SKY-HIが、ヒップホップアルバムの制作エピソードや、この夏に挑戦したい遊びについて語った。
SKY-HIが登場したのは、5月31日(土)放送のJ-WAVE『BLUE IN GREEN』(ナビゲーター:甲斐まりか)のコーナー「ANESSA SENSE OF ROOM」。音楽、アート、スポーツ、フードといったジャンルを通じて、アーティストの魅力や活動内容、イベント情報、そこから広がるカルチャーを、GREENROOMのセンスを交えて紹介するコーナーだ。
SKY-HIは2005年にAAAのメンバーとしてデビュー後、東京都内のクラブで活動をスタート。アーティスト・ラッパーとして活躍するなか、自身の会社・BMSGを設立。プロデューサーとして、BMSG主宰のオーディション番組でBE:FIRST、MAZZEL、HANAなど数々のアーティストの才能を見出してきた。番組では「GREENROOM FESTIVAL 20th Anniversary」出演後のSKY-HIを公開収録に迎え、さまざまな話を訊いた。
甲斐:ライブを終えたばかりですけども、いかがでしたか?
SKY-HI:楽しかったですね! ひさしぶりに出し切った感じがあります。
甲斐:私も拝見しましたが、最高でした! ステージを出られた瞬間に青空になったじゃないですか。太陽も味方してくれていましたね。
SKY-HI:そういうことってよくあるんですよね(笑)。フェスのたびにそうなるので、バンドメンバーも「傘を持ってきていなかった」と言っていました。
甲斐:集大成と表現されていますが、SKY-HIさんのなかで区切りや到達点を感じる出来事があったのでしょうか?
SKY-HI:自分の曲の歌詞を書くときだけ“仕事感”がないんですよね。かといって、遊びの方向でもなくて、ひさしぶりに日記を書く感覚に近いんです。何を歌おうかとゆっくり考える時間はないので、スタジオに入ってビートができあがっていくのと同時に考えることがほとんどなんですよ。今日のフェスの最後にやった曲(タイトル未定)は、普通の曲みたいに16小節をラップして、フック部分が来てっていうのをイメージして、なんとなくバースを書いていったんです。そうしたら、結果的に96小節ぐらいずっとラップしている曲になったんですね。いま、いちばん心から出てくる言葉だなと思いました。曲ができてほどなくして、これがきっと『Best Revenge』という曲になり、『Success is the Best Revenge』というアルバムが2025年に出るんだなとそのとき感じたんです。それが2024年5月の話なので、1年経っちゃいましたね(笑)。
甲斐:SKY-HIさんは2025年に4枚のシングルをリリースされています。BMSGのグループやソロアーティストをたくさん手がけてきた経験は、ご自身のソロでの制作にプラスになっていますか?
SKY-HI:才能豊かなソロアーティストがいっぱい集まってくれているので、プロデュースよりは、みんなといるときのほうが(刺激になる)。自分のことをよく知るのって、自分を見つめるよりも人との違いを照らしたほうがわかるじゃないですか。
甲斐:たしかにそうですね。
SKY-HI:「これをやるならAile The Shotaがいいな」「これはNovel Coreがいっぱいやっているしな」みたいに、edhiii boiにしろREIKOにしろ、意識の大きなところにみんながドンといるんですよね。なので、スタジオに行って新曲を作ろうってなったときに、自然と自分にしかできないものになっていくんです。自分を知るきっかけにみんながいる、みたいな感覚がすごくあります。そういう刺激がいちばん大きいですね。
甲斐:こちらはBMSG所属で、この春、高校を卒業したばかりの18歳のラッパー、edhiii boiさんが客演・プロデューサーとして参加されています。今日もステージで披露されていましたね。
SKY-HI:元気でしたね(笑)。あ、edhiiiだ!
甲斐:まさかのご本人が! ステージでもサプライズでしたけども、こちらでもサプライズでした(笑)。ラッパーとしてプロデューサーとして、それぞれどのように評価されていますか?
SKY-HI:たまに、ちょっとひねったらドバっと水が出る蛇口ってありますよね。edhiiiはそういうタイプのアーティストだと思っているんです。ものすごく積み重ねを感じるというか、歌とかダンス、ラップ、曲制作がものすごく深く体に刻み込まれています。濃いだけじゃなく、長い時間を音楽と過ごしてきた人じゃないとできないものがある。
SKY-HIは積み重ねてきた数々の経験を蛇口の水流に見立て、その水圧に見合うホースがedhiii boiには備わっていると説明する。
SKY-HI:ホースがすごくしっかりしているから、爆発的な水流を自在に操るアーティスト性を発揮できるんですよね。オリジナリティと、それを支える型が共存しているアーティストって本当に少ないのに、それが中学生のころからずっとあったので、あまり見たことがないタイプですね。まさしく“天才”と呼ばれる人だと思います。
【関連記事】Aile The Shotaが「BMSGアーティスト」の魅力を語る! ピュアに嫉妬する存在とは?
