俳優の小澤征悦が、ナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組『BMW FREUDE FOR LIFE』(毎週土曜 11:00-11:30)で、台本を覚える時に利用する行きつけのカフェや、革ジャンをオーダーメイドする革製品専門店などを紹介した。
同番組は、新しい時代を切り開き駆け抜けていく人物を毎回ゲストに招き、BMWでの車中インタビューを通して、これまでの軌跡や今後の展望に迫るプログラム。9月30日の放送回では普段と趣向を変え、番組ナビゲーターの小澤本人がBMWに乗り込み、東京都内にあるお気に入りのお店を巡って、それぞれの店舗の魅力について語った。
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小澤:台本の勉強をよくここでさせてもらっています。従業員さんは昔から知っている方ばかりということもあって、すごく気が楽で、安心できる空間です。僕は、台本をまずは一通り最初から最後まで読み、物語を把握した上で、自分のセリフを頭に入れるようにしています。その作業を自宅などの静かな場所で行う人もいれば、歩きながらする人も、お風呂に入りながらやる人もいる。俳優さんによってやり方は様々ですが、僕はこういった気の置けない喫茶店でセリフを覚えるのが好きなんです。なぜかというと、撮影現場では、撮影部がカメラをセッティングし、照明部がライトを設置して……といった具合に、数多くのスタッフが慌ただしく仕事をしています。その喧騒の中で、俳優は自分の役に集中していかなければいけない。というわけで、自分と直接関係のない会話が飛び交っている環境で、自分の作業に没頭しなければいけないという意味において、喫茶店は撮影現場と似ていて、台本を覚えるのに適していると思っているんですよ。
ただ一つ問題点があって。セリフを覚える時にブツブツしゃべったりする時があるんです。一人でテーブルに座り、目の前に誰もいないのに。これでは、知ってる人が周りにいないと、ちょっと危ない人に見えてしまう(笑)。なので、こういった馴染みのお店に来て、知り合いの店員さんとバカ話でもしながら、自分の世界に集中していくために、紀尾井町のAUX BACCHANALESをいつも使わせてもらっています。
AUX BACCHANALESでセリフを覚えた作品の中には、最近公開された話題の映画やあの国民的ドラマもあった。
小澤:最近、紀尾井町AUX BACCHANALESで勉強したのは、今公開している、佐藤浩市さんと横浜流星さん主演の映画「春に散る」の台本です。もっと前だと、2002年に放送されたNHK連続テレビ小説「さくら」。当時はここ紀尾井町店ではなく、原宿にあった1号店で、同作の台本を勉強した思い出があります。あの頃、原宿のAUX BACCHANALESはすごく勢いがあって、多彩なジャンルの人が集う“大人のサロン”のような雰囲気でした。自分は20代の若造だったのですが、お店に行くと大人の仲間入りができたような空気があったことを覚えています。
小澤:Lewis Leathersでは、ターコイズブルーの革ジャンをオーダーメイドで作らせてもらいました。店内にはたくさんの革ジャンが展示されているのですが、ここでは買えないんですよ。お店で採寸して、その情報をロンドンに送り、出来上がったものを東京に届けてくれるというシステムでした。そのため、出来上がるまで短くて3カ月。長くて半年ほどかかります。この待っている時間も「いつ完成するのかな」と、とても楽しいんですよ。最初にターコイズブルーのLewis Leathersのライダースができた時は、ちょっと感動しました。あまりのうれしさから「今日は革ジャンを着なくても良いかな」という温かい日に着てしまい、大汗をかいたことを覚えています(笑)。
DIGNA Classicは、過去のスターが愛したメガネや名匠が残したヴィンテージモデルを、現在の新素材と最新技術で再現するブランド。小澤がこの日かけていたメガネは、同ブランドから発売された1950年代の伝説的名優ジェームズ・ディーンが当時かけていたモデルを復刻およびアレンジしたもので、「クラシックな雰囲気もありながら、現代に通用する形にクリエイトしていまして。そこに遠近の老眼のレンズを入れていて、普段使いで重宝しています」と語った。そんな、個性豊かなメガネを販売するショールームの雰囲気とは?
小澤:店内には、メガネ屋さんなのにジュークボックスが置かれていたり、なぜか壁にビンテージギターがかかっていたりします。また、聞いた話によると、お店の床材は100年くらい前のアメリカの体育館の廃材をわざわざ持ってきて、敷き詰めているらしいです。そんなわけで、重厚感が半端じゃないんですよ。ディテールにものすごくこだわっていて、お店に入るとタイムスリップしたみたいな感覚になります。
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行きつけのカフェでセリフを覚える理由
「BMW M2 クーペ」に乗って最初に訪れたのは、フレンチカフェ&レストランチェーン「AUX BACCHANALES(オー バカナル)」紀尾井町店。入店すると、小澤は「ホットドックパリジャンもいつも食べるんですけど、とりあえずアイスオレだけお願いします」と、慣れた調子でメニューを注文する。同チェーンは“フランスの大衆食文化を伝える”というコンセプトのもと、1995年に誕生。小澤は20代の頃、2003年に閉店した原宿の1号店に足しげく通っていたという。現在は紀尾井町店がお気に入りとのことだが、どんな使い方をしているのだろうか?小澤:最近、紀尾井町AUX BACCHANALESで勉強したのは、今公開している、佐藤浩市さんと横浜流星さん主演の映画「春に散る」の台本です。もっと前だと、2002年に放送されたNHK連続テレビ小説「さくら」。当時はここ紀尾井町店ではなく、原宿にあった1号店で、同作の台本を勉強した思い出があります。あの頃、原宿のAUX BACCHANALESはすごく勢いがあって、多彩なジャンルの人が集う“大人のサロン”のような雰囲気でした。自分は20代の若造だったのですが、お店に行くと大人の仲間入りができたような空気があったことを覚えています。
Lewis Leathersでターコイズブルーの革ジャンを特注
BMW M2 クーペを少し走らせた先に、次の目的地である「Lewis Leathers Tokyo」があった。ここは、1892年にロンドンで創業された英国最古のモーターサイクルウェアメーカー「Lewis Leathers」の東京店。小澤は、数年前にビンテージの革ジャンを探していた際に、この店舗に辿り着いたという。ジェームズ・ディーンモデルのメガネをGetしたお店とは?
Lewis Leathersから歩いて50歩ほどのところには、2019年6月にオープンした「DIGNA HOUSE」がある。同店舗は大手眼鏡チェーン「パリミキ」のハウスブランド「DIGNA Classic」をメインに取り扱う店舗型ショールームだ。DIGNA Classicは、過去のスターが愛したメガネや名匠が残したヴィンテージモデルを、現在の新素材と最新技術で再現するブランド。小澤がこの日かけていたメガネは、同ブランドから発売された1950年代の伝説的名優ジェームズ・ディーンが当時かけていたモデルを復刻およびアレンジしたもので、「クラシックな雰囲気もありながら、現代に通用する形にクリエイトしていまして。そこに遠近の老眼のレンズを入れていて、普段使いで重宝しています」と語った。そんな、個性豊かなメガネを販売するショールームの雰囲気とは?
小澤:店内には、メガネ屋さんなのにジュークボックスが置かれていたり、なぜか壁にビンテージギターがかかっていたりします。また、聞いた話によると、お店の床材は100年くらい前のアメリカの体育館の廃材をわざわざ持ってきて、敷き詰めているらしいです。そんなわけで、重厚感が半端じゃないんですよ。ディテールにものすごくこだわっていて、お店に入るとタイムスリップしたみたいな感覚になります。
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