城田 優とSKY-HIが、J-WAVEで対談。城田がミュージカルをやり続ける意味や、歌手活動への思い、自身がプロデュースしたオリジナル・エンターテインメントショーについて語った。
城田が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『DIVE TO THE NEW WORLD』(ナビゲーター:SKY-HI)。オンエアは4月27日(土)。ここでは番組の模様をテキストで紹介する。
城田がプロデュースする歌とダンスのオリジナル・エンターテインメントショー「TOKYO〜the city of music and love〜」が、5月14日(火)〜19日(日)に東京・東急シアターオーブで開催する。
そんな城田は2003年に俳優デビュー以降、テレビ、映画、舞台、音楽など幅広く活躍。城田の認知が爆発的に広がったのは、2010年代の「イケメン俳優ブーム」だった。
城田:僕は芸能生活を13歳から始めて今年で25年になるんだけど、10代からずっとくすぶってやってきて、どうにかこうにか少しずつ芽が出てきて。全然いい流れが来なかった中で、ハーフや身長が高い、ほりが深いとか、いろんなことでイケメン俳優ブームに自分も入れたんだよね。ドラマにたくさん出たり。
SKY-HI:あの時代のドラマって面白いんですよね。
城田:面白かった。『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(フジテレビ系)や『ROOKIES』(TBS系)とか、そういうのに出させていただいていて、自分は考えたわけですよ。このイケメン俳優戦国時代をどうやって生き抜くか。自分は歌が好きで、もともとアーティスト志望で、そもそも13歳の頃は福山雅治さんのようにお芝居もやって歌も評価される人を目指していたんだけど。歌や自分の武器を持っているから、これを活かせたらいいなと。
そして、ミュージカルでデビューを果たす。城田は「ミュージカルは嘘がつけない」と表現。「絶対にその場で表現しなくちゃいけないものだから」と言うと、SKY-HIが「確かに」とうなずく。
城田:歌のピッチ修正もできないし、口パクとかありえない。毎日それをやり続けなければいけないという、言ってしまえば本物。変な言い方ですけど。
SKY-HI:リアルな意味で、その場でスキルが表に出ちゃうからね。
城田:そう。毎回その1回の公演で「うまいね」や「微妙だね」と評価されてしまう残酷な世界で。自分が20歳そこそこの当時、映像もいい感じに出ていてミュージカルでも活躍をしている人って同世代にはほぼいなかったんだよね。
SKY-HI:テレビ時代でもあるから、みんなテレビに出ていたんだ。
城田:ミュージカルにわざわざ出たり、舞台に出たりってあんまりなかったんです、特にミュージカルは。だから「これは武器になるぞ」と思って、毎年1本とかやり続けて、当時はテレビに出ているイメージが強かったから、ミュージカルの番宣でバラエティに出ると逆に「ミュージカルやるんだ」って驚かれて。今38歳になって、いろんな番組で「作品をプロデュースしています、演出しています」って言うと、「城田くんってミュージカルの人だよね」ってイメージがガラッと変わっちゃったんだけど。
SKY-HI:ミュージカルをやり続けた結果ってことだよね。
SKY-HI:自分もまわりも理解してくれるからね。このスケジュール感だとしょうがないよって。
城田:そういう時代だったから。音楽だけ自分の中でフタをした状態というか。ミュージカルや映像に関しては、それこそ悔いもないけど、音楽だけは少しまだ未練が残る状態で。1カ月前にファンミーティングがあったんだけど、そこでも「もしかしたら音楽をちょっとやるかも」って言ってきたんです。
