小沢健二とスチャダラパーのANI、Bose、SHINCOがJ-WAVEに登場。名曲『今夜はブギー・バック』について語った。
4人が登場したのは、3月9日(土)に放送されたJ-WAVEの番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐、山田玲奈)。
【トーク音声は2024年3月16日28時ごろまで再生可能】
・前半
https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240309094546
・後半
https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240309100000
30年を記念して小沢健二とスチャダラパーの3人。今回のような形で出演するのはすごく久しぶりだという。
渡辺:こんな夢の4ショットは久しぶりなんじゃない?
Bose:普段から会っているし、ライブでとか、テレビで一曲歌ったりはあったと思いますけど、実際に小沢健二さんとスチャダラパーが並んで何かに出るというのは、たぶん30年ぶりなんじゃない?
小沢:だってBoseが「小沢健二さん」と言ったの、たぶん俺人生で初めて聞いた(笑)。
渡辺:一応気をつかってね(笑)。
渡辺:当時「短冊」と言われたCDで出して、写真もちょっとコラボしている感じでね。
Bose:ジャケットを合体すると1枚になるような感じになっていました。こういうフィーチャリングのやつが当時はまだあんまりなかったんだよね。
渡辺:もともと、どっち発信なんでしたっけ?
Bose:一応スチャダラパーの企画から始まったんです。いろいろな人とコラボするというので、そのときは東京スカパラダイスオーケストラとやったりとかするなかに、小沢くんが(いました)。仲がよかったミュージシャンがほとんどいなかったので、知り合いで頼める人が小沢くんぐらいしかいないなって。
小沢:それでライブで1回僕のバンドにスチャダラとSHINCOのターンテーブルとラップが入るというのをやってみて、そのまま「その延長でやろうか」と。
渡辺:私、スチャダラパーはデビューちょい前ぐらいから存じ上げております。実は『今夜はブギー・バック』のジャケット撮影の現場に行ってるんですよね。覚えてないでしょう?
Bose:覚えてますよ! だって、周りが全部……。
渡辺:うちの事務所のスタッフだったんですよね。お菓子を持っていったの。
山田:なに持って行ったんですか?
渡辺:忘れた(笑)。
小沢:「ブギー」が「踊る」、「バック」が「返す」。電話で返すことをコールバックで言うじゃないですか。「踊り返して」という意味なんですよね。自分が踊るから踊り返して、ブギー・バックしてよという意味なんです。それが伝わらないまま30年経ったのが一番驚きました。
渡辺:(スチャダラパーの)メンバーは知らなかったの?
Bose:なんだかんだディスコの感じとか「踊る」みたいのではあるけど、ダブルミーニングとかいろいろ入ってくるから。でもはっきり「ブギー・バックとは?」と思ってなかった。
小沢:その話をソーシャルメディアでしたような気がしていたけど、全然していなくて。それでこのあいだ話して。
渡辺:よかった、いろいろ解けて。ANIさんは?
ANI:僕も最近知りました(笑)。語感だけで言っていました。
渡辺:自分の名前は曲のなかで堂々と連呼しているのに。
Bose:こんなにこの曲をみんながカラオケで歌うなんて、本当に思ってなかったですね。
渡辺: SHINCOさんはどうですか?
SHINCO: 30年、老けましたね(笑)。
Bose:歳じゃなくて(笑)。
SHINCO:自分の手を離れてじゃないですけど、不思議な、こんな経験したことないので面白いですよね。
Bose:いや、SHINCOのビートがあったからこそっていう曲だと思うんですよね。
【外部リンク】小沢健二とスチャダラパー「今夜はブギー・バック」の30年を語る
小沢:4人で語りまくったやつがね。
Bose:それもやったことなかったんですよね。
渡辺:そうなんだ。
小沢:秘密をすべて明かすやつ。
Bose:だいたいのインタビューで、「小沢くんは本当のことをなにも言ってなかった」じゃん。
渡辺:ごめんなさい、これは正直に言います。私は当時、雑誌編集のほうにいろいろ関わっていまして、小沢さんはなかなかね、素直に答えてくれないことが多かったの(笑)。
小沢:余計なことをいっぱい言って逃げるんですよね(笑)。
Bose:そういうことをやっていたから、『ブギー・バック』のことを正面から語ることはたぶんなかったんです。
小沢:それで「踊り返して」もそのまま30年放置されて。今日は『今夜はブギー・バック』の情報を、30年の封印を解く! SHINCOのビートのあれもね。
SHINCO:封印が解かれる。
山田:改めてそうやって30年経ってしゃべってみてどうでしたか? いろいろなことを思い出す感じですか?
