Ryu Matsuyamaのメンバー・Ryuが、新曲『ATMOS』の制作エピソードを語り、海にまつわる思い出を振り返った。
Ryuが登場したのは、7月19日(土)放送のJ-WAVE『BLUE IN GREEN』(ナビゲーター:甲斐まりか)のコーナー「SENSE OF ROOM」。音楽、アート、スポーツ、フードといったジャンルを通じて、アーティストの魅力や活動内容、イベント情報、そこから広がるカルチャーを、GREENROOMのセンスを交えて紹介する。
甲斐:シンセとブラスの音色が特徴的で、聴いているとどんどん景色が広がっていく感覚になります。Ryuさんの歌声につられて、どこかきれいな景色に連れて行ってくれるんじゃないかなと感じた楽曲でした。『ATMOS』はどんなイメージから生まれた曲ですか?
Ryu:イメージとしては「サビのない曲」として作りました。サビというサビがなくて、ドラムを変えたりいろんな展開を作って景色を変えてみてはどうだろうと思って始めた曲ですね。
甲斐:ということは、歌詞よりも音が先でしたか?
Ryu:そうですね。
甲斐:何か情景を思い浮かべて作られたのでしょうか?
Ryu:この曲に関しては、音を先に作っていました。僕はDTMの画面を見ながらどんどん音を作っていくんですけど、歌詞はメロディーに合わせていく感じなんですね。メロディー先行で考えるというよりかは、歌詞とメロディーを一緒に作っています。
甲斐:アレンジに関してはMoriyamaさんに何かリクエストをされましたか?
Ryu:リクエストはなくて、当初書いた楽曲はすごくダークだったんですよ。ピアノとボーカルだけの構成だと、かなりダークな印象だったんです。歌詞も実は悲しい曲なんですけども、Moriyama君に「とりあえずやってみて」みたいな感じでお願いして(笑)。そうしたら、ダンサブルな楽曲になり、自分でもそうなると思っていなかったのですごくビックリしましたね。
甲斐:最初に戻ってきたときは驚きだったんですね!
Ryu:こういうアプローチの仕方をしてくる人はあまりいないなって思って、テンションがめちゃくちゃ上がりましたね。楽曲をいい意味で壊してくれて、ありがたいなって思いました。
甲斐:楽曲を聴いていると開放的な気持ちに持って行かれますよね。
Ryu:最近はずっと“Moriyama君様様”で、本当にいいアレンジャーです。Ryu Matsuyamaとodolは音楽性が近いと勝手に思っていて、何かしら一緒にやってみたいなとずっと思っていたんですね。ここ最近はアレンジャーとして迎え入れられてうれしいです。
甲斐:『ぶらり途中下車の旅』で実際に楽曲が流れているのは観ましたか?
Ryu:毎週観ています(笑)。妻と子どもと一緒に番組を観ているので、最後に自分の曲が流れるのはうれしいです。「この曲はパパのなんだ」とかっこつけています(笑)。
Ryu:僕は(目的地の)ひと駅前に降りて、そこから歩くのをけっこうやっているんですね。僕は外苑前あたりでのお仕事がけっこう多いので、そのときは渋谷まで歩いていきますね。
甲斐:けっこう距離がありませんか?
Ryu:30分ぐらいですね。一本道をずっと進んでいくんですけど、高級ゾーンから学生ゾーンに変わっていって、渋谷に入るんです。あの道はけっこう好きなので、よく歩いていますね。
甲斐:私もよく歩くほうなんですけど、いつも歩く道だと考えごとが捗るんですね。そういうのもあったりしますか?
Ryu:そうですね。僕は昔、会社員をしていたんですけど、会社に向かうルートは毎日違う道にするっていう、謎の習慣をしていました(笑)。できるだけ毎日違う景色を見たかったんですよね。
甲斐:へええ!
Ryu:とはいえ、ルートは頑張っても7個ぐらいしかないので、1週間分のルートになるんですね。海上自衛隊の「金曜日はカレーを食べる」習慣みたいに、「金曜日はこの道だな」とずっとやっていました(笑)。
甲斐:その習慣は面白いですね!
Ryu:そうするとインスピレーションが湧いてくるんですよね。外苑前から歩くときも、必ず小道や裏通りに入ります。どこかしらで冒険したくなるのかもしれないです。
Ryu:僕はやんばる(沖縄本島北部)が好きで、「やんばるアートフェスティバル」に参加していたこともありますし、北部の海が好きですね。あとは、イタリア生まれイタリア育ちなのもあって、イタリアの海も好きです。幼少期のころに友だちと行った海といえば絶対リミニでした。
甲斐:リミニはイタリアのどのあたりですか?