SKY-HI:音楽も俳優もそうだけど、エンターテインメントの世界って、年齢が関係あるものもあるけど、関係ないものもたくさんありますからね。
続けてSKY-HIは「音楽のモチベーションはどこから来る?」と質問する。
城田:自分のまわりは音楽をやっている人が多くて。日高さん(SKY-HI)もそうですし、ソロでもグループでも活躍している方やロックバンドも多いので、そういうところと嫌でも会うので。アーティスト同士が音楽の話をすると、すごくむず痒いんだよね。
SKY-HI:アーティストあるあるみたいな話も出るしね。
城田:もちろん自分もライブはしていて。でも、全曲自分の曲のコンサートって1、2回しか人生でやっていなくて、どうしてもミュージカルの曲をカバーしていたり、要は城田 優というアーティストではなくて、俳優を通してもともとある曲をお届けすることが多かったから、100パーセントの共感というか、話している内容に「いいな」「俺もあのときアーティスト活動をやめていなければ」「もっとちゃんとやれていれば」っていう後悔の念もそうだし、やっぱりライブを観に行ったときだよね。
城田は「BE:FIRSTを観たときも、悔しいとか、やめたくなる」と心情を吐露した。
城田:Novel Coreもそうだし、他にもSUPER BEAVERやONE OK ROCKもそうだけど、自分が交流を持たせていただいている人たちがステージで輝いている姿を観て、自分ももちろん自分のフィールドがあるし、そこではぶっちぎってやっている自負はあるけど、自分の言葉で自分の歌で人にメッセージを届けることが昔から好きだったから。
SKY-HI:よく考えたら俳優と歌手ってそこがめちゃくちゃ違うよね。俳優は絶対に役を通すから。
城田:自分じゃないから、何をどう伝えても(役としてのメッセージになる)。もちろんそれをツールとして作品を自分で書いたりすれば自分のメッセージになるけど、僕らは借りられて「ここでこれをお願いします」っていうパターンが多いから。でもアーティストは、自分で曲を書いていない人もいるけど、自分たちが自分たちの世界観で、自分たちの伝えたいメッセージや感情、思うことを言葉や音にして出すでしょ。実は俺もいっぱい曲を作っているし、送りつけて聴いてもらったこともあって、そういうのは続けているし、ちゃんとかたちにしようってまた最近思い始めています。
城田:これはミュージカルではなくショーで、自分で曲は書いていなくて、基本的にミュージカルの曲やポップス、洋楽、映画、ディズニー、みんなが知っているであろういろんな音楽を自分と何人かで選曲して、そこに自分が背景となった背骨みたいな話を(作って)。ショーなので何かストーリーがほしいよねってことで。現在、過去、未来と命が大きなテーマです。タイトルに東京を入れているんだけど、日本の古き良き文化を入れているってことではなくて、東京から発信するショーです。このショーを観終わって渋谷を歩くときに景色が変わって見えるみたいな。
SKY-HI:住んでいたり普段から遊んでいたりすると慣れちゃっているけど、めちゃくちゃユニークだから。
城田:説明はしないんだけど、自分の中での設定やストーリーがあって、それは観てもらってどう感じたかをそれぞれ持ち帰ってもらって、あとで考察してもらってもいいし、想像力をみんなにも持ってもらって楽しくあとでああだこうだ、わからなかったでもいいし、とにかく刺激を与えられたらっていう思いで作りました。
新たなチャレンジをする城田は、今後の目標をこう口にする。
城田:裏方は楽しいなと思っていて。その分、お金、時間、労力といろいろかかるけど、ゼロからものづくりをするとか、2や3のものをかけ算で増やしていくものに自分はやりがいを感じていて。プレイヤーとしてお芝居をするとか、そういうのもまだモチベーションはあるので。でも昔ほどはないかな。日高さんもなんとなく一緒じゃない?
