「この歌詞って水曜日のカンパネラらしいですかね?」 制作エピソードを語り合う

水曜日のカンパネラ 詩羽がナビゲートするJ-WAVEの番組『MASSIVE HISTORIA』に、同ユニットのケンモチヒデフミが登場。6月5日にリリースした3rd EP『POP DELIVERY』の制作について語り合った。

ここではその模様をテキストで紹介する。オンエア日は6月8日(土)。

トーク音声は2024年6月15日28時まで再生可能

ケンモチ「矢沢永吉さんみたいなこと言い出して…」

詩羽は3rd EP『POP DELIVERY』について「ついにリリースされましたけど、どうですか?」とケンモチに訊く。

ケンモチ:配信リリースやCDとしてのリリースってあるじゃないですか。「今日、学校終わったらすぐお店に買いに行こう」みたいなワクワク感って、届けられるタイミングがいろいろズレてきているので、リリースのタイミングにラジオでこういう機会があると、出たんだなという気持ちになりますよね。

詩羽:分かります。今回、作っている時間が長かったのもあって、いつCDが出るのかふわふわしていましたよね(笑)。

ケンモチ:ふわっとしていましたよね。

詩羽:いつの間にか6月5日になって、いつの間にか曲がリリースされていて。でもSNSを見ているとファンの方が「CDが届いた」と発信してくれたりするのを見て、ちゃんと届いているんだな、喜んでくれているんだなってすごく実感しますね。

2人は『POP DELIVERY』の制作の裏側を語り合う。

ケンモチ:ある曲のプリプロみたいな、レコーディングの前にちょっと練習しようみたいな感じで。

詩羽:声を入れていって仮のレコーディングをして本番に備えるっていうのがあるんですけど。

ケンモチ:次の曲はこんな曲なんですよっていうので、曲と歌詞を見せたら詩羽さんが、「うーん、この歌詞ってカンパネラらしいですかね?」って(笑)。

詩羽:そんな鋭いこと言ったんだ(笑)。

ケンモチ:矢沢永吉さんみたいなこと言い出して。「僕はいいけど矢沢永吉はいいって言うかな」みたいな感じの流れがあって。

詩羽:私はいいけどファンはどう言うかなって(笑)。

ケンモチ:そうそう。じゃあ書き直しますっていう流れもあったりして。そういうのは結構面白かったですね。

詩羽:確かに。今回に関してはタイアップの曲が8曲中6曲あったりして、ケンモチさんも制作ですごくいろいろ考えていましたよね。

ケンモチ:大人の事情を私が受け止めてますからね。

詩羽:確かに大変そうでしたよね。私はそれがないから大変なことがないので(笑)。

タイトル名は妥協したくないなかった

今作のEPに収録の『マーメイド』や『聖徳太子』を制作した頃は「単曲としていいものを作ろう」という意識で作っていたとケンモチは語りつつ、「どんどん曲がたまっていって、よしEPにしようってときに、まとまりがないみたいな事件があった」と明かす。

詩羽:本当に統一感がなくて、私すごく悩みましたもん。EPの名前は前々回『ネオン』、前回『RABBIT STAR ★』と付けて、自分の中で納得のいく名前になったからこそタイトル名は妥協したくないなって思いがあったんですけど、本当にびっくりするくらい統一感がなくって。

ケンモチ:そうなんですよね(笑)。

詩羽:結構考えて、最終的にパッとポップ、配達員、「POP DELIVERY!」みたいな感じで浮かんで。私たちの進め方って私にEP名を全投げの状態で。ケンモチさんもDir.Fも何も知らない期間があって、私が「これどうですか?」っていうより「POP DELIVERYでいきます!」くらいの球を投げる。

ケンモチ:豪速球が来る。

詩羽:「これか、これか、これがあってどれがいいですか?」みたいな相談じゃなくて、「これでいきます!」くらいの球を投げて、2人も「分かりました!」みたいな感じで受け止めるみたいな。だから相談とかどういう経緯でこういう名前になったとかの話もなく決まるんですよ。意味も全く説明しないで決まっていく状態で。『POP DELIVERY』のインタビューで、初めてケンモチさんとDir.Fもこのタイトル名が付いたことによって統一感が生まれたって話をしていて、それを聞いて私も確かにってなりました(笑)。

ケンモチは「それまではバラバラじゃんって思っていたけど、『POP DELIVERY』って言われて、確かにこれポップだってあらためて気付いた」と振り返る。

詩羽:単純なことだから分からなくなるじゃないですか。ポップって本当に使い方がたくさんあるし、私の場合は自分自身がときめくものっていう意味で今回は使ったんですけど。あらためて私はネーミングセンスがあるんだなって思いました(笑)。

