青山テルマ、『そばにいるね』大ブレイクで多忙に…それでも大学を中退しなかった理由は?

シンガーの青山テルマが、歌手を目指したきっかけや大ヒットからの環境の変化、これからの夢を語った。

青山が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『ORIENT STAR TIME AND TIDE』(ナビゲーター:市川紗椰)。7月29日(土)のオンエア内容をテキストで紹介する。

悩んでいるときのほうが言葉が生まれやすい

青山と市川は同じインターナショナルスクール出身。1学年違いで、これまで接点はなかったが、今回ようやく会うことができて2人は盛り上がる。青山は学生時代から歌手を目指していたと振り返る。

青山:うちらの高校ってけっこう厳しくて、他の活動ってなかなかできないから、卒業してから本格的にデビューって感じだったかな。

市川:曲もその頃から書いてた?

青山:そうだね。ずっと目指してたから。15歳のときにオーディションに受かって、当時ロサンゼルスに住んでたんだけど、そこから東京に来て、ずっと歌を頑張ってたって感じですね。

市川:よくそんなに切ない曲を書けるよね。こんなに明るいのに(笑)。

青山:たしかに私のイメージってそっちじゃないもんね。逆にインターナショナルスクールの友だちとか、デビュー前のうるさい私を知ってる人たちからしたら、きっと(2008年に)『そばにいるね』でデビューしたときに「えっ、こいつこんなに静かだったっけ?」「イメージ違わない?」っていうのは大きかったと思う。

市川:「そばにいるね」じゃなくて「めちゃくちゃおる!」って感じだった(笑)。

青山テルマ feat.SoulJa / そばにいるね

市川:曲を書くのって、苦しいときのほうがスラスラ出てくるようなイメージがあるんだけど。

青山:何かにぶつかったり、悩んでたりするときのほうがいろんな感情になるじゃないですか。逆にハッピーなとき、もちろんそれも言葉としてあるんですけど、ちょっと悩んでるときのほうがいろんな言葉が生まれやすいのはありますね。制作中はちょっと1人の世界にのめり込みやすくなっちゃうけど、そこに引っ張られすぎてもアレなので、うまくバランスを取って。

市川:バラエティなどもいろいろ出られてますけど、仕事を選ぶ基準とかありますか。

青山:怖いなって思う仕事でも1回チャレンジしてみるっていうのはすごく心がけていたり。去年初めて連続ドラマに出演させてもらったりとか、それもオフォーきたときは怖いっていうか初めてやることだし、自分がどれだけできるかわからないけど、その怖いに1回勝ってみたいっていう気持ちもあります。あとは楽しそうみたいな、そういうすごくシンプルな気持ち。損得とかよりもシンプルに楽しそうだなとか会いたいなとか、そういうので選ばせていただいたりすることが多いですね。

市川:カッコいい。怖いものをあえてやるってすごい。最初からそういう性格なんですか?

青山:チャレンジがあるとやり遂げたいじゃないけど、負けず嫌いなところもあるから、チャレンジしてるときが楽しいって思えるようにしている部分はあるかもしれないですね。

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小学生の頃から毎年歌を披露していた

青山は奈良県出身で、大阪のインターナショナルスクールに往復3、4時間かけて通っていた。

青山:インターナショナルスクールって、今だったら東京は特にいろんなところに増えて、ミックスの子どももそんなに珍しいって感じではないと思うんですけど、当時はミックスの子どもって、奈良のど田舎に住んでたこともあるし、英語も日本語もしゃべれるようにっていう親の気持ちでインターナショナルスクールに通っていました。

市川:歌はそのときから?

青山:10歳くらいからゴスペルを始めて、そこからアーティストを目指したいという気持ちが芽生えて。インターナショナルスクール特有のタレントショーみたいなのがあるじゃないですか。

市川:年に1回、隠し芸大会的な。

青山:そうそう。各自見せたい芸をただやるっていう(笑)。ピアノを弾く人もいれば、マジックを見せる人もいるし、歌う人もいるし、本当に披露したいものを披露する時間があって、毎年小学生から歌を披露してました。それを見てた友だちのお母さんが「歌をやったらいいんじゃない?」ということを言ってくれて。そこからゴスペルのレッスンを受けるようになって、ライブやステージに立つ楽しさを感じました。だから歌手は小さいときから目指してて、歌うのが楽しいなという感じでしたね。

市川:そのときよく聴いていたアーティストは?