甲斐:最近、太陽の下で楽しんだ思い出はありますか?
SKY-HI:フェスですし、今日かな(笑)。
甲斐:私のなかで「GREENROOM FESTIVAL」って、これから夏が始まるなっていうイメージがあります。この夏、出かけたい場所はありますか?
SKY-HI:いまは次のグループを作るオーディション「THE LAST PIECE」をやっていて、10代の子たちと過ごすことになるんですね。シビアな部分は絶対あるけれど、1日、2日ぐらいは自然を感じられるところはあったほうがいいなと思っています。昔は、昼間にAAAというグループをやって、夜は曲を作るかクラブに行って、ライブをしたりバトルしたりしかしてなかったんですね。ベタな遊びというのを全然やってこなかったんですけど、それをやっていたほうが「自分は何者か」という、固有のアーティスト性にもうちょっと早くたどり着いたと思うんですよ。たとえば、「海に行く」って3,000〜4,000年ぐらい前からやってる遊びじゃない?
甲斐:きっとそうですね(笑)!
SKY-HI:海に行くことを“遊び”として捉えるのって、きっと言葉より先にあった気がするんですよね。そういう普遍的な遊びが人間の成長にすごくいい方向に寄与するんじゃないかと感じるので、そういうのをやっていきたいなと思っています。楽しそうな話じゃなくてすみません(笑)。
甲斐:いえいえ。2025年、自然のなかで夏の思い出ができたらいいですね!
SKY-HI:プールもいいけど、海に行ってみたいなあ。まあ、今日行けたからいいか(笑)。
甲斐:今日のフェスは海にカウントしていいと思います!
SKY-HI:ライブしながら海も見られる経験ってなかなかないですね。
SKY-HIの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『BLUE IN GREEN』のコーナー「ANESSA SENSE OF ROOM」では、MUSIC・ART・SPORTS・FOODを通して、アーティストやその活動、イベント、そしてそれらが生み出すカルチャーなどGREENROOMのセンスと重ね合わせたトピックスを紹介する。オンエアは毎週土曜12時55分ごろから。
SKY-HIが登場したのは、5月31日(土)放送のJ-WAVE『BLUE IN GREEN』(ナビゲーター:甲斐まりか)のコーナー「ANESSA SENSE OF ROOM」。音楽、アート、スポーツ、フードといったジャンルを通じて、アーティストの魅力や活動内容、イベント情報、そこから広がるカルチャーを、GREENROOMのセンスを交えて紹介するコーナーだ。
天気が味方したステージになった
音楽とアートのサーフカルチャーフェスティバル「GREENROOM FESTIVAL 20th Anniversary」が5月23日(金)、24日(土)、25日(日)の3日間、神奈川・横浜赤レンガ倉庫にて開催された。週末の2日間、入場無料エリア・サーフマーケットにJ-WAVEブースを出展し、25日(日)には『BLUE IN GREEN』の公開収録を実施した。ブースは資生堂のANESSAとコラボ
ナビゲーター・甲斐まりかも製品を試すなど、公開収録という特別な一日を楽しんだ
甲斐:ライブを終えたばかりですけども、いかがでしたか?
SKY-HI:楽しかったですね! ひさしぶりに出し切った感じがあります。
甲斐:私も拝見しましたが、最高でした! ステージを出られた瞬間に青空になったじゃないですか。太陽も味方してくれていましたね。
SKY-HI:そういうことってよくあるんですよね(笑)。フェスのたびにそうなるので、バンドメンバーも「傘を持ってきていなかった」と言っていました。
集大成となるヒップホップアルバムを2025年内に発売予定
SKY-HIは現在、ラッパーとして集大成となるヒップホップアルバム『Success is the Best Revenge』を制作中だ。2025年内のリリースを予定している。甲斐:集大成と表現されていますが、SKY-HIさんのなかで区切りや到達点を感じる出来事があったのでしょうか?
SKY-HI:自分の曲の歌詞を書くときだけ“仕事感”がないんですよね。かといって、遊びの方向でもなくて、ひさしぶりに日記を書く感覚に近いんです。何を歌おうかとゆっくり考える時間はないので、スタジオに入ってビートができあがっていくのと同時に考えることがほとんどなんですよ。今日のフェスの最後にやった曲(タイトル未定)は、普通の曲みたいに16小節をラップして、フック部分が来てっていうのをイメージして、なんとなくバースを書いていったんです。そうしたら、結果的に96小節ぐらいずっとラップしている曲になったんですね。いま、いちばん心から出てくる言葉だなと思いました。曲ができてほどなくして、これがきっと『Best Revenge』という曲になり、『Success is the Best Revenge』というアルバムが2025年に出るんだなとそのとき感じたんです。それが2024年5月の話なので、1年経っちゃいましたね(笑)。
甲斐:SKY-HIさんは2025年に4枚のシングルをリリースされています。BMSGのグループやソロアーティストをたくさん手がけてきた経験は、ご自身のソロでの制作にプラスになっていますか?
