ストレイテナーのホリエアツシが、バンド結成25周年、メジャーデビュー20周年の活動を振り返った。
ホリエがコメントで登場したのはJ-WAVEで放送された番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。オンエアは10月4日(水)。
ストレイテナーは10月11日(水)に25周年記念ベストアルバム『フォーピース』をリリースする。
【SONAR MUSICは番組公式LINEでも情報発信中】
あっこゴリラ:ストレイテナーは中学生時代の同級生で組んだのが最初ですか。
ホリエ:高校時代に原型みたいなバンドを組んだのが中学生時代の同級生で。今のドラムのナカヤマ(シンペイ)くんもそのときから一緒で。高校時代は4ピースでやっていて、名前も全然違うし曲も全然違うんだけど高校生のときからいきなりオリジナル曲を作って高みを目指して(笑)。長崎県長崎市で。
あっこゴリラ:そうなんだ。坂が多い街で。
ホリエ:ギター背負って坂を上って、ナカヤマくんの家に行って、ナカヤマくんがドラムセットを鳴らして。セッションとは言えないけど。
あっこゴリラ:最初に「ヤベー音鳴るぜ」みたいな体験を一緒にしてる人と今も一緒にバンドやってるってことですよね。これ超ヤバい。いちばんワクワク、ドキドキする。
ホリエ:漫画みたいですよね。
当時、バンドのモデルとして影響されたのはユニコーンだったとホリエは振り返る。
ホリエ:ユニコーンがあって、その後、高校に入ったくらいでグリーン・デイにハマって。グリーン・デイってすごくシンプルなコード進行で音もすごく突っ走るみたいなので、ややこしいアレンジとかもなかったからそれをコピーしてみたりとかしながら自分たちの曲とグリーン・デイのコピーのバンドをやったりしてました。それでライブやって。自主企画みたいな他の高校バンドをやってる子たちと、ジュディマリ(JUDY AND MARY)のコピーをやってる男女混合のバンドとかと一緒にライブをやって。高校時代は遊びでやってて、卒業してから上京して、そこで始めたのがストレイテナーなんですよ。
あっこゴリラ:バンドをやろうと思って上京したと。
ホリエ:そうです。大学に進学して一応世間体というか、親の手前「勉強させてもらいます」ってことで東京に出て、でも内心はバンドをやる気満々で。バンドしかやってない大学4年間でしたね。
ホリエ:インディーズのときにストレイテナーとART-SCHOOLでスプリットのカセットテープを出して。ツアーも東名阪かな、やってすごく仲良くて。2人が脱退するタイミングがあって、そことクロスする感じでひなっち(日向)が加入して、その5年後に大山くんは実家に帰ってたんだけどそこに我々が実家のある群馬県のほうにライブに行ったときに「観に来いよ」って行って観に来てくれて「じゃあ、バンドに入りなよ」って勧誘しました(笑)。
あっこゴリラ:いいっすね。それで今、結成して25周年、メジャーデビューで20年。
ホリエ:今の4人になって15周年なんですよ。活動期間の半分をこの4人でやってます。
あっこゴリラ:あっという間って感じですか?