青山:ジャネット・ジャクソンが最初に好きになったアーティストではあるんですけど、家でも洋楽が流れている家庭だったので、洋楽を聴いていたことが多かったですね。

大学在学中に『そばにいるね』で大ヒットを果たした青山は、大学と音楽活動の両立が難しかったと明かす。

青山:大学1年生のときにデビューして、その4カ月後に『そばにいるね』が出て。厳しい大学だったので、フル単位で取ってたし、できるだけ早く卒業したいというのは最初から目標としてあって。だけど、仕事と重なったときに本当にスケジュールが(大変で)。2、3年くらい寝てる記憶がそんなにないくらい忙しくて。大学って途中で辞めていく人も多いじゃない。大学じゃなくてこういう職に就くとか、やりたいことが見つかったとか。大学を辞めていく友だちもすごく多くて、その中で「テルマはもうデビューしてるし、仕事もあるし大学辞めないの?」って言われたこともあるんだけど。

市川:ずっと歌手をやりたくてそんなにヒットしたら大学は辞めちゃうのかなって思うけど。

青山:もちろん辞めたいって思った時期もあったんですけど、そこも負けず嫌いな私が勝っちゃって。自分で学費を払ってるからもったいないっていうのが第一(笑)。あとはそのとき小学生とか若い人たちも私の音楽を聴いてくださったりとか、ファンレターとかもけっこうお子さんから多かったので、インタビューとかで「学校は行ったほうがいいよ」じゃないけど、勉強はある程度楽しみながらやったほうがいいって自分が発言する言葉に対しての重みがなくなっちゃうなって思ったんです。

市川:信憑性がね。

青山:そう。辞めちゃったらこれまで自分が発言したことの意味がなくなるんじゃないかとか、そこでちょっと責任を感じてしまった自分がいて。そこでちょっとまじめな自分が勝っちゃって、卒業だけはしようって自分の中では決めていました。

楽しく生きたい

昨年、青山はデビュー15周年を迎えた。「これまでいろんなことにチャレンジさせてもらっているので、自分が楽しいなと思ったことを続けられたら」と口にする。

青山:その上で、ファンのみなさんもそうだし私のまわりもそうだし、みんながハッピーじゃないけど、誰かの笑顔につながればいいなって、ずっと活動を15年やってきたなかでそれは変わらないので。自分が楽しいって思ったものを誰かが楽しいって思ってくれたらすごくうれしいことなので、そういうラフな感じでチャレンジし続けていくんだろうなっていう。あんまり固く次の目標はこうですって提示するより、そのとき自分がいいなとか楽しいなとか面白いなってことを続けられたらいいなという感じですね、今は。

市川:このジャンルはまだやってないなというものはあったりしますか。

青山:チャレンジしたことがないジャンルはほとんどもうないかもしれない。ドラマも出させていただいたりとか、フリーペーパーの編集長をやらせていただいたりとか、チャリティを立ち上げたりとか、バラエティとかラジオとか音楽とか、表現者としていろんなことを経験できているなというのは自分の中での強みでもあるので、その時々で何かチャレンジしてるんだろうなとは思いますね。音楽的にもそうだし、常に自分が何を伝えたいのかを自分の中で訊きながら続けていくんだろうなと思います。

市川:そこであえて夢ってありますか?

青山:夢ってあんまりないんだけど、自分もそうですし、みんなが楽しくすごせたらいいなと思います。あと歳をとっていくうえでも自分のことを飽きさせないじゃないけど、そのときそのときにぶつかる感情を大事にしていけたらいいなと思います。楽しく生きたいって感じ。

青山テルマの最新情報は、公式サイトまで。

ゲストの過去・現在・未来に市川紗椰が迫る、J-WAVEの番組『ORIENT STAR TIME AND TIDE』。放送は毎週土曜日の21時から。
radikoで聴く
2023年8月5日28時59分まで

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番組情報
ORIENT STAR TIME AND TIDE
毎週土曜
21:00-21:54

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