SKY-HI:才能豊かなソロアーティストがいっぱい集まってくれているので、プロデュースよりは、みんなといるときのほうが(刺激になる)。自分のことをよく知るのって、自分を見つめるよりも人との違いを照らしたほうがわかるじゃないですか。
甲斐:たしかにそうですね。
SKY-HI:「これをやるならAile The Shotaがいいな」「これはNovel Coreがいっぱいやっているしな」みたいに、edhiii boiにしろREIKOにしろ、意識の大きなところにみんながドンといるんですよね。なので、スタジオに行って新曲を作ろうってなったときに、自然と自分にしかできないものになっていくんです。自分を知るきっかけにみんながいる、みたいな感覚がすごくあります。そういう刺激がいちばん大きいですね。
edhiii boiの才能と努力を賞賛
SKY-HIはアルバムリリースに向けたシングル第4弾『deaf feat. edhiii boi』を5月2日(金)に配信リリースした。SKY-HI『deaf feat. edhiii boi (Prod. edhiii boi)』
SKY-HI:元気でしたね(笑)。あ、edhiiiだ!
甲斐:まさかのご本人が! ステージでもサプライズでしたけども、こちらでもサプライズでした(笑)。ラッパーとしてプロデューサーとして、それぞれどのように評価されていますか?
SKY-HI:たまに、ちょっとひねったらドバっと水が出る蛇口ってありますよね。edhiiiはそういうタイプのアーティストだと思っているんです。ものすごく積み重ねを感じるというか、歌とかダンス、ラップ、曲制作がものすごく深く体に刻み込まれています。濃いだけじゃなく、長い時間を音楽と過ごしてきた人じゃないとできないものがある。
SKY-HIは積み重ねてきた数々の経験を蛇口の水流に見立て、その水圧に見合うホースがedhiii boiには備わっていると説明する。
SKY-HI:ホースがすごくしっかりしているから、爆発的な水流を自在に操るアーティスト性を発揮できるんですよね。オリジナリティと、それを支える型が共存しているアーティストって本当に少ないのに、それが中学生のころからずっとあったので、あまり見たことがないタイプですね。まさしく“天才”と呼ばれる人だと思います。
【関連記事】Aile The Shotaが「BMSGアーティスト」の魅力を語る! ピュアに嫉妬する存在とは?
普遍的な遊びを経験していきたい
番組では「Free to Shine」をテーマにトークを進行した。甲斐:最近、太陽の下で楽しんだ思い出はありますか?
SKY-HI:フェスですし、今日かな(笑)。
甲斐:私のなかで「GREENROOM FESTIVAL」って、これから夏が始まるなっていうイメージがあります。この夏、出かけたい場所はありますか?
SKY-HI:いまは次のグループを作るオーディション「THE LAST PIECE」をやっていて、10代の子たちと過ごすことになるんですね。シビアな部分は絶対あるけれど、1日、2日ぐらいは自然を感じられるところはあったほうがいいなと思っています。昔は、昼間にAAAというグループをやって、夜は曲を作るかクラブに行って、ライブをしたりバトルしたりしかしてなかったんですね。ベタな遊びというのを全然やってこなかったんですけど、それをやっていたほうが「自分は何者か」という、固有のアーティスト性にもうちょっと早くたどり着いたと思うんですよ。たとえば、「海に行く」って3,000〜4,000年ぐらい前からやってる遊びじゃない?
甲斐:きっとそうですね(笑)!
SKY-HI:海に行くことを“遊び”として捉えるのって、きっと言葉より先にあった気がするんですよね。そういう普遍的な遊びが人間の成長にすごくいい方向に寄与するんじゃないかと感じるので、そういうのをやっていきたいなと思っています。楽しそうな話じゃなくてすみません(笑)。
甲斐:いえいえ。2025年、自然のなかで夏の思い出ができたらいいですね!
SKY-HI:プールもいいけど、海に行ってみたいなあ。まあ、今日行けたからいいか(笑)。
甲斐:今日のフェスは海にカウントしていいと思います!
SKY-HI:ライブしながら海も見られる経験ってなかなかないですね。
J-WAVE『BLUE IN GREEN』のコーナー「ANESSA SENSE OF ROOM」では、MUSIC・ART・SPORTS・FOODを通して、アーティストやその活動、イベント、そしてそれらが生み出すカルチャーなどGREENROOMのセンスと重ね合わせたトピックスを紹介する。オンエアは毎週土曜12時55分ごろから。
番組情報
- BLUE IN GREEN
-
毎週土曜12:00-15:00