yonawo・荒谷翔大が少年時代に衝撃を受けたアーティストとは?

yonawoのボーカルとして多方面で活躍している荒谷翔大が、自身のターニングポイントや人生を変えた出会いについて語った。

荒谷が登場したのは、7月29日(土)に放送されたJ-WAVEの番組『BLUE IN GREEN』(ナビゲーター:甲斐まりか)のワンコーナー「LIFE WITH GROOVE」。

前回のドラマで言葉を出し尽くしたところからの楽曲制作

yonawoは福岡で結成された新世代ネオ・ソウル・バンド。2019年にメジャーデビューを果たし、現在はシェアハウスで共同生活をしながら音楽活動をおこなっている。7月12日にニューシングル『焦がれNight』をリリース。この曲は毎週金曜日24時52分から放送されているドラマ『【ドラマ25】晩酌の流儀2』(テレビ東京系)オープニングテーマに起用されている。

yonawo - 焦がれNight (Official Audio)

まず、甲斐は新曲『焦がれNight』について「イントロからサビに入る感じがすごくキャッチーで、リピートされているところがすっと耳に心地よく入ってくるので、最初から曲にノれる感じ」と感想を述べる。

荒谷:ありがとうございます。晩酌していただけましたか?

甲斐:あれを聴くと1杯飲みたくなりますよね。

荒谷:よかった。そういう気持ちにさせたいと思って作った曲なので。

甲斐:そういう温かみのあるサウンドもyonawoの特徴ですよね。

荒谷:暖色の灯りがついている感じの雰囲気をイメージして作りました。

甲斐:テレビ東京系ドラマ『【ドラマ25】晩酌の流儀2』のオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲なんですよね。昨年放送された『【ドラマ25】晩酌の流儀』でもオープニングテーマ『yugi』を書き下ろしていて、2作連続での起用でした。

yonawo - yugi (Official Audio)

荒谷:まさか2作目もやれると思ってなかったので、最初は「難しいな」と思ったんです。けっこう『yugi』がピッタリきてたんで、これを越えないとなって思って作った曲なんですけど、歌詞がやっぱりちょっと難しいところがありました。

甲斐:難しかったのはどういうところですか?

荒谷:『yugi』の歌詞は、お酒と好きな人というか、心に思っている人のことを重ねて作ったんですけど、それで言葉を出し尽くしてしまったような気がして。ここからさらに出てくるかなって不安だったんですけど、どうにか出てきました。

甲斐:同じドラマの続編で近いテーマですもんね。どの辺にインスピレーションを受けましたか?

荒谷:ドラマのチームの方から脚本とかをいただいて、またちょっと前回と違うテーマというか、ビールだけじゃなくて他のお酒もっていう感じだったので、そういうイメージをもらいつつ、また違ったイメージをどうにか絞り出したという感じです(笑)。

甲斐:今回の歌詞もちょっと色っぽいワードセンスと言いますか、曲も歌い方も色っぽいなと思ったんですけど、そういったところは意識したんですか?

荒谷:そうですね、ロマンチックなムードみたいな。別に誰かとすごさなくても、一人の時間にあるロマンチックな感じを聴いている人にも与えられたらというか、共有できたらいいなという気持ちで詞や歌い方も意識しました。

「ビートルズを聴いて、音楽を作りたくなった」

このコーナーでは、人生の転機となった出来事や出会いについて話を聞く。荒谷はターニングポイントとしてザ・ビートルズとの出会いを挙げた。

荒谷:小学6年生くらいのときのビートルズとの出会いが大きかったかな。最初にジョン・レノンさんを知って、それからビートルズを知ったんです。確かテレビで特集か何かをしていて『Imagine』を聴いて、PVを見て、オノ・ヨーコさんとのストーリーを知って、ビートルズ聴いてみようって思ったんです。そのあと赤盤(『ザ・ビートルズ1962年~1966年』)と青盤(『ザ・ビートルズ1967年~1970年』)を買ったことが、今の音楽人生が始まるきっかけになりました。

甲斐:小学6年生って、周りはJ-POPとか聴いている感じだと思うんですけど、なぜビートルズが響いたんでしょうか。

荒谷:音楽はもともと好きで、風呂場でめっちゃ歌ってたりしていたんですよ。それこそMr.Childrenとか尾崎 豊さんとかYUIさんとかスピッツとか聴いていて。曲を作ろうなんて思ってもみなかったんですけど、ビートルズを聴いてからは「曲を作りたい」って思って。そこが大きな違いですね。

甲斐:それだけ衝撃だったということですよね。

荒谷:これが60年代のバンドなのも衝撃だったし、マッシュヘアでやっている姿とか、後期のサイケで実験的なサウンドをやっている姿とか、ジョンの平和活動とか、ポール・マッカートニーもスティーブ・アンダーソンと一緒にやっていたりとか、すごくかっこいいなって思いました。でもやっぱり最初の言葉にできない衝撃が一番でかかったなと思います。

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今のメンバーと出会って、人生が変わった

続いて、荒谷は自身の人生を変えた出会いについて語った。

甲斐:転機となった出会いを教えてください。

荒谷:今のyonawoのバンドメンバーと出会えたことです。

甲斐:メンバーと出会ったきっかけは?

荒谷:ギターの斉藤雄哉とは中学の頃のサッカークラブが一緒でした。僕はちょうどビートルズを聴いて音楽をやりたいって思ってた頃だったんですけど、やり方がわからなくて、楽器も何もできなかったからアカペラで歌ってたりしていて。雄哉は家族が音楽一家だったので楽器がある環境で、家でギターを弾いていて、レコードもめちゃめちゃあって。それこそビートルズとかカーペンターズとか。だから雄哉とは音楽の趣味が合ったので、遊びに行きたいって言って。漠然と音楽を作るならギターかピアノだなって思ってたんで、雄哉に「教えてよ」って頼んだのが最初ですね。

甲斐:そこから今では共同生活もされています。生活する上でのルールってあるんですか?

荒谷:自分の洗い物は自分でやろうとか、共有スペースは散らかさないとか。守ってるのかわからないですけど(笑)。スタジオ兼おうちなので機材が多かったり、ダンボールがたまってたりして、ゴキちゃんが出てくると困るので……。

甲斐:この時期はね。

荒谷:そういう部分はシビアにいきたいなと思ってます。

甲斐:共同生活する上で基礎的な部分は大事ですよね。

荒谷:“ちりつも”なんで。

甲斐:わかります。私も大学のときに共同生活をしてたんですけど、基礎的な部分を決めておかないと、意外と違う感覚だったりもするんだなと思いました。

荒谷:そうなんですよ。甲斐さんも同じことを経験されたんですね。

yonawoの最新情報は、オフィシャルサイトまで。

『BLUE IN GREEN』のワンコーナー「LIFE WITH GROOVE」の放送は、毎週土曜日の12時55分ごろから。
番組情報
BLUE IN GREEN
毎週土曜
12:00-16:00

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