Ryu:中部に近い北部ですね。当時はビーチパラソルの下でずっと(日焼けをしていた)。昔は黒くなればなるほどかっこいいっていう風潮があったじゃないですか(笑)。しかも、イタリアって6月から夏休みが3カ月ぐらいあって、めちゃくちゃ長いんですよ。夏休み明けにどれぐらい黒くなるかみんなで勝負していたので、そういうのを楽しんでいましたね。
甲斐:リミニを調べたのですが、リゾート地というより、みんなで行くビーチのイメージでしょうか?
Ryu:そうですね。みんな行くので人でいっぱいです。ビーチパラソルをひとつ借りるだけでも予約で大変でした。ただ、だいたい行くと友だちがいますし、毎年リミニにみんなで集まっていたんですよね。
甲斐:素敵ですね!
Ryu Matsuyamaは、栃木県那須塩原市で8月30日(土)・31日(日)に開催される「黒磯日用夜市」の、31日に出演。また、9月22日(月)は新代田Feverにて、ニュー・エイジ・ファンキー・インスト・バンドのQOOPIEとのツーマンライブ「Ryu Matsuyama × LIVE HOUSE FEVER "Naked Hands"」を開催。さらに、9月6日(土)に江ノ島 虎丸座にて、12月6日(土)には下北沢 ADRIFTにてワンマンライブも行う。詳細や最新情報は公式サイトまで。
J-WAVE『BLUE IN GREEN』のコーナー「SENSE OF ROOM」では、MUSIC・ART・SPORTS・FOODを通して、アーティストやその活動、イベント、そしてそれらが生み出すカルチャーなどGREENROOMのセンスと重ね合わせたトピックスを紹介する。オンエアは毎週土曜12時55分ごろから。
Ryuが登場したのは、7月19日(土)放送のJ-WAVE『BLUE IN GREEN』(ナビゲーター:甲斐まりか)のコーナー「SENSE OF ROOM」。音楽、アート、スポーツ、フードといったジャンルを通じて、アーティストの魅力や活動内容、イベント情報、そこから広がるカルチャーを、GREENROOMのセンスを交えて紹介する。
歌詞とメロディー同時進行で『ATMOS』を制作
Ryu Matsuyamaはピアノスリーピースバンド。イタリア生まれ、イタリア育ちのRyu(Vo/Pf)が、2012年に「Ryu Matsuyama」としてバンド活動をスタート。現在は結成当初からのメンバーであるJackson(Dr)との2人体制で活動している。7月6日にはデジタルシングル『ATMOS』をリリース。同曲は、テレビ番組『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)7月のテーマ曲に起用されている。ATOMS
Ryu:イメージとしては「サビのない曲」として作りました。サビというサビがなくて、ドラムを変えたりいろんな展開を作って景色を変えてみてはどうだろうと思って始めた曲ですね。
甲斐:ということは、歌詞よりも音が先でしたか?
Ryu:そうですね。
甲斐:何か情景を思い浮かべて作られたのでしょうか?
Ryu:この曲に関しては、音を先に作っていました。僕はDTMの画面を見ながらどんどん音を作っていくんですけど、歌詞はメロディーに合わせていく感じなんですね。メロディー先行で考えるというよりかは、歌詞とメロディーを一緒に作っています。
Koki Moriyamaのアレンジに感銘を受ける
『ATMOS』の編曲は、前作に引き続きodolのKoki Moriyamaが参加。さらに、管楽器隊としてROTH BARTH BARONのツアーやレコーディングで活躍している竹内悠馬(トランペット)と大田垣正信(トロンボーン)、またodolの楽曲にも参加経験のある伊藤修平(チェロ)が参加している。甲斐:アレンジに関してはMoriyamaさんに何かリクエストをされましたか?
Ryu:リクエストはなくて、当初書いた楽曲はすごくダークだったんですよ。ピアノとボーカルだけの構成だと、かなりダークな印象だったんです。歌詞も実は悲しい曲なんですけども、Moriyama君に「とりあえずやってみて」みたいな感じでお願いして(笑)。そうしたら、ダンサブルな楽曲になり、自分でもそうなると思っていなかったのですごくビックリしましたね。
甲斐:最初に戻ってきたときは驚きだったんですね!
