよね。長男はスケボーも大好きで、どこの公園に行ってもスケボーができるので本当に幸せそうで、バンクーバーでは子どもが伸び伸び思いっきり遊べる場所だなって思いましたね。
葉加瀬:カナダは土地が大きいから、いろんなスケール感も大きいし、のんびりしたところもあるだろうし。
辻元:自然も豊かだし、大人も公園で思いっきり遊んでいるんですよ。公園を利用するのが子どもだけじゃないことが、すごく衝撃的だったんですよね。遊具で大人も遊べるんだって(笑)。大人も伸び伸び自由に過ごしているのが印象的でしたね。
旅は心をリセットしてくれるもの
葉加瀬:これまで、いろんなところに行かれていると思うんですけど、辻元さん流の海外旅行の楽しみ方は何がいちばん優先されますか?辻元:やっぱり旅行は、自分と違う価値観に触れることがすごく楽しいなと思っていて。自分の当たり前だと思っていたものがこの国では全然当たり前じゃないとか、ロサンゼルスに行ったときも、それまで「車はきれいに乗るもの」だと思っていたけど、めっちゃ汚い車を見たりとか(笑)。
葉加瀬:気にしない人も多いよね。
辻元:でも、その人たちのなかでは車は別にどうでもよくて、それよりも大事なものがあり、大事にする優先順位がちゃんとあって、そんなところを気にしていないんだなってことに衝撃を受けたというか。大事なものさえ大事にしていれば、あとはどうだっていいんだって。別にまわりから見られてどう思われようとも、自分のなかで大事なものがわかれば気にしなくていいんだって気持ちになれましたね。(海外は)本当に大事なものに向き合わせてくれた感じがありましたね。
今は子ども中心の生活から家族で旅行をすることを優先している辻元だが、「もし海外ひとり旅をするなら?」と質問されると「美術館めぐり」と答えた。
辻元:ひとり旅では箱根で美術館めぐりをしたことがあるんですけど、海外ではまだ美術館に行ったことがなくて。逆に、葉加瀬さんにおすすめの美術館を教えてもらいたいです。
葉加瀬:パリのルーブル美術館には、死ぬまでに行ったほうがいいですよ。ルーブルは1日では回りきれないので、何日かに分けて訪れることをおすすめします。
辻元:いつか行ってみたいですね。
葉加瀬:あと、辻元さんはご自身で絵も描かれるから、たとえばヨーロッパで展覧会をやれたらいいですよね。
辻元:まずは日本でやりたいなっていうのは近い目標であるんですけど、いつか海外で個展を開いてみたいっていうのは夢ですね。
葉加瀬:ぜひ、その日を期待しています。
最後に「辻元さんにとっての旅は?」と訊かれた辻元は、「心をリセットしてくれるもの」と答えた。
辻元:まだいちばん下の子が生まれる前は、ちょっと立ち止まりたいなと思ったときにひとり旅に行くようにしていました。ちょっと息抜きしに1泊とかでも旅に出る。そこで自分と向き合う。広い世界を見ると自分の悩みはちっぽけだなって気付かせてくれるし、そういう意味でも心をリセットしてまた大事なものに向き合っていく。だから心のリセットになる旅をこれからもしていきたいなと思います。
辻元 舞の最新情報は、スターダストプロモーションの公式サイトまで。
葉加瀬太郎がお届けするJ-WAVE『ANA WORLD AIR CURRENT』は、毎週土曜の19時からオンエア。
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2025年1月18日28時59分まで
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番組情報
- ANA WORLD AIR CURRENT
-
土曜19:00-19:54