音楽ユニット・岡村和義の岡村靖幸と斉藤和義が、「東京ドライブ」をテーマに曲をセレクトした。
ふたりが登場したのは、3月12日(火)に放送されたJ-WAVEの番組『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。東京のある街、ある商店街、ある路線……セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナーだ。
岡村和義の結成は2023年末。ソロアーティストとして30年以上それぞれの道を歩んできた、個性あふれるふたりが紡ぐ新たな音楽に期待が集まっている。1月17日の『I miss your fire』のデジタルリリースを皮切りに、5ヵ月連続リリースを予定。第3弾の楽曲『愛スティル』は3月13日(水)に配信。
まずふたりは、選曲テーマを東京のドライブに据えた理由を語る。
岡村:曲が持っている雰囲気がドライブものというか、車に乗っている感じのものがいくつかあって。ドライブするといろんな景色が見えたりするじゃないですか。
斉藤:うんうん。
岡村:そういうのも含めて東京のドライブはいいのかなと思いました。
斉藤:岡村ちゃんは最近、免許を取ったもんね。
岡村:それはさ、斉藤さんとかが「(車に乗ると)曲とか詞が書けるぜ」って言うから、真面目な僕は免許を取って車に乗ろうとしたんですよ。車は日常でよく運転するでしょう?
斉藤:しますします。そんなにね、運転が好きとかはないんですよ。
岡村:マジ!? 俺、大好きなんだと思ってた。
斉藤:全然。ただ、車でできた曲はけっこう多い。
岡村:じゃあいいじゃん。
斉藤:いいかもしんないけど、危ないよ(笑)?
岡村:この曲はですね、東京のいろんなところで車の渋滞はあるよっていう内容の歌です。東京は混むところ混むからねえ。
斉藤:そうだね。続けては私の選曲です。
2曲目は井上陽水の『Tokyo』。
斉藤:ちょうどこの曲が出たときに、(自分が)東京に出てきたはずです。当時、ミュージシャンになりたいと思って出てきたものの、何のつてもないし、バイトをするしかない日々でした。東京に出たとき、憧れの大東京って感じもなく、バイトに忙殺されている日々で。空気が悪いわ渋滞ばっかりしてるわ人は冷たいわ、東京にネガティブなイメージしか浮かんでなかったんだけど、この曲を聴いたときにすごく華やかだなって思ったんだよね。
岡村:ロマンチックな曲だよね。
斉藤:陽水さんが歌うと東京が素敵な街になるなっていうか。これは本当にすごい曲だと思う。
岡村:みなさんも感じることだと思うんですけども、ミュージシャン同士で言えば、ツアーが終わって東京に戻ってきて東京タワーが見えたり、車を運転して東京タワーが見えたりすると「東京に帰ってきた」って感じがする。東京タワーって“昔の東京”でもあるから、郷愁感もあるんだけど、ロマンチックな気持ちにもすごくなる。この曲自体は恋愛の歌なんですけど、車で移動して東京タワーが見えたりするとムーディーな気持ちになったりしない?
斉藤:するする。いいよね。
4曲目の選曲はRCサクセションの『甲州街道はもう秋なのさ』。
岡村:僕は上京してすぐ住んだのが吉祥寺なんですけど、とってもいい場所で数年住んで。そこから90年代までウロウロしてたんですけど、斉藤さんと話してたらすごく近くにいたってことで。
斉藤:俺も最初に住んでたのが吉祥寺で、1988年ぐらいだからちょっとだけかぶっていたかもしれない。東京って言うとビルがいっぱいの港区近辺をイメージする人も多いのかもしれないけど。武蔵野出身と言うと国立出身の忌野清志郎さん。THE STREET SLIDERSとかクロマニヨンズのマーシー(真島昌利)さんとかもあっち多摩方面出身ですけども。
岡村:そうなんだ!
斉藤:ロック系ミュージシャンも多い。
岡村:TM NETWORKもそうだもんね。
斉藤:TMは「多摩」って話だもんね。そんななかでも甲州街道っていう国道20号線ですよ。『甲州街道はもう秋なのさ』っていい歌ですよね。
岡村:秋になると甲州街道って木がばーっと枯れ始めるんだよね。
斉藤:甲州街道を走るたびにRCサクセションって思う。
岡村:わかる。
岡村:最後にお送りするのは、やはりこの曲でしょうね。大都会東京都。我々も影響を受けた、Y.M.O.の『Technopolis』です。
斉藤:うちらが小学校5、6年ぐらいだったはずです。これが席巻して、大人も子どもみんな「なんじゃこれ」って。
岡村:あの頃ってインベーダーゲームが流行ってたけど、やってた?