ケンモチ:今回もやっちゃったね。

詩羽:本当に良すぎる。

ケンモチ:そんなに褒めすぎなくても大丈夫よ(笑)。

詩羽:私の中で他と被らなくて、カンパネラらしさがあってっていう。そのイメージを付けて考えていくので、こういうのどうかなと思ったらすぐに調べて他に被っている人がいないかなって探して決めていくんです。『POP DELIVERY』って私の中でポップを配達していくって純粋だし単純な考え方だったんですけど、意外とその単語を使う人っていないんだなって驚きました。

ケンモチ:確かにデリバリーって付くと嫌みがないよね。

詩羽:ポップをお届けしますってかわいらしさも出て、よかったですよね。

色使いもポップで部屋に飾りたくなる1枚

続いて、『POP DELIVERY』のジャケットイメージについて詩羽が言及した。
詩羽:デリバリーが配達員っていう意味なので、サンバイザーを付けてリュックを背負うUberみたいな配達員の格好をして。私の中でポップっていうのが1つの愛っていう意味でもあるので、みんなにそういう愛を届けていきたいっていうので、私が表紙にいるって感じで。色使いもポップなジャケットでかわいいですよね。これはお部屋に飾りたくなる1枚ですね。

ここで「全く関係ない話をしてもいい?」と詩羽が話題を切り替える。

詩羽:私、ついに猫ちゃんをお迎えしました。

ケンモチ:おめでとうございます。

詩羽:さっきからここにスマホを立てかけているんですけど、ペットカメラをつけっぱなしにして。今、2匹が一緒に寝ていますね。

ケンモチ:この時間だと寝るんですね。

詩羽:よく寝る子で、保護猫カフェから推定6歳くらいの男の子と女の子の猫ちゃんを引き取りまして。ずっとペットカメラを見て癒やされております。本当にかわいくてたまらない。

ここで、猫好きな詩羽は『POP DELIVERY』収録の『赤猫』をオンエアした。

お互いにあだ名を付けてみると…

続いては、カプセルトイを回して出てきたカプセルに入っているお題やトークを展開する「カプセルトイトーク」のコーナーに。詩羽が回して出たカプセルトイには「お互いにあだ名を付けて」というお題だった。

詩羽:いつも私は「ケンモチさん」。

ケンモチ:僕は「詩羽」で。

詩羽:あだ名を付けるとしたら「モチモチ」はどうですか? モチモチって私すごく好きな単語なので(笑)。ケンモチヒデフミってどこを取ってもいいですね。

ケンモチ:今までケンのほうにフォーカスが当たったことはない。モチのほうがポジティブだよね。

詩羽:たぶん名前にモチが入っている人ってあんまりいないんですよ。

ケンモチ:持田さんとかね。

詩羽:会ったことないかも。

ケンモチ:望月さんとか。

詩羽:確かに。◯◯モチみたいな感じで、後にモチが付くのは?

スタッフ:倉持さん。

詩羽:ああ! 確かに。でも倉持さんってクラに注目されません? 「くらやん」とか。

ケンモチ:英語の教材でシェイクスピアの詩があって、英語の先生から「ケンモチってシェイクスピアと同じだな。シェイクは『持つ』でスピアが『槍』だから」って。そうしたらクラスがシーンとなって、なぜか俺に視線が集まるっていう。

詩羽:しんど(笑)。モチモチいいじゃないですか。

ケンモチ:ありがとうございます。

一方、詩羽のあだ名について。普段は「うーたん」と呼ばれることも多いという。

詩羽:幼稚園や小学校のときの友だち、家族からも「うーたん」と呼ばれることが意外とありますね。

ケンモチ:今まで切り取られたことがない「たは」は?

詩羽:言いにくいのかな「たは」って。すごく空気が抜ける感じがして。

ケンモチ:アクセントが弱いもんな。「たはやん」は?

詩羽:マジで誰か分からない(笑)。じゃあ、「たはやん」と「モチモチ」で(笑)。

水曜日のカンパネラは7月にツアー「水曜日のカンパネラ ZEPP TOUR 2024 POP DELIVERY」を開催する。

水曜日のカンパネラの最新情報は、公式サイトまで。

「森羅万象」をテーマに、知っているようで知らなかった歴史や情報を楽しく学ぶ、カラフル歴史バラエティ。オンエアは毎週土曜24時から。
radikoで聴く
2024年6月15日28時59分まで

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番組情報
MASSIVE HISTORIA
毎週土曜
24:00-25:00

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