ホリエ:1つのことをずっとやってるからあっという間ですよね。
ホリエは結成当時から基本的に曲の作り方は変わってないと語る。
ホリエ:自分でギターの弾き語りみたいなデモを作って、最近はそれを音源で送るようにしてるんだけど、元々はスタジオに入っていきなり僕が弾き語りを始めるんですよ。それを見てるメンバーがちょっとずつ合わせていくみたいな感じで、そのスタイルは今も変わらない。
あっこゴリラ:すごい。
ホリエ:ただちょっと初めましてで弾き語りで聴かせるのがだんだん恥ずかしくなってきて、前もって音源を送るようにしてて。アレンジは全くしてないんですよ。
あっこゴリラ:今となってはいちばんぜいたくな作り方ですよね。
ホリエ:今となっては。コロナ禍の前もそういう作り方をしようと思ってて、途中でコロナ禍に入っちゃったからそれをやめたの。だからリモートでやろうとか発想はなくて(笑)。リモートで会うのは嫌だと思って(笑)。
あっこゴリラ:ホリエさんってそうなんだ。
ホリエ:フィジカル系ですね(笑)。
最初のリスナーは思い出の曲として2005年にリリースした『SAD AND BEAUTIFUL WORLD』をリクエストした。
ホリエ:セカンドアルバム『TITLE』時代の曲ですね。2人体制から3人体制になったのが2003年なんですけど、ファーストアルバムの頃ってまだプロフィール上はまだ2人組って名乗ってて。もちろんレコーディングはひなっちが参加してたんだけど、完全に3人でストレイテナーですって公言できるようになってから作った最初のアルバムが『TITLE』ってアルバムなので。『SAD AND BEAUTIFUL WORLD』ってこのアルバムの1曲目なんですよ。いちばん自信があった曲で、1回ライブのために曲の人気投票をやったときに、ライブでやってほしい曲でこの曲が1位になりました。
あっこゴリラ:このナンバーって時代を問わず愛されてる曲のイメージがありますよね。
ホリエ:ちょっと展開がその頃っぽいっていうか、ギターロックでエモいんっだけどちょっとポストロックっぽくなるっていうか。ダラッとした中盤があって、これはけっこう時代性ですね。
あっこゴリラ:そういうのも考えながら聴いていくとより面白いかもしれないですね。
続いてのリスナーは2020年リリースのアルバム『Applause』収録曲となる『No Cut』をリクエストした。
ホリエ:さっきの『SAD AND BEAUTIFUL WORLD』とは対照的な1曲というか。時代が全然違いますよね。
あっこゴリラ:『No Cut』はそれこそコロナ禍で作った曲。
ホリエ:そう。会いに行きたいって言葉が切実なメッセージとして書かれてますね。
あっこゴリラ:ホリエさんはフィジカル系だから、その頃はスタジオに入れなかったわけじゃないですか。その頃は、ひたすら弾き語りでデモを録りためたって感じなんですか。
ホリエ:頭の中のイメージで曲はこういうアレンジにしようとか、こういうアレンジにするからにはもう1個展開を入れようとか、そういうじっくり煮込む時間があって。この曲もそういう時間の間にどんどん説得力が強くなって、自分の感情も高ぶって赤裸々に会いに行きたいっていう気持ちを歌えたんだと思います。
ホリエ:26曲はファンが選んでくれて、そのランキングをそのまんまって感じで。
あっこゴリラ:ランキングを見て、「やっぱりそうなんだ」って感じなのか「これ入るの?」って感じなのか。
ホリエ:どっちもあるんですけど、ファンがいちばんバンドのことをわかってくれてるなっていう。これがお前らの良さだぞっていうのを代弁してくれていると。
あっこゴリラ:あと新曲もあるんですよね。
ホリエ:自分的にはいちばん推してるのは新曲じゃないですか。今がいちばん最高って思ってるので。だからベストアルバムを出すってなったら、おのずと最新曲が当然のようにあるんですよ(笑)。
あっこゴリラ:確かに。それが入ってベストですもんね。
ホリエ:しかも1曲目に新曲を入れてるんですよ(笑)。
番組ではベストアルバムにも収録の新曲『Silver Lining』をオンエアした。