SKY-HI:承認欲求がなくなっちゃっていて、音楽を作るモチベーションとは別の本当の意味での届けよう伝えようみたいな思いが半年くらい削られているのに気が付いて、今呼び戻したところ。
城田:そういう大事な感情や何をしたいかなって思ったときに、自分の場合は役者として何かを表現するのをずっとやらせてもらっているのもあるけど、それよりも何か新しいもの。難しいや不可能とか、それは絶対にできないっていうものに、「おっしゃ、やってやろうじゃねえか」って燃えるタイプだから、そういう方向で今後もショーを作ったり、演出しながら自分も出たり、そういうのをやることでもっとまわりにも刺激がいけばいいな、音楽もちゃんとやりたいなって思っています。
城田 優の最新情報は、公式サイトまで。
『DIVE TO THE NEW WORLD』は国内外のさまざまなフィールドで活躍するアーティストやクリエイターたちの“本心”にSKY-HIが“DIVE”していくプログラム。放送は毎週土曜23時から。
城田が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『DIVE TO THE NEW WORLD』(ナビゲーター:SKY-HI)。オンエアは4月27日(土)。ここでは番組の模様をテキストで紹介する。
城田がプロデュースする歌とダンスのオリジナル・エンターテインメントショー「TOKYO〜the city of music and love〜」が、5月14日(火)〜19日(日)に東京・東急シアターオーブで開催する。
ミュージカルを続けたことが武器になった
城田はSKY-HIの初めての日本武道館公演に行くなど、プライベートでも親交を深めている。そんな城田は2003年に俳優デビュー以降、テレビ、映画、舞台、音楽など幅広く活躍。城田の認知が爆発的に広がったのは、2010年代の「イケメン俳優ブーム」だった。
城田:僕は芸能生活を13歳から始めて今年で25年になるんだけど、10代からずっとくすぶってやってきて、どうにかこうにか少しずつ芽が出てきて。全然いい流れが来なかった中で、ハーフや身長が高い、ほりが深いとか、いろんなことでイケメン俳優ブームに自分も入れたんだよね。ドラマにたくさん出たり。
SKY-HI:あの時代のドラマって面白いんですよね。
城田:面白かった。『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(フジテレビ系)や『ROOKIES』(TBS系)とか、そういうのに出させていただいていて、自分は考えたわけですよ。このイケメン俳優戦国時代をどうやって生き抜くか。自分は歌が好きで、もともとアーティスト志望で、そもそも13歳の頃は福山雅治さんのようにお芝居もやって歌も評価される人を目指していたんだけど。歌や自分の武器を持っているから、これを活かせたらいいなと。
そして、ミュージカルでデビューを果たす。城田は「ミュージカルは嘘がつけない」と表現。「絶対にその場で表現しなくちゃいけないものだから」と言うと、SKY-HIが「確かに」とうなずく。
城田:歌のピッチ修正もできないし、口パクとかありえない。毎日それをやり続けなければいけないという、言ってしまえば本物。変な言い方ですけど。
SKY-HI:リアルな意味で、その場でスキルが表に出ちゃうからね。
城田:そう。毎回その1回の公演で「うまいね」や「微妙だね」と評価されてしまう残酷な世界で。自分が20歳そこそこの当時、映像もいい感じに出ていてミュージカルでも活躍をしている人って同世代にはほぼいなかったんだよね。
SKY-HI:テレビ時代でもあるから、みんなテレビに出ていたんだ。
城田:ミュージカルにわざわざ出たり、舞台に出たりってあんまりなかったんです、特にミュージカルは。だから「これは武器になるぞ」と思って、毎年1本とかやり続けて、当時はテレビに出ているイメージが強かったから、ミュージカルの番宣でバラエティに出ると逆に「ミュージカルやるんだ」って驚かれて。今38歳になって、いろんな番組で「作品をプロデュースしています、演出しています」って言うと、「城田くんってミュージカルの人だよね」ってイメージがガラッと変わっちゃったんだけど。
SKY-HI:ミュージカルをやり続けた結果ってことだよね。
アーティスト活動への想い
「ミュージカルというジャンルにここまで深く入るとは思っていなかった」と明かす城田。自分で楽曲を作って送り出す活動への興味が強かったのだそう。アーティスト活動をした時期もあったが、ドラマや映画など俳優業でも多忙ななかで、100%の時間、力を注ぐことができないという悔いがあることを話した。SKY-HI:自分もまわりも理解してくれるからね。このスケジュール感だとしょうがないよって。
城田:そういう時代だったから。音楽だけ自分の中でフタをした状態というか。ミュージカルや映像に関しては、それこそ悔いもないけど、音楽だけは少しまだ未練が残る状態で。1カ月前にファンミーティングがあったんだけど、そこでも「もしかしたら音楽をちょっとやるかも」って言ってきたんです。