Ryu:こういうアプローチの仕方をしてくる人はあまりいないなって思って、テンションがめちゃくちゃ上がりましたね。楽曲をいい意味で壊してくれて、ありがたいなって思いました。
甲斐:楽曲を聴いていると開放的な気持ちに持って行かれますよね。
Ryu:最近はずっと“Moriyama君様様”で、本当にいいアレンジャーです。Ryu Matsuyamaとodolは音楽性が近いと勝手に思っていて、何かしら一緒にやってみたいなとずっと思っていたんですね。ここ最近はアレンジャーとして迎え入れられてうれしいです。
甲斐:『ぶらり途中下車の旅』で実際に楽曲が流れているのは観ましたか?
Ryu:毎週観ています(笑)。妻と子どもと一緒に番組を観ているので、最後に自分の曲が流れるのはうれしいです。「この曲はパパのなんだ」とかっこつけています(笑)。
いつもと違う道が想像力を豊かにさせる
『ぶらり途中下車の旅』7月テーマ曲にちなみ、Ryuに都内でお気に入りの散歩コースを訊いた。Ryu:僕は(目的地の)ひと駅前に降りて、そこから歩くのをけっこうやっているんですね。僕は外苑前あたりでのお仕事がけっこう多いので、そのときは渋谷まで歩いていきますね。
甲斐:けっこう距離がありませんか?
Ryu:30分ぐらいですね。一本道をずっと進んでいくんですけど、高級ゾーンから学生ゾーンに変わっていって、渋谷に入るんです。あの道はけっこう好きなので、よく歩いていますね。
甲斐:私もよく歩くほうなんですけど、いつも歩く道だと考えごとが捗るんですね。そういうのもあったりしますか?
Ryu:そうですね。僕は昔、会社員をしていたんですけど、会社に向かうルートは毎日違う道にするっていう、謎の習慣をしていました(笑)。できるだけ毎日違う景色を見たかったんですよね。
甲斐:へええ!
Ryu:とはいえ、ルートは頑張っても7個ぐらいしかないので、1週間分のルートになるんですね。海上自衛隊の「金曜日はカレーを食べる」習慣みたいに、「金曜日はこの道だな」とずっとやっていました(笑)。
甲斐:その習慣は面白いですね!
Ryu:そうするとインスピレーションが湧いてくるんですよね。外苑前から歩くときも、必ず小道や裏通りに入ります。どこかしらで冒険したくなるのかもしれないです。
リミニの海で“日焼け”に没頭
「SENSE OF ROOM」では、海やビーチのライフスタイルやカルチャーに関するトピックも取り上げる。Ryuは国内外の好きな海を語った。Ryu:僕はやんばる(沖縄本島北部)が好きで、「やんばるアートフェスティバル」に参加していたこともありますし、北部の海が好きですね。あとは、イタリア生まれイタリア育ちなのもあって、イタリアの海も好きです。幼少期のころに友だちと行った海といえば絶対リミニでした。
甲斐:リミニはイタリアのどのあたりですか?
Ryu:中部に近い北部ですね。当時はビーチパラソルの下でずっと(日焼けをしていた)。昔は黒くなればなるほどかっこいいっていう風潮があったじゃないですか(笑)。しかも、イタリアって6月から夏休みが3カ月ぐらいあって、めちゃくちゃ長いんですよ。夏休み明けにどれぐらい黒くなるかみんなで勝負していたので、そういうのを楽しんでいましたね。
甲斐:リミニを調べたのですが、リゾート地というより、みんなで行くビーチのイメージでしょうか?
Ryu:そうですね。みんな行くので人でいっぱいです。ビーチパラソルをひとつ借りるだけでも予約で大変でした。ただ、だいたい行くと友だちがいますし、毎年リミニにみんなで集まっていたんですよね。
甲斐:素敵ですね!
Ryu Matsuyamaは、栃木県那須塩原市で8月30日(土)・31日(日)に開催される「黒磯日用夜市」の、31日に出演。また、9月22日(月)は新代田Feverにて、ニュー・エイジ・ファンキー・インスト・バンドのQOOPIEとのツーマンライブ「Ryu Matsuyama × LIVE HOUSE FEVER "Naked Hands"」を開催。さらに、9月6日(土)に江ノ島 虎丸座にて、12月6日(土)には下北沢 ADRIFTにてワンマンライブも行う。詳細や最新情報は公式サイトまで。
J-WAVE『BLUE IN GREEN』のコーナー「SENSE OF ROOM」では、MUSIC・ART・SPORTS・FOODを通して、アーティストやその活動、イベント、そしてそれらが生み出すカルチャーなどGREENROOMのセンスと重ね合わせたトピックスを紹介する。オンエアは毎週土曜12時55分ごろから。
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2025年7月26日28時59分まで
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番組情報
- BLUE IN GREEN
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毎週土曜12:00-15:00