ホリエ:これは春から回ったツアーが久しぶりの全国ツアーで、タイトルが「Silver Lining Tour」っていう、25周年なんでシルバーを付けたくて。「Silver Lining」って雲の輪郭が銀色にっていうか、奥にある太陽で輪郭だけ光ってるみたいな。光が漏れてるみたいな。それが希望の兆しっていう意味らしくて、素敵だなって思ってツアータイトルにしてそこから曲名にも持っていった曲ですごく希望に満ちたというか。遠くにある希望というよりは近くにあってふとした瞬間に気付く、すごくつらいときでも自分の置き方を変えただけで希望を見出せる、寄り添う感じの曲ですね。
ストレイテナーは10月15日(日)に日本武道館公演「25TH ANNIVERSARY ROCK BAND 2023.10.15 at Nippon Budokan」を開催する。ホリエは「カッコいいライブにするし、祝祭のワンマンライブなので来てくれるみんなと一緒にお祝いしたい」と意気込みを語った。
ストレイテナーの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『SONAR MUSIC』は、月~木の22:00-24:00にオンエア。
ホリエがコメントで登場したのはJ-WAVEで放送された番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。オンエアは10月4日(水)。
ストレイテナーは10月11日(水)に25周年記念ベストアルバム『フォーピース』をリリースする。
【SONAR MUSICは番組公式LINEでも情報発信中】
学生時代に影響されたアーティストは
ストレイテナーは今年でバンド結成25周年、メジャーデビュー20周年のアニバーサリーイヤー中となる。あっこゴリラ:ストレイテナーは中学生時代の同級生で組んだのが最初ですか。
ホリエ:高校時代に原型みたいなバンドを組んだのが中学生時代の同級生で。今のドラムのナカヤマ(シンペイ)くんもそのときから一緒で。高校時代は4ピースでやっていて、名前も全然違うし曲も全然違うんだけど高校生のときからいきなりオリジナル曲を作って高みを目指して(笑)。長崎県長崎市で。
あっこゴリラ:そうなんだ。坂が多い街で。
ホリエ:ギター背負って坂を上って、ナカヤマくんの家に行って、ナカヤマくんがドラムセットを鳴らして。セッションとは言えないけど。
あっこゴリラ:最初に「ヤベー音鳴るぜ」みたいな体験を一緒にしてる人と今も一緒にバンドやってるってことですよね。これ超ヤバい。いちばんワクワク、ドキドキする。
ホリエ:漫画みたいですよね。
当時、バンドのモデルとして影響されたのはユニコーンだったとホリエは振り返る。
ホリエ:ユニコーンがあって、その後、高校に入ったくらいでグリーン・デイにハマって。グリーン・デイってすごくシンプルなコード進行で音もすごく突っ走るみたいなので、ややこしいアレンジとかもなかったからそれをコピーしてみたりとかしながら自分たちの曲とグリーン・デイのコピーのバンドをやったりしてました。それでライブやって。自主企画みたいな他の高校バンドをやってる子たちと、ジュディマリ(JUDY AND MARY)のコピーをやってる男女混合のバンドとかと一緒にライブをやって。高校時代は遊びでやってて、卒業してから上京して、そこで始めたのがストレイテナーなんですよ。
あっこゴリラ:バンドをやろうと思って上京したと。
ホリエ:そうです。大学に進学して一応世間体というか、親の手前「勉強させてもらいます」ってことで東京に出て、でも内心はバンドをやる気満々で。バンドしかやってない大学4年間でしたね。
今でも「フィジカル系」な曲作り
ストレイテナーは1998年に結成。5年間のインディーズ時代を経て、2003年にメジャーデビューを果たす。その後、2004年に元ART-SCHOOLの日向秀和(Ba.)、2008年に大山 純(Gt.)が加入。現在の体制になった。ホリエ:インディーズのときにストレイテナーとART-SCHOOLでスプリットのカセットテープを出して。ツアーも東名阪かな、やってすごく仲良くて。2人が脱退するタイミングがあって、そことクロスする感じでひなっち(日向)が加入して、その5年後に大山くんは実家に帰ってたんだけどそこに我々が実家のある群馬県のほうにライブに行ったときに「観に来いよ」って行って観に来てくれて「じゃあ、バンドに入りなよ」って勧誘しました(笑)。
あっこゴリラ:いいっすね。それで今、結成して25周年、メジャーデビューで20年。
ホリエ:今の4人になって15周年なんですよ。活動期間の半分をこの4人でやってます。
あっこゴリラ:あっという間って感じですか?