Bose:最近も一緒にちょっとやったりしていますけど、関係性があまり変わらないじゃないですか。
小沢:変わらない。
Bose:話している内容とかもそんなに変わらないから「なにが30年経ったんだろう」って不思議な気持ちはあります。
小沢:本当にそうだよね。
渡辺:名曲と言われる日本の曲はたくさんあります。我々この番組を16年半やっているんですけど、おそらくその中で一番多くかかった曲のベスト5に入っていると思う。
山田:祐さん(渡辺)がよくかけます。
渡辺:飽きないんですよ。ラジオで送り出す側が飽きてないということは、たぶん聴いているほうも飽きてないだろうという予感があります。
Bose:ライブが決まったんですよ。(コンサートプロモーター、ホットスタッフ・プロモーション設立)45周年記念、(『今夜はブギー・バック』発売)30周年記念ライブが。
渡辺:まずホットスタッフが45周年記念。
小沢:「『ブギー・バック』30周年やらない?」と話がきたときに、ちょうどタイミングが合って。それでせっかくやるんだったら新曲を30年ぶりに……。
渡辺:ちょっといま、新曲っておっしゃいました?
小沢:新曲をやるんですよ。
Bose:なんでここまでやらなかったのかも、よくわからない。
渡辺:普通30年あったらやっていますよね?
Bose:でもやるんですよ、新曲をいま作っているんです。
小沢:めちゃくちゃいい曲なのでぜひそれを歌いに来てください。
渡辺:これあえて、SHINCOさんに訊きます。やっぱりやってみたら「進化しているな」とか「変わってきたな」とか「ここ新しい」とかありますか?
SHINCO:もちろんテクノロジー変化はすごくありますけど、この感じは全然変わっていなくて「そうそう、こういう感じだった。小沢くんとのレコーディングは」という(笑)。あのときを一瞬にして思い出しますね。
山田:どんな曲なんだろう、楽しみすぎる。サイトが立ち上がっています。
Bose:ビジュアルも出ましたね。
渡辺:ビジュアルはアーティスト写真のほかに、これはなんですか? 百人一首B-BOYみたいな。
小沢:さっき言った「踊り返して」が7文字じゃないですか。7文字だから和歌みたいだなと思って、Boseさんと話していたときに「和歌にしたら面白い」と。それで上の句はどうなんだという話になって、生まれたのがこれでした。『ブギー・バック』の歌詞もこういう風に置き換えるとけっこう(面白い)ね。
チケット一般発売は3月30日(土)から。
※J-WAVE先行予約は抽選式で、3月21日(木)8:00-23:59で受付。
・J-WAVE公式イベントページ
https://www.j-wave.co.jp/event/15902-202404.htm
4人が登場したのは、3月9日(土)に放送されたJ-WAVEの番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐、山田玲奈)。
【トーク音声は2024年3月16日28時ごろまで再生可能】
・前半
https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240309094546
・後半
https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20240309100000
夢の4ショットがラジオで実現!
90年代を代表する名曲『今夜はブギー・バック』は、1994年3月9日に発売。番組放送日がちょうど30年だった。小沢健二がメインの「nice vocal」バージョンと、スチャダラパーがメインの「smooth rap」バージョンが、それぞれのレコード会社から発売された。30年を記念して小沢健二とスチャダラパーの3人。今回のような形で出演するのはすごく久しぶりだという。
渡辺:こんな夢の4ショットは久しぶりなんじゃない?
Bose:普段から会っているし、ライブでとか、テレビで一曲歌ったりはあったと思いますけど、実際に小沢健二さんとスチャダラパーが並んで何かに出るというのは、たぶん30年ぶりなんじゃない?
小沢:だってBoseが「小沢健二さん」と言ったの、たぶん俺人生で初めて聞いた(笑)。
渡辺:一応気をつかってね(笑)。
小沢健二 featuring スチャダラパー - 今夜はブギー・バック(nice vocal)
Bose:ジャケットを合体すると1枚になるような感じになっていました。こういうフィーチャリングのやつが当時はまだあんまりなかったんだよね。
Bose:一応スチャダラパーの企画から始まったんです。いろいろな人とコラボするというので、そのときは東京スカパラダイスオーケストラとやったりとかするなかに、小沢くんが(いました)。仲がよかったミュージシャンがほとんどいなかったので、知り合いで頼める人が小沢くんぐらいしかいないなって。
小沢:それでライブで1回僕のバンドにスチャダラとSHINCOのターンテーブルとラップが入るというのをやってみて、そのまま「その延長でやろうか」と。
渡辺:私、スチャダラパーはデビューちょい前ぐらいから存じ上げております。実は『今夜はブギー・バック』のジャケット撮影の現場に行ってるんですよね。覚えてないでしょう?
Bose:覚えてますよ! だって、周りが全部……。
渡辺:うちの事務所のスタッフだったんですよね。お菓子を持っていったの。
山田:なに持って行ったんですか?
渡辺:忘れた(笑)。
「ブギー・バック」の意味とは?
4人はそれぞれ長年愛されてきた『今夜はブギー・バック』への想いについて語った。小沢:「ブギー」が「踊る」、「バック」が「返す」。電話で返すことをコールバックで言うじゃないですか。「踊り返して」という意味なんですよね。自分が踊るから踊り返して、ブギー・バックしてよという意味なんです。それが伝わらないまま30年経ったのが一番驚きました。
渡辺:(スチャダラパーの)メンバーは知らなかったの?