斉藤:それなりにね。そんななかあの曲が出てきて、コンピューターグラフィック、いわゆるCG的な技術が同時に出てきたじゃない? そういうのが合わさって「未来」だって思った。この曲があるかないかで日本の東京のイメージが全然違ったと思うんだよね。
岡村:うんうん。
斉藤:この曲があったおかげで世界から東京に対するイメージは変わったと思う。日本人の意識的にも、モダンで最先端な街・東京っていうイメージはこの曲が決定付けたはずと俺は思う。この曲の偉大さってすごいなってことで選びました。
岡村和義の最新情報は、公式サイトまで。
東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
ふたりが登場したのは、3月12日(火)に放送されたJ-WAVEの番組『GRAND MARQUEE』(ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann)のワンコーナー「RADIO ENSEMBLE」。東京のある街、ある商店街、ある路線……セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナーだ。
車は、楽曲が生まれる空間でもある
東京への想いや思い出について語りながら、ゲストの選曲をお届けする「RADIO ENSEMBLE」。今回は、音楽ユニット・岡村和義の岡村靖幸と斉藤和義がゲストに登場。岡村和義の結成は2023年末。ソロアーティストとして30年以上それぞれの道を歩んできた、個性あふれるふたりが紡ぐ新たな音楽に期待が集まっている。1月17日の『I miss your fire』のデジタルリリースを皮切りに、5ヵ月連続リリースを予定。第3弾の楽曲『愛スティル』は3月13日(水)に配信。
まずふたりは、選曲テーマを東京のドライブに据えた理由を語る。
岡村:曲が持っている雰囲気がドライブものというか、車に乗っている感じのものがいくつかあって。ドライブするといろんな景色が見えたりするじゃないですか。
斉藤:うんうん。
岡村:そういうのも含めて東京のドライブはいいのかなと思いました。
斉藤:岡村ちゃんは最近、免許を取ったもんね。
岡村:それはさ、斉藤さんとかが「(車に乗ると)曲とか詞が書けるぜ」って言うから、真面目な僕は免許を取って車に乗ろうとしたんですよ。車は日常でよく運転するでしょう?
斉藤:しますします。そんなにね、運転が好きとかはないんですよ。
岡村:マジ!? 俺、大好きなんだと思ってた。
斉藤:全然。ただ、車でできた曲はけっこう多い。
岡村:じゃあいいじゃん。
斉藤:いいかもしんないけど、危ないよ(笑)?
細野晴臣、井上陽水…ふたりの選曲は?
1曲目の選曲は、 細野晴臣&イエロー・マジック・バンドの『東京ラッシュ』。岡村:この曲はですね、東京のいろんなところで車の渋滞はあるよっていう内容の歌です。東京は混むところ混むからねえ。
斉藤:そうだね。続けては私の選曲です。
2曲目は井上陽水の『Tokyo』。
斉藤:ちょうどこの曲が出たときに、(自分が)東京に出てきたはずです。当時、ミュージシャンになりたいと思って出てきたものの、何のつてもないし、バイトをするしかない日々でした。東京に出たとき、憧れの大東京って感じもなく、バイトに忙殺されている日々で。空気が悪いわ渋滞ばっかりしてるわ人は冷たいわ、東京にネガティブなイメージしか浮かんでなかったんだけど、この曲を聴いたときにすごく華やかだなって思ったんだよね。
岡村:ロマンチックな曲だよね。
斉藤:陽水さんが歌うと東京が素敵な街になるなっていうか。これは本当にすごい曲だと思う。
ツアーを経て東京に帰ってくると…
続けての選曲は、松任谷由実の『手のひらの東京タワー』。岡村:みなさんも感じることだと思うんですけども、ミュージシャン同士で言えば、ツアーが終わって東京に戻ってきて東京タワーが見えたり、車を運転して東京タワーが見えたりすると「東京に帰ってきた」って感じがする。東京タワーって“昔の東京”でもあるから、郷愁感もあるんだけど、ロマンチックな気持ちにもすごくなる。この曲自体は恋愛の歌なんですけど、車で移動して東京タワーが見えたりするとムーディーな気持ちになったりしない?
斉藤:するする。いいよね。
4曲目の選曲はRCサクセションの『甲州街道はもう秋なのさ』。
岡村:僕は上京してすぐ住んだのが吉祥寺なんですけど、とってもいい場所で数年住んで。そこから90年代までウロウロしてたんですけど、斉藤さんと話してたらすごく近くにいたってことで。
斉藤:俺も最初に住んでたのが吉祥寺で、1988年ぐらいだからちょっとだけかぶっていたかもしれない。東京って言うとビルがいっぱいの港区近辺をイメージする人も多いのかもしれないけど。武蔵野出身と言うと国立出身の忌野清志郎さん。THE STREET SLIDERSとかクロマニヨンズのマーシー(真島昌利)さんとかもあっち多摩方面出身ですけども。
岡村:そうなんだ!
斉藤:ロック系ミュージシャンも多い。
岡村:TM NETWORKもそうだもんね。
斉藤:TMは「多摩」って話だもんね。そんななかでも甲州街道っていう国道20号線ですよ。『甲州街道はもう秋なのさ』っていい歌ですよね。
岡村:秋になると甲州街道って木がばーっと枯れ始めるんだよね。
斉藤:甲州街道を走るたびにRCサクセションって思う。
岡村:わかる。
東京のイメージを変えたYMOの楽曲
最後の選曲は、YMOの『Technopolis』。岡村:最後にお送りするのは、やはりこの曲でしょうね。大都会東京都。我々も影響を受けた、Y.M.O.の『Technopolis』です。
斉藤:うちらが小学校5、6年ぐらいだったはずです。これが席巻して、大人も子どもみんな「なんじゃこれ」って。
岡村:あの頃ってインベーダーゲームが流行ってたけど、やってた?
斉藤:それなりにね。そんななかあの曲が出てきて、コンピューターグラフィック、いわゆるCG的な技術が同時に出てきたじゃない? そういうのが合わさって「未来」だって思った。この曲があるかないかで日本の東京のイメージが全然違ったと思うんだよね。
岡村:うんうん。
斉藤:この曲があったおかげで世界から東京に対するイメージは変わったと思う。日本人の意識的にも、モダンで最先端な街・東京っていうイメージはこの曲が決定付けたはずと俺は思う。この曲の偉大さってすごいなってことで選びました。
岡村和義の最新情報は、公式サイトまで。
東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。
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2024年3月19日28時59分まで
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番組情報
- GRAND MARQUEE
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月・火・水・木曜16:00-18:50