SKY-HI:音楽も俳優もそうだけど、エンターテインメントの世界って、年齢が関係あるものもあるけど、関係ないものもたくさんありますからね。
続けてSKY-HIは「音楽のモチベーションはどこから来る?」と質問する。
城田:自分のまわりは音楽をやっている人が多くて。日高さん(SKY-HI)もそうですし、ソロでもグループでも活躍している方やロックバンドも多いので、そういうところと嫌でも会うので。アーティスト同士が音楽の話をすると、すごくむず痒いんだよね。
SKY-HI:アーティストあるあるみたいな話も出るしね。
城田:もちろん自分もライブはしていて。でも、全曲自分の曲のコンサートって1、2回しか人生でやっていなくて、どうしてもミュージカルの曲をカバーしていたり、要は城田 優というアーティストではなくて、俳優を通してもともとある曲をお届けすることが多かったから、100パーセントの共感というか、話している内容に「いいな」「俺もあのときアーティスト活動をやめていなければ」「もっとちゃんとやれていれば」っていう後悔の念もそうだし、やっぱりライブを観に行ったときだよね。
城田は「BE:FIRSTを観たときも、悔しいとか、やめたくなる」と心情を吐露した。
城田:Novel Coreもそうだし、他にもSUPER BEAVERやONE OK ROCKもそうだけど、自分が交流を持たせていただいている人たちがステージで輝いている姿を観て、自分ももちろん自分のフィールドがあるし、そこではぶっちぎってやっている自負はあるけど、自分の言葉で自分の歌で人にメッセージを届けることが昔から好きだったから。
SKY-HI:よく考えたら俳優と歌手ってそこがめちゃくちゃ違うよね。俳優は絶対に役を通すから。
城田:自分じゃないから、何をどう伝えても(役としてのメッセージになる)。もちろんそれをツールとして作品を自分で書いたりすれば自分のメッセージになるけど、僕らは借りられて「ここでこれをお願いします」っていうパターンが多いから。でもアーティストは、自分で曲を書いていない人もいるけど、自分たちが自分たちの世界観で、自分たちの伝えたいメッセージや感情、思うことを言葉や音にして出すでしょ。実は俺もいっぱい曲を作っているし、送りつけて聴いてもらったこともあって、そういうのは続けているし、ちゃんとかたちにしようってまた最近思い始めています。
裏方の仕事に感じる楽しさ
城田がプロデュースする歌とダンスのオリジナル・エンターテインメントショー「TOKYO〜the city of music and love〜」が、5月14日(火)〜19日(日)に東京・東急シアターオーブで開催。このショーは6月にシンガポール公演も決定している。【スポット映像到着!】TOKYO~the city of music and love~
SKY-HI:住んでいたり普段から遊んでいたりすると慣れちゃっているけど、めちゃくちゃユニークだから。
城田:説明はしないんだけど、自分の中での設定やストーリーがあって、それは観てもらってどう感じたかをそれぞれ持ち帰ってもらって、あとで考察してもらってもいいし、想像力をみんなにも持ってもらって楽しくあとでああだこうだ、わからなかったでもいいし、とにかく刺激を与えられたらっていう思いで作りました。
新たなチャレンジをする城田は、今後の目標をこう口にする。
城田:裏方は楽しいなと思っていて。その分、お金、時間、労力といろいろかかるけど、ゼロからものづくりをするとか、2や3のものをかけ算で増やしていくものに自分はやりがいを感じていて。プレイヤーとしてお芝居をするとか、そういうのもまだモチベーションはあるので。でも昔ほどはないかな。日高さんもなんとなく一緒じゃない?
SKY-HI:承認欲求がなくなっちゃっていて、音楽を作るモチベーションとは別の本当の意味での届けよう伝えようみたいな思いが半年くらい削られているのに気が付いて、今呼び戻したところ。
城田:そういう大事な感情や何をしたいかなって思ったときに、自分の場合は役者として何かを表現するのをずっとやらせてもらっているのもあるけど、それよりも何か新しいもの。難しいや不可能とか、それは絶対にできないっていうものに、「おっしゃ、やってやろうじゃねえか」って燃えるタイプだから、そういう方向で今後もショーを作ったり、演出しながら自分も出たり、そういうのをやることでもっとまわりにも刺激がいけばいいな、音楽もちゃんとやりたいなって思っています。
城田 優の最新情報は、公式サイトまで。
『DIVE TO THE NEW WORLD』は国内外のさまざまなフィールドで活躍するアーティストやクリエイターたちの“本心”にSKY-HIが“DIVE”していくプログラム。放送は毎週土曜23時から。
番組情報
- DIVE TO THE NEW WORLD
-
毎週土曜23:00-23:54