ホリエ:1つのことをずっとやってるからあっという間ですよね。
ホリエは結成当時から基本的に曲の作り方は変わってないと語る。
ホリエ:自分でギターの弾き語りみたいなデモを作って、最近はそれを音源で送るようにしてるんだけど、元々はスタジオに入っていきなり僕が弾き語りを始めるんですよ。それを見てるメンバーがちょっとずつ合わせていくみたいな感じで、そのスタイルは今も変わらない。
あっこゴリラ:すごい。
ホリエ:ただちょっと初めましてで弾き語りで聴かせるのがだんだん恥ずかしくなってきて、前もって音源を送るようにしてて。アレンジは全くしてないんですよ。
あっこゴリラ:今となってはいちばんぜいたくな作り方ですよね。
ホリエ:今となっては。コロナ禍の前もそういう作り方をしようと思ってて、途中でコロナ禍に入っちゃったからそれをやめたの。だからリモートでやろうとか発想はなくて(笑)。リモートで会うのは嫌だと思って(笑)。
あっこゴリラ:ホリエさんってそうなんだ。
ホリエ:フィジカル系ですね(笑)。
対照的な2曲を紹介
番組ではリスナーから届いたストレイテナーのリクエストをもとに、ホリエがその曲のエピソードを語った。最初のリスナーは思い出の曲として2005年にリリースした『SAD AND BEAUTIFUL WORLD』をリクエストした。
ホリエ:セカンドアルバム『TITLE』時代の曲ですね。2人体制から3人体制になったのが2003年なんですけど、ファーストアルバムの頃ってまだプロフィール上はまだ2人組って名乗ってて。もちろんレコーディングはひなっちが参加してたんだけど、完全に3人でストレイテナーですって公言できるようになってから作った最初のアルバムが『TITLE』ってアルバムなので。『SAD AND BEAUTIFUL WORLD』ってこのアルバムの1曲目なんですよ。いちばん自信があった曲で、1回ライブのために曲の人気投票をやったときに、ライブでやってほしい曲でこの曲が1位になりました。
あっこゴリラ:このナンバーって時代を問わず愛されてる曲のイメージがありますよね。
ホリエ:ちょっと展開がその頃っぽいっていうか、ギターロックでエモいんっだけどちょっとポストロックっぽくなるっていうか。ダラッとした中盤があって、これはけっこう時代性ですね。
あっこゴリラ:そういうのも考えながら聴いていくとより面白いかもしれないですね。
続いてのリスナーは2020年リリースのアルバム『Applause』収録曲となる『No Cut』をリクエストした。
ホリエ:さっきの『SAD AND BEAUTIFUL WORLD』とは対照的な1曲というか。時代が全然違いますよね。
あっこゴリラ:『No Cut』はそれこそコロナ禍で作った曲。
ホリエ:そう。会いに行きたいって言葉が切実なメッセージとして書かれてますね。
あっこゴリラ:ホリエさんはフィジカル系だから、その頃はスタジオに入れなかったわけじゃないですか。その頃は、ひたすら弾き語りでデモを録りためたって感じなんですか。
ホリエ:頭の中のイメージで曲はこういうアレンジにしようとか、こういうアレンジにするからにはもう1個展開を入れようとか、そういうじっくり煮込む時間があって。この曲もそういう時間の間にどんどん説得力が強くなって、自分の感情も高ぶって赤裸々に会いに行きたいっていう気持ちを歌えたんだと思います。
ベストアルバムにも新曲を収録、その理由は?
ストレイテナーは10月11日(水)にファン投票による25周年記念ベストアルバム『フォーピース』をリリースする。このアルバムは2枚組、全30曲となる。ホリエ:26曲はファンが選んでくれて、そのランキングをそのまんまって感じで。
あっこゴリラ:ランキングを見て、「やっぱりそうなんだ」って感じなのか「これ入るの?」って感じなのか。
ホリエ:どっちもあるんですけど、ファンがいちばんバンドのことをわかってくれてるなっていう。これがお前らの良さだぞっていうのを代弁してくれていると。
あっこゴリラ:あと新曲もあるんですよね。
ホリエ:自分的にはいちばん推してるのは新曲じゃないですか。今がいちばん最高って思ってるので。だからベストアルバムを出すってなったら、おのずと最新曲が当然のようにあるんですよ(笑)。
あっこゴリラ:確かに。それが入ってベストですもんね。
ホリエ:しかも1曲目に新曲を入れてるんですよ(笑)。
番組ではベストアルバムにも収録の新曲『Silver Lining』をオンエアした。
ホリエ:これは春から回ったツアーが久しぶりの全国ツアーで、タイトルが「Silver Lining Tour」っていう、25周年なんでシルバーを付けたくて。「Silver Lining」って雲の輪郭が銀色にっていうか、奥にある太陽で輪郭だけ光ってるみたいな。光が漏れてるみたいな。それが希望の兆しっていう意味らしくて、素敵だなって思ってツアータイトルにしてそこから曲名にも持っていった曲ですごく希望に満ちたというか。遠くにある希望というよりは近くにあってふとした瞬間に気付く、すごくつらいときでも自分の置き方を変えただけで希望を見出せる、寄り添う感じの曲ですね。
ストレイテナーは10月15日(日)に日本武道館公演「25TH ANNIVERSARY ROCK BAND 2023.10.15 at Nippon Budokan」を開催する。ホリエは「カッコいいライブにするし、祝祭のワンマンライブなので来てくれるみんなと一緒にお祝いしたい」と意気込みを語った。
ストレイテナーの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『SONAR MUSIC』は、月~木の22:00-24:00にオンエア。
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2023年10月11日28時59分まで
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番組情報
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