Bose:なんだかんだディスコの感じとか「踊る」みたいのではあるけど、ダブルミーニングとかいろいろ入ってくるから。でもはっきり「ブギー・バックとは?」と思ってなかった。
小沢:その話をソーシャルメディアでしたような気がしていたけど、全然していなくて。それでこのあいだ話して。
渡辺:よかった、いろいろ解けて。ANIさんは?
ANI:僕も最近知りました(笑)。語感だけで言っていました。
渡辺:自分の名前は曲のなかで堂々と連呼しているのに。
Bose:こんなにこの曲をみんながカラオケで歌うなんて、本当に思ってなかったですね。
渡辺: SHINCOさんはどうですか?
SHINCO: 30年、老けましたね(笑)。
Bose:歳じゃなくて(笑)。
SHINCO:自分の手を離れてじゃないですけど、不思議な、こんな経験したことないので面白いですよね。
Bose:いや、SHINCOのビートがあったからこそっていう曲だと思うんですよね。
関係性は「あまり変わらない」
ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」では『今夜はブギー・バック』について4人が深く掘り下げる対談企画を実施。非常に詳しいところまで話をしたという。【外部リンク】小沢健二とスチャダラパー「今夜はブギー・バック」の30年を語る
小沢:4人で語りまくったやつがね。
Bose:それもやったことなかったんですよね。
渡辺:そうなんだ。
小沢:秘密をすべて明かすやつ。
Bose:だいたいのインタビューで、「小沢くんは本当のことをなにも言ってなかった」じゃん。
渡辺:ごめんなさい、これは正直に言います。私は当時、雑誌編集のほうにいろいろ関わっていまして、小沢さんはなかなかね、素直に答えてくれないことが多かったの(笑)。
小沢:余計なことをいっぱい言って逃げるんですよね(笑)。
Bose:そういうことをやっていたから、『ブギー・バック』のことを正面から語ることはたぶんなかったんです。
小沢:それで「踊り返して」もそのまま30年放置されて。今日は『今夜はブギー・バック』の情報を、30年の封印を解く! SHINCOのビートのあれもね。
SHINCO:封印が解かれる。
山田:改めてそうやって30年経ってしゃべってみてどうでしたか? いろいろなことを思い出す感じですか?
Bose:最近も一緒にちょっとやったりしていますけど、関係性があまり変わらないじゃないですか。
小沢:変わらない。
Bose:話している内容とかもそんなに変わらないから「なにが30年経ったんだろう」って不思議な気持ちはあります。
小沢:本当にそうだよね。
渡辺:名曲と言われる日本の曲はたくさんあります。我々この番組を16年半やっているんですけど、おそらくその中で一番多くかかった曲のベスト5に入っていると思う。
山田:祐さん(渡辺)がよくかけます。
渡辺:飽きないんですよ。ラジオで送り出す側が飽きてないということは、たぶん聴いているほうも飽きてないだろうという予感があります。
記念ライブの開催決定! 新曲発表も…?
そんな小沢健二とスチャダラパーは4月26日(金)、NHKホールで記念ライブを開催することを発表。スペシャルサイトもオープンした。Bose:ライブが決まったんですよ。(コンサートプロモーター、ホットスタッフ・プロモーション設立)45周年記念、(『今夜はブギー・バック』発売)30周年記念ライブが。
渡辺:まずホットスタッフが45周年記念。
小沢:「『ブギー・バック』30周年やらない?」と話がきたときに、ちょうどタイミングが合って。それでせっかくやるんだったら新曲を30年ぶりに……。
渡辺:ちょっといま、新曲っておっしゃいました?
小沢:新曲をやるんですよ。
Bose:なんでここまでやらなかったのかも、よくわからない。
渡辺:普通30年あったらやっていますよね?
Bose:でもやるんですよ、新曲をいま作っているんです。
小沢:めちゃくちゃいい曲なのでぜひそれを歌いに来てください。
渡辺:これあえて、SHINCOさんに訊きます。やっぱりやってみたら「進化しているな」とか「変わってきたな」とか「ここ新しい」とかありますか?
SHINCO:もちろんテクノロジー変化はすごくありますけど、この感じは全然変わっていなくて「そうそう、こういう感じだった。小沢くんとのレコーディングは」という(笑)。あのときを一瞬にして思い出しますね。
山田:どんな曲なんだろう、楽しみすぎる。サイトが立ち上がっています。
Bose:ビジュアルも出ましたね。
渡辺:ビジュアルはアーティスト写真のほかに、これはなんですか? 百人一首B-BOYみたいな。
小沢:さっき言った「踊り返して」が7文字じゃないですか。7文字だから和歌みたいだなと思って、Boseさんと話していたときに「和歌にしたら面白い」と。それで上の句はどうなんだという話になって、生まれたのがこれでした。『ブギー・バック』の歌詞もこういう風に置き換えるとけっこう(面白い)ね。
チケット一般発売は3月30日(土)から。
※J-WAVE先行予約は抽選式で、3月21日(木)8:00-23:59で受付。
・J-WAVE公式イベントページ
https://www.j-wave.co.jp/event/15902-202404.htm
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